渋谷ハルさんが主催する大会「VTuber最協決定戦(V最)」のストリートファイター6部門について、今大会(第二幕)の開催に向けた最新情報をまとめました。
DAY2 本戦 最終順位
- 1位:熱血硬派ファイトクラブ 【不破/レオス/柊/斜落】
- 2位:ぶっぱなC 【小柳/紡木/伊波/如月】
- 3位:カタメコイメキヤセ 【一ノ瀬/白雪/渡会/宇佐美】
- 4位:風雷叶鬼 【風楽/神成/叶/鬼ヶ谷】
- 5位:炊きたてファジーおにぎり 【渚/藍沢/オリバー/千羽】
- 6位:KeepOn真空花蝶扇 【花芽/ローレン/イブラヒム/葛葉】
- 7位:花重奏 【アキ/笹木/蝶屋/叢雲】
- 8位:にゃんぱちSP 【紫宮/トワ/渋ハル/天鬼】
VTuber最協決定戦の第二幕は、新ルールの導入によって様々なドラマが生まれた一方で、全体としてはデータからの予想(記事中盤に記載)が示す力関係がそのまま綺麗に反映される大会となりました。
メンバー発表時の実力データでの予想だと、総合力において優位にあった上位5チームと、大将の強さを活かすなどの尖った編成となった下位3チームとの間には、一定の戦力的な差が存在していました。実際のDAY 2本戦の最終順位を見てみると、1位から5位までをその上位5チーム(熱血硬派ファイトクラブ、ぶっぱなC、カタメコイメキヤセ、風雷叶鬼、炊きたてファジーおにぎり)が占める結果となりました。一方で、下位3チーム(KeepOn真空花蝶扇、花重奏、にゃんぱちSP)は、順位の前後こそあれ、そのまま6位から8位という結果に留まっています。ダブルエリミネーション方式や決勝での一発勝負といった新ルールによって試合のチャンスは大きく広がったものの、最終的には事前予想に示されていた「総合力」の重要性が改めて浮き彫りになる形となりました。
この結果をもたらした要因の一つが、今大会の目玉ルールであったランダム同点延長戦ルールです。大将戦を終えて同点となった際、抽選で選ばれたポジションの選手が勝負を決するこのシステムは、一見すると不確定要素が多く感じられます。しかし実際には、チーム全員が安定して戦える「全体の穴のなさ」や「チーム全員の仕上がり」がしっかりと勝敗に直結する実力主義のルールとして機能しました。どこか一つのポジションが突出して強いチームよりも、メンバー全員が一定以上の強さを持つチームが勝つ仕組みとなり、結果として各チームの地力がそのまま勝敗を決定づけたと思います。
最終的に優勝を飾った熱血硬派ファイトクラブも、本戦のウィナーズでぶっぱなCに一度敗れてルーザーズに転落し、そこから這い上がって決勝の一発勝負でリベンジするという劇的な展開を見せました。これも、事前の調整段階から実力が極めて伯仲していた上位陣同士が、全員で高いパフォーマンスを維持し続けたからこそ掴み取れた結果だと言えます。今回の大会は、新ルールやチームバランス調整によって運要素が増したわけではなく、良くも悪くも「チーム全員が強くなければ勝ち上がれない」というシビアな現実を突きつける結果となりました。誰か一人の爆発力に頼るのではなく、4人全員が地道に実力を底上げできたかどうかが勝敗を決定づける、格闘ゲームの団体戦としてのガチ要素が色濃く出た大会だったと言えます。
DAY 1 予選(総当たり戦)最終順位・結果まとめ
本戦1日目(DAY 1)の予選総当たり戦、全試合が終了した時点の最終結果です。
大将戦終了時に同点(2-2)だった試合は、すべて「同点延長戦(乱打武一騎戦)」にて勝敗が決定されています。
最終順位
- 1位(6勝1敗 / 19pt):風雷叶鬼 【風楽/神成/叶/鬼ヶ谷】
- 2位(5勝2敗 / 17pt):カタメコイメキヤセ 【一ノ瀬/白雪/渡会/宇佐美】
