VALORANTをプレイしようとしたらVAN9001エラーで落とされ、解決のためにセキュアブートを有効にしたら、今度はWindows自体が起動しなくなる……。
いきなりPCが使えなくなると、壊してしまったのではないかと焦ってしまいますよね。
OSのパーティション形式を確認し、正しい設定へ移行しよう
まずは安心してください。PCが壊れたわけではありません。Windowsが起動しなくなったのは、設定の不一致によるシステム上の保護機能が働いているだけです。
セキュアブートを無効にすればWindowsは起動する状態ですので、まずは一度無効に戻してPCを立ち上げましょう。
問題の解決には、Windowsがインストールされているドライブの「パーティション形式」を確認する必要があります。
- キーボードのWindowsキーを右クリックし、「ディスクの管理」を開きます(読み込みに時間かかるので待ちましょう)。
- そこからOSが入っているディスク(通常はディスク0)を右クリックしてプロパティを開き、「ボリューム」タブを確認してください。
- ここが「マスター ブート レコード (MBR)」となっている場合、セキュアブートを有効にするとWindowsは起動しません。
対処法として、データを保持したままMBRから新しい形式である「GPT」に変換するWindows標準のツール(MBR2GPT)を使用するか、マザーボードのBIOS設定で「CSM(Compatibility Support Module)」が無効になっているかを確認しながら、環境を整えていく必要があります。
方法は以下です。
MBRからGPTへ!初心者でもできる安全な変換手順
「コマンド操作」や「BIOS」と聞くと難しそうに感じますが、手順通りに行えば大丈夫です。
ただし、システムの設定をいじるため、念のため大切なデータ(写真やゲームのセーブデータなど)はUSBメモリ等にバックアップしてから進めてください。
ステップ1:コマンドプロンプト(管理者)を開く
まずは、黒い画面に文字を打ち込んでPCに指示を出せる「コマンドプロンプト」というツールを使います。
- 画面下のWindowsマーク(スタートボタン)をクリックするか、キーボードのWindowsキーを押します。
- そのままキーボードで cmd と入力します。
- 検索結果に「コマンド プロンプト」が表示されるので、右側のメニューから「管理者として実行」をクリックします。(「このアプリがデバイスに変更を加えることを許可しますか?」と出たら「はい」を押してください)
ステップ2:変換できるかテストする(Validate)
いきなり変換するのではなく、まずは「今の状態で安全に変換できるか」をPCにテストさせます。以下の文字列をコピーして、黒い画面に貼り付け(または入力)して、Enterキーを押してください。
少し待って、「Validation completed successfully」(検証に成功しました)と表示されれば準備完了です!次のステップへ進みましょう。
※もし「Failed」などの赤いエラー文字が出た場合は、このツールでの変換ができない環境です。無理に進めず、Windowsのクリーンインストール(入れ直し)を検討してください。
ステップ3:実際にGPTへ変換する(Convert)
テストに成功したら、いよいよ変換です。以下の文字列をコピーして貼り付け、Enterキーを押します。
「Conversion completed successfully」(変換に成功しました)と表示されれば、OSの形式は最新の「GPT」に生まれ変わりました!
※注意:まだPCは再起動しないでください!次にBIOSの設定を変更する必要があります。
ステップ4:BIOS(UEFI)画面を開き、設定を変更する
形式が新しくなったため、マザーボード(PCの根本のシステム)側の読み込み設定も新しくしてあげる必要があります。
- Windowsのスタートメニューから「再起動」をクリックします。
- 画面が暗くなり、再びPCのメーカーロゴ(ASUS, MSI, ASRock, Dellなど)が表示された瞬間に、キーボードの「F2」キーまたは「Delete」キーをトントントンと連続で何度か押します。
- 普段見慣れない英語の画面(BIOS/UEFI画面)が開きます。
ここから先はPCのメーカーによって画面が異なりますが、探す項目は以下の2つです。(※「Advanced Mode(詳細モード)」などに切り替える必要がある場合があります)
- ①「Boot(起動)」タブの中にある「CSM」を探す
CSM(Compatibility Support Module)は古い形式を読み込むための機能です。これを「Disabled(無効)」に変更します。 - ②「Security(セキュリティ)」または「Boot」タブの中にある「Secure Boot(セキュアブート)」を探す
これを「Enabled(有効)」に変更します。(※あわせてTPM2.0が有効になっているかも確認してください)
ステップ5:設定を保存して再起動!
設定が終わったら、キーボードの「F10」キー(保存して終了)を押します。「Save & Exit?(保存して終了しますか?)」と聞かれるので「Yes(はい)」を選びます。
これでPCが自動的に再起動します。
無事にWindowsの画面が立ち上がれば、すべての作業は完了です!これでVALORANTを起動しても、VAN9001エラーで弾かれることはなくなっているはずです。
ご自身でのコマンド操作に不安がある場合は、大切なデータをバックアップした上で、OSをクリーンインストール(GPT形式で入れ直し)するのも一つの確実な手段です。