【VALORANT】VAN9003でセキュアブートを有効にするとBIOS画面がループしてパソコンが起動しなくなる!

 

Windows 11環境でVALORANTの「VAN9003」エラーを解消するため、BIOS設定でCSMを無効化しセキュアブートを有効にした結果、OSが立ち上がらずBIOS画面がループしてしまう現象について解説します。

 

BIOS設定を初期状態に戻してWindowsを起動させる

ひかわ
VALORANTを遊ぶためにネットで調べてCSMを無効にしたら、何度再起動してもBIOS画面に戻されてWindowsが開かなくなっちゃった!もしかしてパソコン壊れちゃった!?

 

現状は、OSを起動するためのデータ形式とマザーボードの起動モードにミスマッチが発生し、Windowsを読み込めていない状態です。パソコン本体やデータが破損しているわけではありません。

まずはBIOS設定を元の状態に戻し、Windowsが起動する環境を復旧させます。

 

  • ASRockなどのマザーボードのBIOS画面(パソコン起動時にF2キーやDeleteキーを押して入る画面)を開きます。
  • 画面上部の「Boot(起動)」メニュー内にある「CSM(Compatibility Support Module)」という項目を探し、これを「Disabled(無効)」から「Enabled(有効)」に戻します。
  • 次に「Security(セキュリティ)」メニューなどにある「Secure Boot(セキュアブート)」を「Disabled(無効)」にします。

設定を変更した後、保存して終了(F10キーを押してYesを選択など)を実行すると、通常のWindows画面が起動します。

 

ディスクのパーティションスタイルをGPT形式に変換する

ひかわ
よかった、Windowsは無事に立ち上がったよ!でも、このままじゃ結局VAN9003エラーが出たままになって、VALORANTが遊べないよね。次は何をすればいいの?

 

Windowsが起動したら、システムドライブのデータ形式をセキュアブートに対応した「GPT形式」に変換する作業を行います。

 

  • 画面下のWindowsマークを右クリックし、「ディスクの管理」を開きます。
  • Windowsがインストールされているディスク(通常はディスク0)の左側のグレーの枠部分を右クリックし、「プロパティ」を開きます。

「ボリューム」タブ内にある「パーティションのスタイル」を確認します。ここが「マスター ブート レコード (MBR)」になっていることが、BIOS画面がループする直接の原因です。

 

  • Windowsの検索窓に半角英数で「cmd」と入力し、「コマンド プロンプト」を右クリックして「管理者として実行」を選択します。
  • 黒い画面上で、半角英数スペース含め正確に「mbr2gpt /convert /allowFullOS」と入力し、Enterキーを押します。
  • 変換に成功したというメッセージ(Conversion completed successfully)が表示されたら、コマンドプロンプトを閉じてパソコンを再起動します。
  • 再びパソコン起動時にF2キーやDeleteキーを押してBIOS画面に入り、CSMを「Disabled(無効)」、セキュアブートを「Enabled(有効)」にして保存します。

以上の手順でデータ形式が新規格に変換され、セキュアブートを有効にした状態でもWindowsが正常に起動するようになります。

 

なぜCSMを無効にするとWindowsが立ち上がらなくなるのか

ひかわ
そもそも、どうしてセキュアブートを有効にするための設定をしただけで、Windowsが起動しなくなっちゃうような仕組みになってるの?ただのゲームのエラー対策なのに大掛かりすぎるよ!

 

これは、Windowsがインストールされた時の古いデータ管理形式と、最新のゲームが要求する新しいセキュリティ規格の間に、物理的なシステムの互換性がないために発生する現象です。

ストレージにデータを保存しOSを立ち上げるためのルール(パーティションスタイル)には、旧来の「MBR形式」と、大容量かつ安全性の高い「GPT形式」の2種類が存在します。

MBR形式でインストールされたWindowsを起動するには、「CSM」という過去のシステムとの互換性を保つためのサポート機能がマザーボード側で必須となります。

 

一方で、VALORANTのアンチチートシステム「Vanguard」が要求する「セキュアブート」は、起動プロセスの初期段階で不正なプログラムが実行されるのを防ぐ強固なセキュリティ機能です。

このセキュアブートは、新しい「GPT形式」のデータと「UEFI」という最新の起動モードの組み合わせでしか動作しない仕様になっています。

そのため、セキュアブートを有効にする目的でCSMを無効化すると、マザーボードは最新のUEFIモードで起動しようとしますが、ストレージ上のWindowsは古いMBR形式のままになります。

結果として、システム側が「OSの起動セクタが見つからない」と判断し、安全装置として強制的にBIOS設定画面へループさせる構造になっています。

データ形式をMBRからGPTへ変換することでこの矛盾が解消され、マザーボードのセキュリティ要件とOSの起動要件が一致し、正常にゲームの起動が許可される仕組みです。

 

まとめ

  1. BIOS画面がループするのは、Windowsのデータ形式がMBRのままCSMを無効化して起動しようとしているため
  2. コマンドプロンプトでデータ形式をMBRからGPTに変換することで、セキュアブートを有効にしても正常に起動するようになる

システムとデータの規格を正しく一致させることで、セキュリティ要件を満たした状態でゲームを起動できるようになります。手順に沿って設定を整え、万全の環境でVALORANTでの対戦を楽しんでください。