「VALORANTのためにハイスペックPCを買ったのに、エイムの違和感が消えない」「日によってマウスの操作感が変わる」という不思議な現象に悩まされていませんか?スペック不足は解消したはずなのに視点が定まらないと、デバイスの故障を疑いたくなりますよね。
この記事では、PCの性能以外に隠れている「操作感が狂う原因」と、今すぐできる改善策について解説します。
マウスのセンサー汚れと劣化をチェック
PC本体やモニターを疑う前に、まず真っ先に確認してほしいのが「マウスの状態」です。
実は、操作感に「日によってムラがある」「視点が滑るような違和感がある」という場合、マウスのセンサー部分に埃やゴミが溜まっているケースが非常に多いです。
肉眼では見えにくい小さな埃や犬猫の毛がセンサーホールに入り込むと、マウスの読み取りが不安定になり、カーソルが飛んだり、思った通りに止まらなかったりします。エアダスターや綿棒を使って、センサー部分を掃除してみてください。
また、マウスパッドの劣化(湿気による滑りの変化や、表面の摩耗)も、日によって感覚が変わる大きな要因です。数年使っている場合は交換を検討しましょう。
モニターの「応答速度」と設定の落とし穴
数年前の144Hzモニターでも、スペック上はVALORANTを快適に遊べるはずです。しかし、経年劣化や当時のパネル性能によっては「応答速度(GtG)」が遅く、残像感(ゴースト)が発生している可能性があります。これが「視点が定まらない」「ヌルヌル動かない」という違和感に繋がることがあります。
また、意外と多いのがWindows側で144Hz設定になっていないというミスです。
- 「ディスプレイ設定」>「ディスプレイの詳細設定」を開き、リフレッシュレートが60Hzになっていないか確認してください。
PCを新調した際に設定がリセットされていることもよくあります。
Windowsのマウス設定(加速)の影響
PCを買い替えた直後に起こりやすいのが、Windowsの標準設定による悪影響です。
Windowsのマウス設定にある「ポインターの精度を高める」という項目にチェックが入っていると、マウスを動かす速さに応じてカーソルの移動距離が変わる「マウス加速」が有効になってしまいます。
これが入っていると、FPSゲームでは精密なエイムが不可能になり、日々の手の動かし方の微妙な違いで「今日は感覚が違う」と感じる原因になります。必ずこのチェックを外してください。
まとめ
- まずはマウスの裏面(センサー)を掃除し、マウスパッドの状態を確認する。
- Windowsの設定で「ポインターの精度を高める」のチェックを外す。
- モニターのリフレッシュレートが正しく144Hzに設定されているか再確認する。
せっかくの新しいPCですから、デバイス周りの細かなメンテナンスを行うことで、本来の快適な操作感を取り戻せるはずです。違和感がなくなることを祈っています!