YouTubeの死者と会話できる動画は本物?科学的なからくりと演出の裏側

1: 名無しさん
YouTubeで死者と会話できるとかいうチャンネル流れてきたんだけどマジなんか?

2: 名無しさん
冷静に考えてそんなわけないだろと思いつつ、動画で見せられると一瞬ビビるわ

3: 名無しさん
機械から声が出てる仕掛けとか、どういう裏があるのか知りたい

 

YouTube上で死者と会話ができると謳う動画を見て、本当にそんな現象が存在するのか疑問に感じる人は少なくありません。こうした動画のほとんどは音響技術や心理的な錯覚を利用したエンターテインメント演出であり、現実的な仕組みで説明がつきます。

 

死者と会話する動画で使われている音声技術の裏側

ひかわ
スピリットボックスとかいう機械から本当に声が聞こえているように見えるけど何なの?

 
特殊な機械から故人の声が聞こえているように思える動画では、ノイズ混じりのラジオ音声や編集技術が巧みに使われています。広帯域のラジオ周波数を高速でスキャンする機器は、既存のラジオ放送の断片をランダムに拾い集めるため、人の声のような音が一瞬聞こえる仕組みです。人間には無意味な音の連なりの中から意味のある言葉を聞き取ろうとする脳の働きがあり、これを心理学ではパレイドリア現象と呼びます。例えば、風の音や機械の雑音が「ありがとう」という言葉に聞こえてしまうのは、視聴者側が言葉を探しながら聞いているからです。さらに、動画編集時に効果音や字幕を後から追加することで、あたかも意図した会話が成り立っているかのように見せかける手法が頻繁に用いられています。演出であることを知らずに見ると、不可解な現象が起きていると錯覚してしまいます。

なぜ人は怪しいスピリチュアル動画を信じてしまうのか

ひかわ
作り物だと分かっていても何となく信じたくなるのはどうしてだろう

 
身近な人を亡くした遺族の心理状態は非常に繊細であり、少しでも故人の存在を感じたいという思いが判断力を鈍らせることがあります。動画配信者はそうした視聴者の心理的な隙間に着目し、感情を揺さぶるようなストーリー構成で動画を作り込んでいます。よくある手法として、誰にでも当てはまるような抽象的なメッセージを投げかけ、視聴者が自分の状況に合わせて勝手に意味を解釈するように誘導するやり方が存在します。これは占いなどでも使われる心理技術の一種です。身近な例で言えば、見知らぬ人から「最近悩み事がありますね」と言われて自分の状況を重ね合わせてしまうのと全く同じ仕組みです。演出として割り切って楽しむ分には問題ありませんが、現実の出来事として過度に没頭してしまうと、高額な商品購入や怪しいセミナーへの勧誘といったトラブルに巻き込まれる危険性もあります。

まとめ

  1. 死者と会話しているように見える動画は、ラジオノイズや字幕演出による心理的な錯覚を利用したもの

  2. 人間の脳には無意味な音から知っている言葉を聞き取ってしまうパレイドリア現象という働きがある

  3. 演出として割り切り、現実的な判断力を失わないように注意する