Premierのチームに友達を新たに入れたいんだけど、ランクは合っているはずなのに招待できない・・・。
という不可解な現象が報告されています。今回はこの件について解説します。
見えているランクではなく「隠しレート(MMR)」を確認する
まず最初に疑うべきは、画面に表示されているランク(アクトランク)と、システム内部で処理されている内部レート(MMR)の違いです。
Valorantのシステムにおいて、マッチメイキングやPremierのチーム分けは、目に見えるランク(ゴールド、ダイヤなど)ではなく、より精密な数値である内部レート(Hidden MMR)を基準に行われています。
あなたとフレンドが同じ「ダイヤ2」であったとしても、以下のケースではシステム上の数値が大きく異なる可能性があります。
- フレンドが最近連勝しており、内部的には「アセンダント相当」と評価されている。
- 逆にフレンドの内部レートが低く見積もられている。
- Premierチームの現在の「上位5名のMMR平均」に対し、フレンドの数値が離れすぎている。
システムは「現在の実力(MMR)」を最優先して公平性を保とうとするため、表面上のランクが一致していてもエラーが発生します。
まずは、トラッカーサイトなどで直近のパフォーマンスを確認してみるのが有効な手立てです。
シーズン途中の加入による「ディビジョン変更」の制限
ここが非常に重要なポイントですが、Premierには「登録フェーズ」と「ウィークリーマッチ期間(シーズン中)」で適用されるルールが異なります。
もし現在、すでにPremierのシーズンが始まっているのであれば、「そのメンバーを加えることで、チームのディビジョンが変わってしまう場合」は招待がブロックされる仕様になっています。
- 登録時: 幅広いランク帯でチームを組むことができ、その平均値に合わせて適切なディビジョンに振り分けられます。
- シーズン中: すでにチームは「特定のディビジョン(例:アドバンス、エリートなど)」に所属しています。
もし、招待したいプレイヤー(特に内部レートが高い人)を加えることで、チームの強さが現在のディビジョンの許容範囲を超えてしまう(上位ディビジョンへ昇格すべき強さになる)と判定された場合、公平性を保つためにシステムは参加を拒否します。
これは「途中から強い人を入れて無双する」ことを防ぐための安全装置です。
なぜその問題が起きているのか
このエラーが出ると「自分が拒否されている」「システムのエラーだ」と感じてしまうかもしれませんが、これはValorantが「競技としての公平性(コンペティティブ・インテグリティ)」を何よりも優先している証拠でもあります。
Premierモードは、通常のコンペティティブ以上に「同レベル帯のチーム同士が競い合う」ことを目的として設計されています。
そのため、以下のような厳格な判定ロジックが働いています。
1. ブースティングとスマーフの徹底排除
もしシーズン途中で、実力が突出したプレイヤー(たとえ表記ランクが同じでも、内部レートが高いプレイヤー)が加入できてしまうと、そのディビジョンのバランスが崩壊します。
システムは「表記ランク」という偽りやすい情報ではなく、「内部データ」という嘘のつけない数値を参照し、少しでもバランスブレイカーになる可能性があれば機械的にブロックします。
2. ディビジョンの「枠」という物理的な壁
Premierは明確にディビジョン(階級)で区切られています。あなたのチームが現在所属しているディビジョンには、MMRの上限と下限が設定されています。招待しようとしているフレンドの内部レートを加味して再計算した際、その数値が「現在のディビジョンの上限値」を1ポイントでも超えれば、システムは招待を完了できません。
つまり、あなたが悪いわけでも、フレンドが悪いわけでもなく、「すでに決定されたリーグ戦の公平性を守るための仕様」が機能している状態です。
これは、次のステージ(シーズン)まで待つか、あるいはMMRが近い別のメンバーを探すことでしか、システム上解決できない物理的な仕様となっています。
まとめ
- 見た目のランクではなく「内部レート(MMR)」が基準になるため、同じランクでも数値が高いと招待できない。
- シーズン途中の加入で「チームのディビジョン」が変わってしまうような変更は、システム側でブロックされる仕様である。
「一緒に遊べない」という事実はもどかしいですが、それはフレンドの実力が評価されている証拠でもあります。次のシーズン登録時に最初からメンバーとして登録すれば、適切なディビジョンで一緒に戦える可能性が高いため、今は焦らず次のチャンスに向けた準備期間と捉えてみてください。