- 3位(5勝2敗 / 17pt):ぶっぱなC 【小柳/紡木/伊波/如月】
- 4位(5勝2敗 / 15pt):熱血硬派ファイトクラブ 【不破/レオス/柊/斜落】
- 5位(3勝4敗 / 11pt):にゃんぱちSP 【紫宮/トワ/渋ハル/天鬼】
- 6位(2勝5敗 / 12pt):花重奏 【アキ/笹木/蝶屋/叢雲】
- 7位(1勝6敗 / 11pt):KeepOn真空花蝶扇 【花芽/ローレン/イブラヒム/葛葉】
- 8位(1勝6敗 / 10pt):炊きたてファジーおにぎり 【渚/藍沢/オリバー/千羽】
※W=マッチ勝利数、PTS=各セットでの個人勝利数
各チームの対戦結果詳細
【1位】風雷叶鬼(6勝1敗 / 19pt)
◯ [勝] 4-0 vs にゃんぱちSP
◯ [勝] 2-2 vs カタメコイメキヤセ
× [敗] 1-3 vs ぶっぱなC
◯ [勝] 2-2 vs 熱血硬派ファイトクラブ
◯ [勝] 4-0 vs 炊きたてファジーおにぎり
◯ [勝] 4-0 vs KeepOn真空花蝶扇
◯ [勝] 2-2 vs 花重奏
【2位】カタメコイメキヤセ(5勝2敗 / 17pt)
◯ [勝] 2-2 vs にゃんぱちSP
× [敗] 2-2 vs 風雷叶鬼
◯ [勝] 3-1 vs ぶっぱなC
× [敗] 1-3 vs 熱血硬派ファイトクラブ
◯ [勝] 3-1 vs 炊きたてファジーおにぎり
◯ [勝] 3-1 vs KeepOn真空花蝶扇
◯ [勝] 3-1 vs 花重奏
【3位】ぶっぱなC(5勝2敗 / 17pt)
◯ [勝] 3-1 vs にゃんぱちSP
◯ [勝] 3-1 vs 風雷叶鬼
× [敗] 1-3 vs カタメコイメキヤセ
× [敗] 1-3 vs 熱血硬派ファイトクラブ
◯ [勝] 2-2 vs 炊きたてファジーおにぎり
◯ [勝] 3-1 vs KeepOn真空花蝶扇
◯ [勝] 4-0 vs 花重奏
【4位】熱血硬派ファイトクラブ(5勝2敗 / 15pt)
× [敗] 1-3 vs にゃんぱちSP
× [敗] 2-2 vs 風雷叶鬼
◯ [勝] 3-1 vs カタメコイメキヤセ
◯ [勝] 3-1 vs ぶっぱなC
◯ [勝] 2-2 vs 炊きたてファジーおにぎり
◯ [勝] 2-2 vs KeepOn真空花蝶扇
◯ [勝] 2-2 vs 花重奏
【5位】にゃんぱちSP(3勝4敗 / 11pt)
× [敗] 0-4 vs 風雷叶鬼
× [敗] 2-2 vs カタメコイメキヤセ
× [敗] 1-3 vs ぶっぱなC
◯ [勝] 3-1 vs 熱血硬派ファイトクラブ
× [敗] 1-3 vs 炊きたてファジーおにぎり
◯ [勝] 2-2 vs KeepOn真空花蝶扇
◯ [勝] 2-2 vs 花重奏
【6位】花重奏(2勝5敗 / 12pt)
× [敗] 2-2 vs にゃんぱちSP
× [敗] 2-2 vs 風雷叶鬼
× [敗] 1-3 vs カタメコイメキヤセ
× [敗] 0-4 vs ぶっぱなC
× [敗] 2-2 vs 熱血硬派ファイトクラブ
◯ [勝] 3-1 vs 炊きたてファジーおにぎり
◯ [勝] 2-2 vs KeepOn真空花蝶扇
【7位】KeepOn真空花蝶扇(1勝6敗 / 11pt)
× [敗] 2-2 vs にゃんぱちSP
× [敗] 0-4 vs 風雷叶鬼
× [敗] 1-3 vs カタメコイメキヤセ
× [敗] 1-3 vs ぶっぱなC
× [敗] 2-2 vs 熱血硬派ファイトクラブ
◯ [勝] 3-1 vs 炊きたてファジーおにぎり
× [敗] 2-2 vs 花重奏
【8位】炊きたてファジーおにぎり(1勝6敗 / 10pt)
◯ [勝] 3-1 vs にゃんぱちSP
