競技大会への注目度が高く有名配信者もよくプレイしている『VALORANT』。
FPSゲームとしての知名度としてはAPEXの次くらいにあるのではないでしょうか?
しかし、そんなVALORANTも一時期のブームからはだいぶ下火になってきた印象があります。
というわけで今回は「VALORANTの人気が下がってきた理由はなんなのか?」について紹介していきます。
ZETAの活躍で一躍大人気に
2022年4月、ZETA DIVISIONが世界大会に出場し3位を獲得しました。
それまで世界から「日本はFPSが弱い」と評価されていただけに、3位という好成績は昔からのFPSゲーマーはもちろん、最近FPSゲームを知った人も巻き込んで大盛りあがりでした。
この時が日本でVALORANTの人気がピークだったタイミングでしょう。
私の書いているVALORANT関連の記事へのアクセスが多かったのはこの時期です。
VALORANTをやるために新しくパソコンを買った人も多かったようです。
しかし、さらにVALORANTの盛り上がりが続いたという印象はありません。
一大ブームを巻き起こしたAPEXと比べると「VALORANTは思ったよりも盛り上がらずに収束していった感」があるのは事実とも言えます。
では、なぜあの世界大会をキッカケにさらに盛り上がることがなかったのか?
VALORANTをプレイ出来ない人が多い
残念ながらVALORANTはパソコンでしかプレイできないゲームです。
PSやSwitchなどの家庭用ゲーム機ではプレイすることができません。
これが日本でのブームに「待った」をかける要因になっています。
どんなに大会や配信でVALORANTが盛り上がっても、それをプレイ出来ないと視聴者は飽きてしまいます。
「見ているだけじゃつまらない」ということです。
また実際に自分でプレイしないと凄さがわからないというのもあります。
いきなり世界大会のスーパープレイを見た人にとっては、ストリーマーやVtuberのプレイは物足りなさを感じてしまうでしょう。
ここで自分でVALORANTをプレイして「世界大会はすごかったけど、配信者もかなり上手いんだ!」と気づくことができれば引き止めることができますが、VALORANTはそれが叶いません。
試合中のトークが少ない
VALORANTはラウンドを取り合うゲームのために暇な時間というのが存在しません。
ラウンドを落としてもすぐに次のラウンドが始まるため、次の作戦をどうするかを話さなければいけず雑談をする余裕がありません。
VALORANTというゲーム自体がとにかく好きな視聴者であればそれも見ていて面白いと思いますが、いわゆるライト層としては「ずっとマジメにやってて面白くない」と感じることもあるでしょう。
APEXは移動中の暇な時間に雑談トークがあってそこでライト層も「ゲーム自体はよくわからないけどAPEXコラボでのトークが好き」という感想を持つことができました。
VALORANTはトークが少なめなのです。
このため、ライト層がVALORANTにハマる前に配信から離れていってしまうことが多いようです。
世界大会の影響でVALORANTの配信を見にきた人達がVALORANTに定着してくれなかったということです。
悪いプレイヤーも増えた
以前であれば「APEXはプレイヤーの民度が最悪!VALORANTはそれに比べれば平和すぎる!」なんてことが言われていました。
しかし、VALORANTも注目を浴びた結果、民度の悪いプレイヤーが大量にVALORANTに流れてきました。
今では低いランクで暴言が飛び交う試合がよく見られるようになってしまったのです。
VALORANTは連携が大事なゲームでVC必須とも言われています。
VCで暴言や悪口をダイレクトで聞いてしまう危険性がAPEXより高いです。
暴言を浴びせられたプレイヤーはVALORANTを嫌いになってしまいます。
Twitterなどで検索してみると、暴言を理由にVALORANTを辞めたというプレイヤーが毎日のように出てきてしまっているのが現実です。
配信者さんの中にもVCでの暴言が理由でVALORANTを辞めた人がいました。
まとめ
VALORANTは競技性の高いゲームと言われていますが、それは言い方を変えれば「初心者には難しいゲーム」とも言えます。
ここまでVALORANTがイマイチ盛り上がらなかった理由を書いてきましたが、やはりFPS初心者にはハードルの高いゲームだと思います。
プレイするにはパソコンが必要ですし、いざプレイしても暴言が飛んでくる可能性が高いですから。
レベルの高い世界大会をキッカケに流行ったというのもハードルを上げてしまった要因として上げられるかもしれません。
ですが、VALORANTは2022年で一番配信時間が長いゲームです。
FPSゲームに慣れ親しんだ配信者の人達はVALORANTを楽しんでプレイしています。
VALORANTがさらに地位を確立していくには、どれだけライト層を引き込むかが重要と言えるでしょう。
今現在のままだと再びのブームは難しいと思われます。