【VALORANT】突然VCの音がこもる!マイクを買い替えても直らない原因と解決方法は?

 

ボイスチャット中に突然「声が変」「こもっている」と指摘されると、焦ってプレイどころではなくなってしまいますよね。マイク本体を変えても改善しない場合、原因はPC内部の「設定」や「信号処理」にあることがほとんどです。

この記事では、機材の故障を疑う前に確認すべき設定と、なぜ音が劣化するのかという仕組みについて解説します。

 

Windowsの「サウンド設定」と「拡張機能」を見直す

ひかわ
マイクを新しいのに変えたのに、まだ「モゴモゴしてる」って言われた!やっぱりPCが壊れちゃったのかな…?

 

マイク本体を変えても症状が変わらない場合、物理的な故障ではなくWindows側が音声を「加工」してしまっている可能性が非常に高いです。

特にWindows Updateやドライバの更新が入ったタイミングで、勝手に設定が書き換わることがあります。

 

まずは以下の手順で、Windowsが余計な音質調整を行っていないか確認してください。

  1. Windowsの「設定」>「システム」>「サウンド」を開く。
  2. 「入力」セクションで、使用しているマイクのプロパティ(またはデバイスのプロパティ)を開く。
  3. 「オーディオの拡張機能(Audio Enhancements)」という項目があれば、これを「オフ」にする。

また、同じ画面内の「形式(フォーマット)」が極端に低い数値(例:8000Hzなど)になっていないかも確認しましょう。

一般的には「44100Hz」または「48000Hz」が標準です。ここが低すぎると、電話の音声のように帯域が削られ、こもった音になります。

 

ノイズ抑制機能の「二重がけ」を解除する

ひかわ
キーボードの音が入らないように設定はいろいろ入れてるんだけど、それが悪さしてるってこと?

 

VALORANTなどのFPSプレイヤーによくあるのが、「ノイズキャンセリング機能の重複」です。

最近は以下の箇所でそれぞれノイズ抑制機能が働きます。

  • Discordやゲーム内VCの設定(Krispやノイズ抑制)
  • マイクのドライバソフト(Realtek、G HUB、NVIDIA Broadcastなど)
  • Windowsの標準機能

これらが複数オンになっていると、本来必要な「声の成分」までノイズとして処理され、語尾が途切れたり、水中にいるようなこもった音になったりします。

一度、マイク以外のソフト(NVIDIA Broadcastなど)を経由させず、ゲームや通話アプリの入力設定で「マイク(Realtek Audioなど機材名そのまま)」を直接指定してみてください。

 

入力デバイスが「別のマイク」に切り替わっていないか確認する

ひかわ
ゲーム中に急になったんだけど、何も触ってないのに勝手に変わることなんてあるの?

 

「突然おかしくなった」というケースで意外と多いのが、入力デバイスが勝手に「Webカメラのマイク」や「コントローラーのマイク」に切り替わっている現象です。

USBの接触不良や、ゲーム起動時の負荷で一瞬メインマイクの接続が切れると、PCは自動的に「次に認識できるマイク」をデフォルトに設定します。

Webカメラの内蔵マイクなどは集音範囲が広く音質も簡易的なため、非常にこもって聞こえます。VALORANTのオーディオ設定画面で、入力デバイスが意図したマイクになっているか再確認してください。

 

なぜ「機材を変えても」音がこもるのか

ひかわ
マイク自体が悪いと思って買い替えたのに…そもそも、どういう仕組みで音ってPCに入ってるの?

 

マイクを新品に変えても直らない理由は、問題が「音の入り口(マイク)」ではなく、その後の「通り道(信号処理)」にあるからです。

PCオーディオの世界では、あなたの声が相手に届くまでに、以下のような「関所」を通過します。

  1. マイク(アナログ信号):空気の振動を電気に変える。
  2. オーディオインターフェース/サウンドカード(A/D変換):電気をデジタルデータに変える。
  3. Windowsオーディオエンジン(OS処理):ここで「拡張機能」や「ボリューム調整」が適用される。
  4. アプリケーション(VALORANT/Discord):さらに圧縮やノイズ除去が行われる。

今回のように「こもる」という現象は、高い周波数の音(クリアに聞こえる成分)が削ぎ落とされた状態です。これは物理的な故障よりも、「帯域制限」というデジタル的な処理で発生しがちです。

例えば、USBの帯域不足やドライバの競合が起きると、PCは安定性を保つために「音質を落として(データ量を減らして)通信を維持しよう」と働きます。これが、突然音質が8000Hz(電話並み)に下がったり、音がモゴモゴしたりするシステムの自己防衛的な仕様なのです。

つまり、あなたが悪いわけでも、マイクが壊れているわけでもなく、PC内で「ソフトウェア同士の主導権争い」や「データ処理の交通整理」がうまくいっていない状態と言えます。だからこそ、機材の交換ではなく、システム設定の「交通整理(不要なエフェクトのオフや、デバイスの再指定)」が解決の鍵となるのです。

 

まとめ

  1. マイク本体ではなく、Windowsの「オーディオ拡張機能」や「形式(周波数)」の設定ズレを疑う。
  2. ノイズキャンセリング機能が重複していないか確認し、ソフトの干渉を防ぐ。
  3. Webカメラなど、意図しない低品質なマイクに入力が切り替わっていないかチェックする。

ゲーム中のトラブルは焦りますが、機材を変えても直らないということは、逆に言えば「設定ひとつで劇的に直る」可能性が高いということです。一つひとつ確認していけば、必ず元のクリアな音声に戻りますので、まずはWindowsの設定画面から落ち着いて見直してみてください。