× [敗] 0-4 vs 風雷叶鬼
× [敗] 1-3 vs カタメコイメキヤセ
× [敗] 2-2 vs ぶっぱなC
× [敗] 2-2 vs 熱血硬派ファイトクラブ
× [敗] 1-3 vs KeepOn真空花蝶扇
× [敗] 1-3 vs 花重奏
全体を振り返ると事前の戦力分析(予想の詳細は記事の中盤あたりに記載してあります)やスクリムでの好調さが本戦予選の最終順位にも色濃く反映される結果となりました。
予選を一位で通過した風雷叶鬼は事前予想二位でスクリムも同率一位という高い下馬評通りの強さを発揮し、三位通過のぶっぱなCも事前予想三位でスクリム同率一位と事前のデータ通りの安定感でウィナーズ枠を勝ち取りました。また事前予想一位でありながらスクリムでは七位と苦戦気味だったカタメコイメキヤセが本番で見事に修正し二位通過を果たした点も、メンバー個々が本番に向けて仕上げてきた調整力の現れと言えます。
結果的には、事前MRデータ予想どおりにウィナーズとルーザーズ(上位と下位4チームずつ)が決まった形となりました。
今回の予選において最も大きな鍵となったのは大将戦終了時に二対二の同点となった際に行われるランダム同点延長戦の存在です。
予選一位の風雷叶鬼は全七試合中三試合がこの同点延長戦にもつれ込む展開となりましたがすべてを勝ち切っており、どのポジションが選ばれても勝利を持ち帰ることができるチームとしての穴のなさがこの大事な局面で活きる形となりました。一方でスクリムでは三位と勝ち越していた炊きたてファジーおにぎりは接戦の延長戦を落としたことが響き予選八位という結果になっており、実力が拮抗しているからこそわずかな差が順位に直結する短期決戦ならではの厳しさが表れました。
やはり前回とは違うこの延長戦のルールが、勝敗を大きく分けることになりました。
二日目の本戦は一度負けてもチャンスがあるウィナーズと一敗も許されないルーザーズに分かれての戦いとなりますが、決勝戦ではリセットルールが適用されない一発勝負となるためどのチームにも優勝のチャンスがあります。ルーザーズ側にも強力な大将を擁するチームが控えており、ここからの巻き返しも含めてどのような下剋上が起きるのか最後まで目が離せません。
延長戦ルールの結果が逆だったら?
ちなみに「もしも延長戦の結果が全て逆だった場合」の順位は以下のようになります。今大会の延長戦ルールの影響の大きさがわかると思います。
1位:カタメコイメキヤセ(5勝2敗 / 17pt)▲1ランクUP
2位:ぶっぱなC(4勝3敗 / 17pt)▲1ランクUP
3位:花重奏(4勝3敗 / 12pt)▲3ランクUP
4位:KeepOn真空花蝶扇(4勝3敗 / 11pt)▲3ランクUP
5位:風雷叶鬼(3勝4敗 / 19pt)▼4ランクDOWN
6位:熱血硬派ファイトクラブ(3勝4敗 / 15pt)▼2ランクDOWN
7位:炊きたてファジーおにぎり(3勝4敗 / 10pt)▲1ランクUP
8位:にゃんぱちSP(2勝5敗 / 11pt)▼3ランクDOWN
スクリム5日目終了時点:トータル成績まとめ
スクリム5日目(最終日)を終えた時点での、チーム全体の勝敗数と個人成績をまとめました。
チーム総合勝敗(個人の勝利数合計 / 全戦数)
- 1位(34勝22敗 / 全56戦):風雷叶鬼
- 1位(34勝22敗 / 全56戦):ぶっぱなC
- 3位(28勝28敗 / 全56戦):炊きたてファジーおにぎり
- 4位(27勝29敗 / 全56戦):熱血硬派ファイトクラブV
- 5位(25勝31敗 / 全56戦):花重奏
- 6位(30勝26敗 / 全56戦):KeepOn真空花蝶扇
- 7位(26勝30敗 / 全56戦):カタメコイメキヤセ
