歌い手に自作自演と批判されたけど辞書通りの意味で反論されたのはなぜだったのか

1: 名無しさん
歌い手が自作自演で再生数伸ばしたとか言われててめちゃくちゃモヤモヤするんだが

2: 名無しさん
不正アクセスとかサクラ行為のことかと思ったら、辞書通りの意味とか言い出して意味不明すぎだろ

3: 名無しさん
言葉通りの意味で反論されたら何も言えなくなるし、結局どっちが正しいのか誰か教えてくれ

 

音楽活動を行う人物に対して「自作自演」という言葉が使われた際、それが不正行為を指しているのか、それとも才能を称える言葉なのか判断に迷う場面は少なくありません。この問題の背景には、言葉が持つ辞書通りの本来の意味と、インターネット上で定着したスラングとしての意味のズレが存在しています。

 

自作自演という言葉が持つ2つの意味

ひかわ
自分で作った曲を自分で歌うことなのに、なんで叩かれるような意味で使われるの?

 
本来「自作自演」という言葉は、演劇や音楽の分野において、自ら作品を制作し、それを自分自身で表現・演奏することを指す言葉です。自身で作詞や作曲を手掛け、それをそのまま自分で歌って配信する行為は、まさに辞書に載っている通りの自作自演にあたります。音楽業界においては、シンガーソングライターのように自立したアーティストであることを示す肯定的な表現として使われてきた歴史があります。
一方で、日常会話やインターネット上では「自分で作った状況で、周りを騙す演出を行うこと」という、いわゆるヤラセ行為を指す言葉として使われる機会が増えました。複数名義を使って自画自賛のコメントを書き込んだり、不正な方法で再生数を増やしたりするずる賢い行為を指して自作自演と呼ぶ風潮が定着しているため、受け手によって解釈が大きく分かれてしまいます。

辞書通りの意味で反論する主張の正当性

ひかわ
ズルをした意味で言っておきながら辞書を持ち出してくるのはずるくない?

 
言葉の定義のみに焦点を当てた場合、自身で楽曲を制作し、それを自分自身で演奏や歌唱を行う行為を自作自演と呼ぶこと自体は、国語辞典などの記述と完全に一致しており、間違いではありません。そのため、「自分が作った楽曲を自分で演奏しているという意味だ」という反論は、言葉の辞書的定義としては正しいものとなります。
しかし、文脈として不正行為を疑わせるような含みを持たせて発言しておきながら、指摘された途端に辞書通りの肯定的な意味へすり替える行為は、論点のすり替えや皮肉といった対話上の手法として使われている側面が強くなります。言葉の定義としては正正堂堂とした正論ですが、コミュニケーションの文脈においては、相手の誤解やネット用語としての共通認識を利用した揺さぶりと言えます。表現の正しさと、その発言が意図した文脈の誠実さは別物として整理する必要があります。

まとめ

  1. 自作自演には自分で作って自分で演奏するという本来の意味と、ヤラセや自作の演出という俗用表現の2つが存在する

  2. 作詞作曲と歌唱を自力で行うスタイル自体は辞書の定義通りであり、言葉の意味として間違っていない

  3. 辞書通りの正しさがあっても、対話の文脈において意図的な言葉のすり替えが行われるケースがある

言葉の本来の定義と、ネット上で使われるニュアンスの違いを把握しておくことで、余計な混乱や水掛け論を避けることができます。