VALORANTでボイスチャットを使おうとすると、なぜかパソコン全体の音量が急激に上がってしまうトラブルが発生しています。
せっかくの連携プレイを楽しみたいのに、耳が痛くなるような爆音になってしまうと困ってしまいますよね。
Windowsの「通信」設定を変更する
Windowsには、ボイスチャットなどの通信を検知した際に、他の音量を自動で下げたり調整したりする機能が備わっています。これが意図しない挙動をして、全体の音量を引き上げているように感じられるケースがあります。
まずは、コントロールパネルの「サウンド」を開き、「通信」タブを確認してください。「Windows が通信アクティビティを検出したとき」という項目で、デフォルトでは「他のすべての音量を80%下げる」などになっている場合があります。ここを「何もしない」にチェックを入れて適用することで、音量の勝手な変動を抑えられる可能性があります。
出力デバイスのプロファイルを固定する
「ハンズフリーテレフォニー」をオフにするとVCが聞こえなくなるのは、そのデバイスが通話専用のプロファイルを使おうとしている証拠です。多くのワイヤレスヘッドセットには、音楽鑑賞用の「Stereo(ステレオ)」と、通話用の「Hands-Free(ハンズフリー)」という2つのモードが存在します。
VCをオンにした際にPC全体が「ハンズフリー」側に引っ張られると、音質が劣化したり音量バランスが崩れたりします。解決策として、Windowsのサウンド設定から「出力デバイス」と「入力デバイス」の両方を同じヘッドセットに固定し、さらにVALORANT内のオーディオ設定でも「システムデフォルト」ではなく、直接ヘッドセットの商品名を選択してみてください。
2025年12月のアプデによるシステム不具合について
2025年12月に行われたアップデート以降、特定のオーディオ環境下でボイスチャットを有効にするとマスターボリュームが干渉を受けるという報告が相次いでいます。これはゲーム側のプログラム上のバグ(不具合)である可能性が非常に高い状況です。
再起動や管理者実行を試しても改善されない場合は、ゲーム側の修正パッチを待つ必要があります。現状でできる暫定的な回避策としては、「サウンドコントロールパネル」から、使用していない録音デバイスをすべて無効化し、使用するマイクだけを有効にすることで、システム側の混乱を防げる場合があります。
まとめ
- Windowsのサウンド設定にある「通信」タブを「何もしない」に変更する
- VALORANT内の入出力デバイスを「Default」ではなく直接デバイス名で指定する
アプデ直後の不具合は非常にストレスが溜まりますが、運営側でも把握されている可能性が高い問題です。まずは設定を見直しつつ、公式の修正アナウンスを待ちましょう。快適なプレイ環境が早く戻ることを願っています。