- 8位(20勝36敗 / 全56戦):にゃんぱちSP
ちなみに、チーム発表時点での「MRデータ通りの戦力から判定した優勝予想」は下記の通りになっています。
※予想の詳細は後述。
1位:カタメコイメキヤセ(22.0pt)【一ノ瀬/白雪/渡会/宇佐美】
2位:風雷叶鬼(21.5pt)【風楽/神成/叶/鬼ヶ谷】
3位:ぶっぱなC(21.0pt)【小柳/紡木/伊波/如月】
4位タイ:熱血硬派ファイトクラブV(20.0pt)【不破/レオス/柊/斜落】
4位タイ:炊きたてファジーおにぎり(20.0pt)【渚/藍沢/オリバー/千羽】
6位:花重奏(16.0pt)【アキ/笹木/蝶屋/叢雲】
7位:にゃんぱちSP(14.5pt)【紫宮/トワ/渋ハル/天鬼】
8位:KeepOn真空花蝶扇(12.0pt)【花芽/ローレン/イブラヒム/葛葉】
各チームの個人成績詳細
- 【にゃんぱちSP】紫宮 8勝6敗 / トワ 3勝11敗 / 渋ハル 6勝8敗 / ぷるる 3勝11敗
- 【風雷叶鬼】風楽 13勝1敗 / きゅぴ 7勝7敗 / 叶 9勝5敗 / 鬼ヶ谷 5勝9敗
- 【カタメコイメキヤセ】一ノ瀬 6勝8敗 / 白雪 11勝3敗 / 渡会 6勝8敗 / 宇佐美 3勝11敗
- 【ぶっぱなC】小柳 9勝5敗 / 紡木 2勝12敗 / 伊波 13勝1敗 / 如月 10勝4敗
- 【熱血硬派ファイトクラブV】不破 8勝6敗 / レオス 6勝8敗 / 柊 5勝9敗 / 斜落 8勝6敗
- 【炊きたてファジーおにぎり】渚 6勝8敗 / 藍沢 10勝4敗 / オリバー 5勝9敗 / 千羽 7勝7敗
- 【KeepOn真空花蝶扇】花芽 3勝11敗 / ローレン 10勝4敗 / イブラヒム 6勝8敗 / 葛葉 11勝3敗
- 【花重奏】アキ 3勝11敗 / 笹木 7勝7敗 / 蝶屋 6勝8敗 / 叢雲 9勝5敗
チーム編成・メンバー・コーチ紹介
各チームの使用キャラクターと、それをサポートする個人コーチ・チームコーチのまとめです!(※MR情報は事前発表時のものです)
【チーム1:にゃんぱちSP】
・チームコーチ:ぷげら
・先鋒:紫宮るな(M・JURI / コーチ:でんせつえすぴ~ / MR:1,400未満)
・次鋒:常闇トワ(M・ED / コーチ:さはら / MR:1,429)
・副将:渋谷ハル(C・RASHID / コーチ:ガチくん / MR:1,670)
・大将:天鬼ぷるる(C・JURI / コーチ:ぷげら / MR:1,681)
【チーム2:風雷叶鬼】
・チームコーチ:稲葉
・先鋒:風楽奏斗(M・C.VIPER / コーチ:稲葉 / MR:約1,300)
・次鋒:神成きゅぴ(C・JAMIE / コーチ:なるお / MR:1,550)
・副将:叶(C・A.K.I. / コーチ:ネコと和解せよ / MR:約1,700)
・大将:鬼ヶ谷テン(C・MANON / コーチ:あくたがわ / MR:1,753)
【チーム3:カタメコイメキヤセ】
・チームコーチ:ーーー
・先鋒:一ノ瀬うるは(M・MAI / コーチ:ナウマン / MR:約1,300)
・次鋒:白雪レイド(M・INGRID / コーチ:eguto / MR:約1,550)
・副将:渡会雲雀(C・KEN / コーチ:りゅうきち / MR:1,670)
・大将:宇佐美リト(C・ZANGIEF / コーチ:Jr. / MR:約1,865)
【チーム4:ぶっぱなC】
・チームコーチ:ふ〜ど
・先鋒:小柳ロウ(C・INGRID / コーチ:くしな / MR:約1,300)
・次鋒:紡木こかげ(C・DEE JAY / コーチ:ふ〜ど / MR:約1,500)
・副将:伊波ライ(C・KEN / コーチ:coca / MR:約1,650)
