VALORANTで「逆キーストッピング(カウンターストレイフ)は不要」「離しキーで十分」と言われることが最近増えてきました。一時期は逆キーストッピングが必須と言われていましたが、徐々に認識が変わってきました。
この記事では、なぜ今のVALORANTにおいて逆キーが必須ではないと言われるのか、について解説します。
離しキーと逆キー、結局どちらを選ぶべきか
離しキーしかできないからといって、撃ち合いに勝てないわけではありません。
もしあなたがこれからストッピングを練習する段階であったり、今まで離しキーでプレイしてきたのであれば、無理に逆キーストッピングを習得する必要はありません。
熟練プレイヤーやプロの中には逆キーを行っている人もいますが、それは別のFPSゲーム(特にカウンターストライクシリーズ)からの長年のクセとして染み付いているケースがほとんどです。
逆キーを意識しすぎて入力ミスをしてしまい、逆に弾が真っ直ぐ飛ばなくなってしまうくらいなら、確実に「キーから指を離して止まる」ことへ集中するほうが、圧倒的に安定した射撃が可能になります。
ストッピングよりも優先して身につけたい動き
逆キーの練習に膨大な時間を割く代わりに、「デッドゾーン(Deadzoning)」と呼ばれる動きを練習するのが現在の主流です。
デッドゾーンとは、AキーとDキーを使って左右に動きながら、方向転換する一瞬(キャラクターの移動速度がゼロになる瞬間)だけ弾を数発撃つテクニックのことです。
これをマスターすると、相手から見ると常に動いている的でありながら、自分は正確に弾を当てることができるようになります。
VALORANTでは、完全に立ち止まって的になるよりも、動きの中で一瞬の静止状態を作り出すことのほうが実戦での価値が高いため、多くのプレイヤーがこちらの練習を優先しています。
なぜVALORANTでは逆キーが不要と言われるのか
これはVALORANTというゲームの「物理的な仕様」がこれまでのFPSゲームと全く異なる構造で設計されているからです。
カウンターストライク(CS)のようなゲームでは、移動キーから指を離してもキャラクターに慣性が働き、氷の上を滑るように数歩分動いてしまいます。
そのため、進行方向と逆のキーを入力して「強制的にブレーキをかける」仕組みが必要不可欠でした。
しかし、VALORANTではキーを離した瞬間に強烈なブレーキがかかり、ほぼ即座にキャラクターが停止する仕様になっています。
実際のデータ検証でも、指を離すだけの「離しキー」と、完璧なタイミングで逆キーを入力する「逆キーストッピング」とで、キャラクターが完全に停止するまでの時間差は約16ミリ秒(0.016秒)しかないことが判明しています。
人間の平均的な反応速度が約200ミリ秒以上であることを考えると、この16ミリ秒という数値は極めて微小です。
もちろん、この16ミリ秒の差が勝敗を分ける究極の場面もゼロではありません。しかし、人間はロボットではないため、逆キーを毎回完璧に成功させることは不可能です。
もし入力タイミングを少しでも間違えれば弾は明後日の方向へ飛んでいくため、「得られるわずかな恩恵よりも、ヒューマンエラーによるリスクのほうが遥かに大きい」というのが、システム面から見た結論となります。
逆キーができないからといって落ち込む必要は全くありません。それはゲームの構造上、理にかなった選択なのです。
まとめ
- VALORANTはキーを離した瞬間に止まる仕様のため、逆キーと離しキーの差はわずか0.016秒しかない
- 逆キーの入力ミスによるリスクの方が高いため、無理に習得せず「デッドゾーン」など他の動きを練習する方が実戦的である
「逆キーができないから上手くなれない」という呪縛からはもう解放されましょう。ゲームの仕様を理解し、あなたにとって一番やりやすく確実な方法を選んで、自信を持って撃ち合いに挑んでください。