VTuberの渋谷ハルさんが主催する大会「VTuber最協決定戦(V最)」のストリートファイター6部門について、今大会(第二幕)の開催に向けた最新情報をまとめました。
今大会(第二幕)の開催日程について
配信にて正式なスケジュールが発表されました!
- 開催日程
DAY 1 予選:6月20日(土)
DAY 2 本戦:6月21日(日) - スクリム(練習期間)日程
6月15日(月) ~ 6月19日(金)
プロ大会とのスケジュールの兼ね合いが懸念されていましたが、6月中旬から下旬にかけての週末開催で確定となりました。
本番に向けて、6月15日から5日間にわたるスクリム(練習期間)が設けられます。
本番の試合ルール
今大会も前回大会と同様に2日間にわたる開催となり、「DAY 1」の予選は8チームによる総当たり戦が行われます。
順位判定は「勝利数(W)→ポイント(PTS)→タイブレーカー」の順で決定されます。
※タイブレーカーとは、勝利数や取得ポイントが全く同じになったチーム同士の順位を決めるための、最終的な判断基準(同点決勝ルール)のことです。
そして、その総当たり戦の順位に基づき、「DAY 2」は変則ダブルエリミネーション方式で試合が行われます。
予選を上位で通過した4チームは「ウィナーズ(勝者側)ブラケット」からのスタートとなります。
この上位4チームは、もし一度負けてしまっても「ルーザーズ(敗者側)ブラケット」に回って試合を続けられるため、2回負けるまで優勝のチャンスが残されています。
一方で予選5位〜8位のチームは、最初から「ルーザーズブラケット」でのスタートとなります。
そのため、ご指摘の通り「1回負けた時点で優勝の可能性が消滅する」という厳しい条件からのスタートになります。
DAY 1の予選でいかに4位以内に入るかが、非常に重要な鍵となります。
ただし、ルーザーズで敗退しても出番が完全に終了するわけではなく、「5位決定戦」や「7位決定戦」が用意されており、全チームの最終順位が最後まで争われます。
通常のダブルエリミネーションルールの決勝戦では、ルーザーズ側から勝ち上がったチームが優勝するためには「2回連続で勝たなければならない(リセット)」というルールが採用されることが多いです。
しかし、本大会では「リセットを実施しない」と明記されました。
これにより、グランドファイナル(決勝戦)においては、無敗で勝ち上がってきたウィナーズ側のチームも、這い上がってきたルーザーズ側のチームも、全く対等な「1回勝った方が優勝」の1発勝負となります。
試合形式は、1チーム4人制(先鋒・次鋒・副将・大将)の団体戦です。各チームの同じポジション同士がBO3(2本先取)で対戦します。
大将戦終了時にチームの勝利数が同数だった場合は、同点時の延長戦ルールとして「乱打武一騎戦」が行われます。
これは、延長戦を戦うポジションを抽選で決定し、選ばれた該当ポジションの出場者同士によるBO1(1発勝負)で最終的なマッチ勝利を決めるというルールです。
これにより、どのポジションの出場者にも勝敗が託される可能性があります。
※前回大会では大将が延長線を戦っていたため「大将が強いチームが勝つ」という状況になっていましたが、今回のルール変更により総力戦の要素が強まりました。
スクリム(練習期間)のルール
今大会の「スクリムにおける注意事項」が発表されました。発表されたルールの全文は以下の通りです。
- 個人コーチは各出場者1名までとし チームコーチはその中から1名を選出する
- チームコーチは 担当チームの全出場者に対してコーチングを行うことができる
- チームコーチまたは個人コーチの手配が難しい場合は 運営が紹介を行う
- 本戦時は チームコーチ及び個人コーチとチームメンバーの会話に制限を設けるが スクリム時の会話は自由とする