・大将:如月れん(C・JP / コーチ:KEI.B / MR:2,001)
【チーム5:熱血硬派ファイトクラブV】
・チームコーチ:ーーー
・先鋒:不破湊(C・RYU / コーチ:YAS / MR:1,479)
・次鋒:レオス・ヴィンセント(C・JP / コーチ:りゅうせい / MR:約1,500)
・副将:柊ツルギ(C・RYU / コーチ:Shuto / MR:1,570)
・大将:斜落せつな(C・ELENA / コーチ:どぐら / MR:1,903)
【チーム6:炊きたてファジーおにぎり】
・チームコーチ:大谷
・先鋒:渚トラウト(M・JAMIE / コーチ:うりょ / MR:1,500未満)
・次鋒:藍沢エマ(M・KEN / コーチ:大谷 / MR:1,571)
・副将:オリバー・エバンス(C・VEGA / コーチ:おび / MR:約1,560)
・大将:千羽黒乃(M・LILY / コーチ:ひびき / MR:1,825)
【チーム7:KeepOn真空花蝶扇】
・チームコーチ:ーーー
・先鋒:花芽すみれ(C・MAI / コーチ:マゴ / “PLATINUM3″)
・次鋒:ローレン・イロアス(M・ED / コーチ:ももち / MR:約1,500)
・副将:イブラヒム(C・JURI / コーチ:2BASSA / MR:約1,500)
・大将:葛葉(C・GOKI / コーチ:カワノ / MR:1,929)
【チーム8:花重奏】
・チームコーチ:ーーー
・先鋒:アキ・ローゼンタール(M・INGRID / コーチ:ササモ / ”DIAMOND1”)
・次鋒:笹木咲(M・JP / コーチ:たいじ / MR:1,493)
・副将:蝶屋はなび(M・MAI / コーチ:もけ / MR:1,580)
・大将:叢雲カゲツ(C・BLANKA / コーチ:高木 / MR:2,168)
今大会(第二幕)の開催日程について
配信にて正式なスケジュールが発表されました!
- 開催日程
DAY 1 予選:6月20日(土)
DAY 2 本戦:6月21日(日) - スクリム(練習期間)日程
6月15日(月) ~ 6月19日(金)
プロ大会とのスケジュールの兼ね合いが懸念されていましたが、6月中旬から下旬にかけての週末開催で確定となりました。
本番に向けて、6月15日から5日間にわたるスクリム(練習期間)が設けられます。
本番の試合ルール
今大会も前回大会と同様に2日間にわたる開催となり、「DAY 1」の予選は8チームによる総当たり戦が行われます。
順位判定は「勝利数(W)→ポイント(PTS)→タイブレーカー」の順で決定されます。
※タイブレーカーとは、勝利数や取得ポイントが全く同じになったチーム同士の順位を決めるための、最終的な判断基準(同点決勝ルール)のことです。
そして、その総当たり戦の順位に基づき、「DAY 2」は変則ダブルエリミネーション方式で試合が行われます。
予選を上位で通過した4チームは「ウィナーズ(勝者側)ブラケット」からのスタートとなります。
この上位4チームは、もし一度負けてしまっても「ルーザーズ(敗者側)ブラケット」に回って試合を続けられるため、2回負けるまで優勝のチャンスが残されています。
一方で予選5位〜8位のチームは、最初から「ルーザーズブラケット」でのスタートとなります。
そのため、ご指摘の通り「1回負けた時点で優勝の可能性が消滅する」という厳しい条件からのスタートになります。
DAY 1の予選でいかに4位以内に入るかが、非常に重要な鍵となります。
ただし、ルーザーズで敗退しても出番が完全に終了するわけではなく、「5位決定戦」や「7位決定戦」が用意されており、全チームの最終順位が最後まで争われます。
