自宅の固定電話が鳴ったので、ナンバーディスプレイを見てみると、そこには見慣れない数字の羅列が。
「3406784983116」
……えっ、長い!?
13桁の正体は「国番号」+「電話番号」
今回例に挙げた「3406784983116」という番号。これを分解するとこうなります。
34(国番号:スペイン)
06784983116(相手の電話番号)
つまり、スペイン(を経由した回線)からかかってきた国際電話だったのです。
日本の固定電話の機種によっては、国際電話であることを示す「+」や「010」が表示されず、国番号からそのまま数字だけが表示されるため、このように「謎の長い数字」に見えてしまいます。
犯人はスペインにいるの?
実はこれ、発信元を偽装(スプーフィング)している可能性が極めて高いです。
インターネット回線を使った電話なら、世界中のどこにいても、パソコンの設定一つで「スペインからの電話」に見せかけることができます。
犯人は日本国内にいるかもしれないし、別の国にいるかもしれませんが、「追跡されにくい海外の番号」を悪用して、無差別に日本の電話を鳴らしているのです。
要注意!「34」以外にもある危険な国番号10選
「34」だけ気をつければいいわけではありません。詐欺グループはさまざまな国の番号を使い回しています。
ナンバーディスプレイに表示されたら「絶対に出ちゃダメ!折り返しちゃダメ!」な国番号の例を10個紹介します。
もし、以下の数字から始まる着信があったら要注意です。
よく見かける大国の番号(偽装されやすい)
1(アメリカ/カナダ)
もっともらしい番号に見えるため多用されます。「+1」と表示されることも。86(中国)
「中国大使館です」「荷物が届いています」という自動音声詐欺で激増中。44(イギリス)
金融投資詐欺などで使われるケースがあります。7(ロシア/カザフスタン)
一時期、無作為なワン切り電話(着信履歴を残す手口)で多発しました。
「ワン切り」詐欺で多用される国番号
これらは、折り返し電話をかけさせ、高額な国際通話料の一部をキックバックとして受け取る詐欺(国際ワン切り)でよく使われます。
247(アセンション島)
「未知の番号」として非常に有名になりました。絶海の孤島です。675(パプアニューギニア)
こちらもワン切り詐欺の代表格。686(キリバス)
688(ツバル)
216(チュニジア)
特に危険!衛星電話
881 / 882(衛星電話)
国ではなく「グローバル衛星電話システム」の番号。ここにかけると、とんでもなく高額な通話料が発生します。
対処法:とにかく「無視」に限る
もし、このような13桁(あるいはそれ以上)の番号から着信があったら、どうすればいいのでしょうか。
答えはシンプルです。
電話に出ない(すぐ切れても気にしない)
絶対にかけ直さない(高額請求やカモリスト入りのリスク)
着信拒否設定をする
「PCで番号を調べても情報が出てこない」というのは、「詐欺グループが適当に作った使い捨ての番号だから」です。
情報がないこと自体が、怪しい電話である証拠です。
固定電話のディスプレイに見知らぬ長い数字が表示されても、慌てず騒がず、「あ、ブログで見た国際詐欺電話だな」とスルーしてくださいね!