- スクリムの対戦は各チームのスケジュールに依存するため全チームが必ずしも対戦するとは限らない
- キャラクター変更は 原則としてスクリム期間の開始前までとする
- 対戦チームの配信を情報収集のために視聴する行為は禁止とする ただし対戦チームのゲーム内リプレイの視聴は可能とする
※今後 変更や追加がある場合は随時更新する
前回大会では、「相手に対策されるのを防ぐため、リプレイ視聴に制限がかけられる」というルールがありました。
その結果、「手の内を隠すために配信外で練習する人が増えてしまい、視聴者が練習配信を楽しめない」という不満の声が挙がっていました。
今回のルールで「対戦チームの配信視聴(いわゆるゴースティング)は禁止しつつも、ゲーム内リプレイの視聴は可能」と明確にされたのは、この課題を解決するためだと推測されます。
配信を直接見る不正行為は防ぎつつ、ゲーム内の正規機能を使った対策は堂々と行えるようになったことで、参加者が配信上でリスナーと一緒にリプレイを見ながら対策を練るなど、のびのびと練習配信ができる環境が整えられたと言えます。
また、「スクリムの対戦は必ずしも全チームと行わなくてもよい」というルールや、コーチ手配の柔軟なサポート体制は、多忙なVTuber陣や、大会シーズンで繁忙期を迎えるプロゲーマー(コーチ陣)のスケジュール的な負担を軽減するための配慮だと考えられます。
さらに「キャラクター変更はスクリム開始前まで」と規定されたことで、スクリム期間中に突然キャラが変わり、他チームの対策が完全に無駄になってしまうといった不公平を防ぐ狙いがあると思われます。
チーム編成・メンバー紹介
【チーム1】
・コーチ:
・先鋒:紫宮るな(MR:1,400未満)
・次鋒:常闇トワ(MR:1,429)
・副将:渋谷ハル(MR:1,670)
・大将:天鬼ぷるる(MR:1,681)
【チーム2】
・コーチ:
・先鋒:風楽奏斗(MR:約1,300)
・次鋒:神成きゅぴ(MR:1,550)
・副将:叶(MR:約1,700)
・大将:鬼ヶ谷テン(MR:1,753)
【チーム3】
・コーチ:
・先鋒:一ノ瀬うるは(MR:約1,300)
・次鋒:白雪レイド(MR:約1,550)
・副将:渡会雲雀(MR:1,670)
・大将:宇佐美リト(MR:約1,865)
【チーム4】
・コーチ:
・先鋒:小柳ロウ(MR:約1,300)
・次鋒:紡木こかげ(MR:約1,500)
・副将:伊波ライ(MR:約1,650)
・大将:如月れん(MR:2,001)
【チーム5】
・コーチ:
・先鋒:不破湊(MR:1,479)
・次鋒:レオス・ヴィンセント(MR:約1,500)
・副将:柊ツルギ(MR:1,570)
・大将:斜落せつな(MR:1,903)
【チーム6】
・コーチ:
・先鋒:渚トラウト(MR:1,500未満)
・次鋒:藍沢エマ(MR:1,571)
・副将:オリバー・エバンス(MR:約1,560)
・大将:千羽黒乃(MR:1,825)
【チーム7】
・コーチ:
・先鋒:花芽すみれ(”PLATINUM3″)
・次鋒:ローレン・イロアス(MR:約1,500)
・副将:イブラヒム(MR:約1,500)
・大将:葛葉(MR:1,929)
【チーム8】
・コーチ:
・先鋒:アキ・ローゼンタール(”DIAMOND1”)
・次鋒:笹木咲(MR:1,493)
・副将:蝶屋はなび(MR:1,580)
・大将:叢雲カゲツ(MR:2,168)
各ポジション別MR・優勝チーム予想
今大会は、同点延長戦が「ランダムなポジション」で行われるため、『チーム内に穴(極端に勝率が低いポジション)がないこと』が優勝への絶対条件となります。