通常のダブルエリミネーションルールの決勝戦では、ルーザーズ側から勝ち上がったチームが優勝するためには「2回連続で勝たなければならない(リセット)」というルールが採用されることが多いです。
しかし、本大会では「リセットを実施しない」と明記されました。
これにより、グランドファイナル(決勝戦)においては、無敗で勝ち上がってきたウィナーズ側のチームも、這い上がってきたルーザーズ側のチームも、全く対等な「1回勝った方が優勝」の1発勝負となります。
試合形式は、1チーム4人制(先鋒・次鋒・副将・大将)の団体戦です。各チームの同じポジション同士がBO3(2本先取)で対戦します。
大将戦終了時にチームの勝利数が同数だった場合は、同点時の延長戦ルールとして「乱打武一騎戦」が行われます。
これは、延長戦を戦うポジションを抽選で決定し、選ばれた該当ポジションの出場者同士によるBO1(1発勝負)で最終的なマッチ勝利を決めるというルールです。
これにより、どのポジションの出場者にも勝敗が託される可能性があります。
※前回大会では大将が延長線を戦っていたため「大将が強いチームが勝つ」という状況になっていましたが、今回のルール変更により総力戦の要素が強まりました。
スクリム(練習期間)のルール
今大会の「スクリムにおける注意事項」が発表されました。発表されたルールの全文は以下の通りです。
- 個人コーチは各出場者1名までとし チームコーチはその中から1名を選出する
- チームコーチは 担当チームの全出場者に対してコーチングを行うことができる
- チームコーチまたは個人コーチの手配が難しい場合は 運営が紹介を行う
- 本戦時は チームコーチ及び個人コーチとチームメンバーの会話に制限を設けるが スクリム時の会話は自由とする
- スクリムの対戦は各チームのスケジュールに依存するため全チームが必ずしも対戦するとは限らない
- キャラクター変更は 原則としてスクリム期間の開始前までとする
- 対戦チームの配信を情報収集のために視聴する行為は禁止とする ただし対戦チームのゲーム内リプレイの視聴は可能とする
※今後 変更や追加がある場合は随時更新する
前回大会では、「相手に対策されるのを防ぐため、リプレイ視聴に制限がかけられる」というルールがありました。
その結果、「手の内を隠すために配信外で練習する人が増えてしまい、視聴者が練習配信を楽しめない」という不満の声が挙がっていました。
今回のルールで「対戦チームの配信視聴(いわゆるゴースティング)は禁止しつつも、ゲーム内リプレイの視聴は可能」と明確にされたのは、この課題を解決するためだと推測されます。
配信を直接見る不正行為は防ぎつつ、ゲーム内の正規機能を使った対策は堂々と行えるようになったことで、参加者が配信上でリスナーと一緒にリプレイを見ながら対策を練るなど、のびのびと練習配信ができる環境が整えられたと言えます。
また、「スクリムの対戦は必ずしも全チームと行わなくてもよい」というルールや、コーチ手配の柔軟なサポート体制は、多忙なVTuber陣や、大会シーズンで繁忙期を迎えるプロゲーマー(コーチ陣)のスケジュール的な負担を軽減するための配慮だと考えられます。
さらに「キャラクター変更はスクリム開始前まで」と規定されたことで、スクリム期間中に突然キャラが変わり、他チームの対策が完全に無駄になってしまうといった不公平を防ぐ狙いがあると思われます。
各ポジション別MR・優勝チーム予想
今大会は、同点延長戦が「ランダムなポジション」で行われるため、『チーム内に穴(極端に勝率が低いポジション)がないこと』が優勝への絶対条件となります。
そこで、各チームの「総合的なバランス」を分かりやすく数値化するため、独自のポイント制を導入してみました。
