【VALORANT】「VAN: RESTRICTION」で起動できない?「HVCI enabled」エラーが表示される原因とBIOS設定や対処法

 

「昨日までは普通に遊べていたのに急に英語のエラーが出た」「メモリ整合性の設定は合っているはずなのに起動しない」と困惑していませんか?

この記事では、VALORANTの厳格なセキュリティ要件である「HVCI」の仕組みと、初心者でもできるBIOS設定の手順を分かりやすく解説します。

 

Windowsの設定とBIOS設定の両方を確認する

ひかわ
巷でよく言われている「メモリ整合性」はONにしてあるはずなんだけど……。なんでエラーが出るの?BIOSなんて触ったことないし、壊しそうで怖くて手が出せないよ。

 

画面に表示されている「Your account does not meet the following requirements… HVCI enabled」という警告は、Windows上の設定だけでなく、パソコンの土台であるマザーボード(BIOS)の設定が不足している時にも表示されます。

「Windowsの設定画面ではONになっているのに、機能として完全に動作していない」という状態を解消するために、以下の手順でBIOS(バイオス)の設定を確認しましょう。

 

手順1:BIOS(UEFI)画面を開く

  • パソコンを一度シャットダウンし、電源ボタンを押した直後に、キーボードの特定のキーを連打します。

ほとんどのメーカーは「Delete キー または F2 キー」でOKです。

※メーカーロゴが表示されるタイミングで連打してください。

 

手順2:「仮想化機能(Virtualization)」を有効にする

ひかわ
BIOS画面に入れたら、CPUの仮想化支援機能を「Enabled(有効)」に変更する必要があります。

 

使っているCPU(IntelかAMDか)によって項目名が異なります。

  • Intel製CPUの場合:
    →探す項目名:Intel Virtualization Technology、VT-x、Vanderpool など
    →場所の目安:「Advanced」→「CPU Configuration」の中に配置されていることが多いです。
    →この項目を見つけたら、値を「Enabled(有効)」に変更してください。

 

  • AMD製CPUの場合:
    →探す項目名:SVM Mode、AMD-V など
    →場所の目安:「Advanced」→「CPU Configuration」や「OC(Overclocking)」タブの中に配置されていることが多いです。
    →この項目を見つけたら、値を「Enabled(有効)」に変更してください。

 

手順3:保存して終了する

設定を変更したら…

  • キーボードの F10 キーを押して「Save & Exit(保存して終了)」を選択し、パソコンを再起動します。

これでWindowsが立ち上がったら、VALORANTが起動できるか確認してください。

 

「メモリ整合性」がグレーアウトしていないか確認する

ひかわ
BIOSの設定は終わったけど、本当にこれで合ってるのかな?念のためWindows側の設定も、もう一回見ておいた方がいい?

 

BIOSの設定を変更した後、念のためWindows側の「コア分離」の設定が正しく認識されているか再確認しましょう。

BIOSで仮想化を有効にしたことで、これまでエラーが出ていた部分が正常に機能し始める場合があります。

  • Windowsの検索バーに「コア分離」と入力して開く。
  • 「メモリ整合性」のスイッチが オン(青色) になっているか確認する。

もしここで「互換性のないドライバーがあります」といってオンにできない場合は、表示された古いドライバーを削除する必要がありますが、まずはBIOSでの仮想化設定(手順1〜3)が最優先です。

ここがクリアできていれば、エラー画面の「HVCI enabled」の条件は満たされます。

 

なぜ「HVCI」のエラーが出るのか(アンチチートの仕組み)

ひかわ
そもそも「HVCI」って何なの?なんでゲームをするだけなのに、こんな専門的な設定を要求してくるの?厳しすぎない?

 

VALORANTが起動しない根本的な原因は、あなたが何か設定ミスをしたからではなく、ゲームの公平性を守るアンチチートシステム「Vanguard」が、非常に高度なセキュリティ環境を要求しているからです。

 

HVCI(Hypervisor-Protected Code Integrity)とは?

HVCIは、簡単に言えば「仮想化技術を使って、不正なプログラムがメモリを改ざんできないように隔離して守る機能」です。

  • 通常のセキュリティ: 部屋(Windows)の中に金庫(メモリ)がある状態。鍵を開けられれば中身が見えてしまう。
  • HVCI有効化: 部屋の中に「透明なバリアで守られた別空間」を作り、そこに金庫を置く状態。

VALORANTでは、チートツールがWindowsの深い部分(カーネル)に侵入するのを防ぐため、この「バリア(HVCI)」が有効になっていないPCではゲームを起動させない仕様になっています。

 

BIOS設定が必要な物理的な理由

この「透明なバリア」を作るためには、OS(Windows)の力だけでは足りず、CPUそのものが持つ「仮想化機能」というパワーを借りる必要があります。

Windows側で「メモリ整合性をオンにする(バリアを作れ)」と命令しても、BIOS側で「仮想化機能(バリアを作る道具)」の使用許可が出ていないと、命令が実行できずにエラー(HVCI enabled が満たされない)となってしまうのです。

これが「メモリ整合性はオンに見えるのに、起動できない」という現象の正体です。システムとしては「オンにしようとしているが、道具がないので完了していない」状態と言えます。

 

まとめ

  1. 「HVCI enabled」のエラーは、Windowsの設定だけでなくBIOSの仮想化機能がオフになっていることが主な原因。
  2. BIOS画面でIntelなら「VT-x」、AMDなら「SVM Mode」を探して「Enabled」に変更する必要がある。

BIOS画面は普段見慣れないため緊張するかもしれませんが、手順通りに行えば難しいことではありません。この設定を行えば、PCのセキュリティ自体も向上し、安心してVALORANTを楽しめるようになります。