そこで、各チームの「総合的なバランス」を分かりやすく数値化するため、独自のポイント制を導入してみました。
- ポイントの算出方法
- 先鋒・次鋒・副将・大将の各ポジションごとに、MR(ランク)が高い順に1位〜8位を決定。
「1位=8ポイント 〜 8位=1ポイント」として付与し、チーム4人の合計ポイント(最高32pt)でランキングを作成しました。
(※MRが同水準の選手は「同順位」とし、ポイントを平均して割り当てています)
このポイントが高いチームほど「どのポジションでも他チームより優位に立てる=延長戦ルーレットでどこを引いても勝てる隙のないチーム」と言えます。
【先鋒】
1位 (8pt):チーム5 不破湊(1479)
2位 (7pt):チーム6 渚トラウト(1500未満)
3位 (6pt):チーム1 紫宮るな(1400未満)
4位タイ (各5pt):チーム2 風楽、チーム3 一ノ瀬、チーム4 小柳(約1300)
7位 (2pt):チーム8 アキ(ダイヤ1)
8位 (1pt):チーム7 花芽(プラチナ3)
【次鋒】
1位 (8pt):チーム6 藍沢エマ(1571)
2位タイ (各6.5pt):チーム2 きゅぴ、チーム3 白雪(約1550)
4位タイ (各4pt):チーム4 紡木、チーム5 レオス、チーム7 ローレン(約1500)
7位 (2pt):チーム8 笹木咲(1493)
8位 (1pt):チーム1 常闇トワ(1429)
【副将】
1位 (8pt):チーム2 叶(約1700)
2位タイ (各6.5pt):チーム1 渋ハル、チーム3 渡会(1670)
4位 (5pt):チーム4 伊波ライ(約1650)
5位 (4pt):チーム8 蝶屋はなび(1580)
6位 (3pt):チーム5 柊ツルギ(1570)
7位 (2pt):チーム6 オリバー(約1560)
8位 (1pt):チーム7 イブラヒム(約1500)
【大将】
1位 (8pt):チーム8 叢雲カゲツ(2168)
2位 (7pt):チーム4 如月れん(2001)
3位 (6pt):チーム7 葛葉(1929)
4位 (5pt):チーム5 斜落せつな(1903)
5位 (4pt):チーム3 宇佐美リト(約1865)
6位 (3pt):チーム6 千羽黒乃(1825)
7位 (2pt):チーム2 鬼ヶ谷テン(1753)
8位 (1pt):チーム1 天鬼ぷるる(1681)
優勝チーム予想
1位:チーム3(22.0pt)【一ノ瀬/白雪/渡会/宇佐美】
2位:チーム2(21.5pt)【風楽/神成/叶/鬼ヶ谷】
3位:チーム4(21.0pt)【小柳/紡木/伊波/如月】
4位タイ:チーム5(20.0pt)【不破/レオス/柊/斜落】
4位タイ:チーム6(20.0pt)【渚/藍沢/オリバー/千羽】
6位:チーム8(16.0pt)【アキ/笹木/蝶屋/叢雲】
7位:チーム1(14.5pt)【紫宮/トワ/渋ハル/天鬼】
8位:チーム7(12.0pt)【花芽/ローレン/イブラヒム/葛葉】
データが導き出した優勝候補の筆頭は「チーム3」です。
チーム3は、次鋒(白雪)、副将(渡会)、大将(宇佐美)の3ポジションが全体の上位半分(4位以上)に入っており、先鋒(一ノ瀬)も中堅に位置しています。
つまり、延長戦で誰が選ばれても高確率で勝負できる最強のバランスを誇っています。
しかし、注目すべきは2位〜5位までの大混戦ぶりです。
チーム3からチーム5・6までの5チームが、なんと「20.0pt〜22.0pt」というわずか2ポイント差の中に密集しています。
これは、大会運営のチーム分け(コストバランス)が精巧であり、「この5チームの実力はほぼ完全に横並び」であることを証明しています。
一方で、全プレイヤーの中でトップのMR2168を誇る大将・叢雲カゲツを擁する【チーム8】や、強力な大将・葛葉を擁する【チーム7】が、総合ポイントでは下位に沈んでいます。