- ポイントの算出方法
- 先鋒・次鋒・副将・大将の各ポジションごとに、MR(ランク)が高い順に1位〜8位を決定。
「1位=8ポイント 〜 8位=1ポイント」として付与し、チーム4人の合計ポイント(最高32pt)でランキングを作成しました。
(※MRが同水準の選手は「同順位」とし、ポイントを平均して割り当てています)
このポイントが高いチームほど「どのポジションでも他チームより優位に立てる=延長戦ルーレットでどこを引いても勝てる隙のないチーム」と言えます。
【先鋒】
1位 (8pt):チーム5 不破湊(1479)
2位 (7pt):チーム6 渚トラウト(1500未満)
3位 (6pt):チーム1 紫宮るな(1400未満)
4位タイ (各5pt):チーム2 風楽、チーム3 一ノ瀬、チーム4 小柳(約1300)
7位 (2pt):チーム8 アキ(ダイヤ1)
8位 (1pt):チーム7 花芽(プラチナ3)
【次鋒】
1位 (8pt):チーム6 藍沢エマ(1571)
2位タイ (各6.5pt):チーム2 きゅぴ、チーム3 白雪(約1550)
4位タイ (各4pt):チーム4 紡木、チーム5 レオス、チーム7 ローレン(約1500)
7位 (2pt):チーム8 笹木咲(1493)
8位 (1pt):チーム1 常闇トワ(1429)
【副将】
1位 (8pt):チーム2 叶(約1700)
2位タイ (各6.5pt):チーム1 渋ハル、チーム3 渡会(1670)
4位 (5pt):チーム4 伊波ライ(約1650)
5位 (4pt):チーム8 蝶屋はなび(1580)
6位 (3pt):チーム5 柊ツルギ(1570)
7位 (2pt):チーム6 オリバー(約1560)
8位 (1pt):チーム7 イブラヒム(約1500)
【大将】
1位 (8pt):チーム8 叢雲カゲツ(2168)
2位 (7pt):チーム4 如月れん(2001)
3位 (6pt):チーム7 葛葉(1929)
4位 (5pt):チーム5 斜落せつな(1903)
5位 (4pt):チーム3 宇佐美リト(約1865)
6位 (3pt):チーム6 千羽黒乃(1825)
7位 (2pt):チーム2 鬼ヶ谷テン(1753)
8位 (1pt):チーム1 天鬼ぷるる(1681)
優勝チーム予想
1位:チーム3(22.0pt)【一ノ瀬/白雪/渡会/宇佐美】
2位:チーム2(21.5pt)【風楽/神成/叶/鬼ヶ谷】
3位:チーム4(21.0pt)【小柳/紡木/伊波/如月】
4位タイ:チーム5(20.0pt)【不破/レオス/柊/斜落】
4位タイ:チーム6(20.0pt)【渚/藍沢/オリバー/千羽】
6位:チーム8(16.0pt)【アキ/笹木/蝶屋/叢雲】
7位:チーム1(14.5pt)【紫宮/トワ/渋ハル/天鬼】
8位:チーム7(12.0pt)【花芽/ローレン/イブラヒム/葛葉】
データが導き出した優勝候補の筆頭は「チーム3」です。
チーム3は、次鋒(白雪)、副将(渡会)、大将(宇佐美)の3ポジションが全体の上位半分(4位以上)に入っており、先鋒(一ノ瀬)も中堅に位置しています。
つまり、延長戦で誰が選ばれても高確率で勝負できる最強のバランスを誇っています。
しかし、注目すべきは2位〜5位までの大混戦ぶりです。
チーム3からチーム5・6までの5チームが、なんと「20.0pt〜22.0pt」というわずか2ポイント差の中に密集しています。
これは、大会運営のチーム分け(コストバランス)が精巧であり、「この5チームの実力はほぼ完全に横並び」であることを証明しています。
一方で、全プレイヤーの中でトップのMR2168を誇る大将・叢雲カゲツを擁する【チーム8】や、強力な大将・葛葉を擁する【チーム7】が、総合ポイントでは下位に沈んでいます。