これは「大将のパワーが強すぎる分、先鋒〜副将が他チームと比べて相対的に苦しい」という証拠です。
前回までの「延長戦=大将」のルールであれば、チーム8やチーム7が優勝候補の筆頭でした。しかし、今回の「ランダム延長戦」ルールにおいては、この中堅層のポイントの低さ(=弱点の多さ)がモロに響くことになります。
大将が確実に1勝を取ってくれても、他の3人で2敗以上してしまえば、勝利を掴むことは非常に困難です。
前回大会(第一幕)の出場チーム・結果データ
ここでは、2025年3月に開催された「VTuber最協決定戦 Ver.STREET FIGHTER 6 第一幕」の最終順位と、予選総当たり戦での個人成績(勝敗・使用キャラ)をおさらいします。
1位:RedBlue置くだけ(予選6勝1敗)
・コーチ:あきら
・先鋒:紡木こかげ(ディージェイ / 4勝3敗)
・次鋒:白雪レイド(舞 / 5勝2敗)
・副将:赤見かるび(マリーザ / 5勝2敗)
・大将:如月れん(JP / 5勝2敗)
2位:花蝶菫月(予選5位からの下剋上)
・コーチ:板橋ザンギエフ
・先鋒:花芽すみれ(舞 / 4勝3敗)
・次鋒:叢雲カゲツ(ブランカ / 7勝0敗)※予選全勝
・副将:奈羅花(舞 / 2勝5敗)
・大将:蝶屋はなび(マリーザ / 1勝6敗)
3位:いんぱくと☆ふれんず
・コーチ:立川
・先鋒:白那しずく(キンバリー / 3勝4敗)
・次鋒:常闇トワ(エド / 5勝2敗)
・副将:伊波ライ(ケン / 4勝3敗)
・大将:アルランディス(ガイル / 1勝6敗)
4位:7Cの勇者(予選1位通過:6勝1敗)
・コーチ:Shuto
・先鋒:小柳ロウ(豪鬼 / 6勝1敗)
・次鋒:不破湊(リュウ / 5勝2敗)
・副将:イブラヒム(ジュリ / 4勝3敗)
・大将:葛葉(豪鬼 / 6勝1敗)
5位:幻影モ団
・コーチ:マゴ
・先鋒:兎咲ミミ(ラシード / 2勝5敗)
・次鋒:とおこ(春麗 / 1勝6敗)
・副将:柊ツルギ(ケン / 5勝2敗)
・大将:千羽黒乃(リリー / 5勝2敗)
6位:まぢGAL8000%
・コーチ:ハイタニ
・先鋒:橘ひなの(エド / 7勝0敗)※予選全勝
・次鋒:昏昏アリア(JP / 1勝6敗)
・副将:鬼ヶ谷テン(マノン / 3勝4敗)
・大将:天鬼ぷるる(ジュリ / 5勝2敗)
7位:ひいろうず
・コーチ:ナウマン
・先鋒:一ノ瀬うるは(舞 / 2勝5敗)
・次鋒:アキ・ローゼンタール(ガイル / 1勝6敗)
・副将:渡会雲雀(ケン / 2勝5敗)
・大将:乾伸一郎(舞 / 3勝4敗)
8位:最強無敵の剣舞
・コーチ:かずのこ
・先鋒:ラプラス・ダークネス(舞 / 0勝7敗)
・次鋒:因幡はねる(ブランカ / 3勝4敗)
・副将:叶(キャミィ / 3勝4敗)
・大将:律可(ルーク / 2勝5敗)
まとめ:第2回大会(第二幕)に向けた3つのポイント
次回のV最スト6に向けて、ファンや運営が注目しているポイントは以下の3つです。
- ルールの見直し:DAY 2ダブルエリミネーション方式の導入により、チーム戦の駆け引きがより熱くなりそうです。スクリム期間中の制限緩和にも期待がかかります。
- 参加者の実力査定:短期間で急成長する参加者のバランス調整や、プロゲーマー(コーチ陣)のスケジュール確保が引き続きの課題です。
- 新鮮なチーム編成:ついに発表された主催・渋谷ハルさんの初参戦により、今までになかった新しい顔ぶれや意外な組み合わせに期待が高まっています。
第一幕の大成功を受け、さらにパワーアップした第二幕もすさまじい盛り上がりになることは間違いありません。引き続き公式からの続報を楽しみに待ちましょう。