これは「大将のパワーが強すぎる分、先鋒〜副将が他チームと比べて相対的に苦しい」という証拠です。
前回までの「延長戦=大将」のルールであれば、チーム8やチーム7が優勝候補の筆頭でした。しかし、今回の「ランダム延長戦」ルールにおいては、この中堅層のポイントの低さ(=弱点の多さ)がモロに響くことになります。
大将が確実に1勝を取ってくれても、他の3人で2敗以上してしまえば、勝利を掴むことは非常に困難です。
前回大会(第一幕)の出場チーム・結果データ
ここでは、2025年3月に開催された「VTuber最協決定戦 Ver.STREET FIGHTER 6 第一幕」の最終順位と、予選総当たり戦での個人成績(勝敗・使用キャラ)をおさらいします。
1位:RedBlue置くだけ(予選6勝1敗)
・コーチ:あきら
・先鋒:紡木こかげ(ディージェイ / 4勝3敗)
・次鋒:白雪レイド(舞 / 5勝2敗)
・副将:赤見かるび(マリーザ / 5勝2敗)
・大将:如月れん(JP / 5勝2敗)
2位:花蝶菫月(予選5位からの下剋上)
・コーチ:板橋ザンギエフ
・先鋒:花芽すみれ(舞 / 4勝3敗)
・次鋒:叢雲カゲツ(ブランカ / 7勝0敗)※予選全勝
・副将:奈羅花(舞 / 2勝5敗)
・大将:蝶屋はなび(マリーザ / 1勝6敗)
3位:いんぱくと☆ふれんず
・コーチ:立川
・先鋒:白那しずく(キンバリー / 3勝4敗)
・次鋒:常闇トワ(エド / 5勝2敗)
・副将:伊波ライ(ケン / 4勝3敗)
・大将:アルランディス(ガイル / 1勝6敗)
4位:7Cの勇者(予選1位通過:6勝1敗)
・コーチ:Shuto
・先鋒:小柳ロウ(豪鬼 / 6勝1敗)
・次鋒:不破湊(リュウ / 5勝2敗)
・副将:イブラヒム(ジュリ / 4勝3敗)
・大将:葛葉(豪鬼 / 6勝1敗)
5位:幻影モ団
・コーチ:マゴ
・先鋒:兎咲ミミ(ラシード / 2勝5敗)
・次鋒:とおこ(春麗 / 1勝6敗)
・副将:柊ツルギ(ケン / 5勝2敗)
・大将:千羽黒乃(リリー / 5勝2敗)
6位:まぢGAL8000%
・コーチ:ハイタニ
・先鋒:橘ひなの(エド / 7勝0敗)※予選全勝
・次鋒:昏昏アリア(JP / 1勝6敗)
・副将:鬼ヶ谷テン(マノン / 3勝4敗)
・大将:天鬼ぷるる(ジュリ / 5勝2敗)
7位:ひいろうず
・コーチ:ナウマン
・先鋒:一ノ瀬うるは(舞 / 2勝5敗)
・次鋒:アキ・ローゼンタール(ガイル / 1勝6敗)
・副将:渡会雲雀(ケン / 2勝5敗)
・大将:乾伸一郎(舞 / 3勝4敗)
8位:最強無敵の剣舞
・コーチ:かずのこ
・先鋒:ラプラス・ダークネス(舞 / 0勝7敗)
・次鋒:因幡はねる(ブランカ / 3勝4敗)
・副将:叶(キャミィ / 3勝4敗)
・大将:律可(ルーク / 2勝5敗)
まとめ:第2回大会(第二幕)に向けた3つのポイント
次回のV最スト6に向けて、ファンや運営が注目しているポイントは以下の3つです。
- ルールの見直し:DAY 2ダブルエリミネーション方式の導入により、チーム戦の駆け引きがより熱くなりそうです。スクリム期間中の制限緩和にも期待がかかります。
- 参加者の実力査定:短期間で急成長する参加者のバランス調整や、プロゲーマー(コーチ陣)のスケジュール確保が引き続きの課題です。
- 新鮮なチーム編成:ついに発表された主催・渋谷ハルさんの初参戦により、今までになかった新しい顔ぶれや意外な組み合わせに期待が高まっています。
第一幕の大成功を受け、さらにパワーアップした第二幕もすさまじい盛り上がりになることは間違いありません。引き続き公式からの続報を楽しみに待ちましょう。


