VALORANTをプレイ中に「VAN185」や「VAN79」というエラーが出て突然落ちてしまったり、アイコンをクリックしても全く起動しなくなったりする現象が増えているようです。
今回の症状:試合中にVGCが勝手に停止して落ちる・起動しない
- 試合中に突然ゲームが落ち、「VAN185」や「VAN79」が出る
- サービス(services.msc)からVGCを手動で開始しようとしてもエラー(「ファンクションが間違っています」「Error 193: 0xc1」など)で弾かれる
- PCを再起動すれば一時的に直るが、結局繰り返してRiot Clientすら開かなくなる
アイコンをクリックしても無反応になり、ゲーム自体が立ち上がらなくなる状態は非常に厄介です。
しかし、これはPC本体の故障ではなく、アンチチートシステムに関連する一時的な不具合である可能性が非常に高いです。
まずは以下の手順でシステムの状態を確認し、修正していきましょう。
最初に確認すべきこと:VGCの動作状況とスタートアップ設定
VALORANTは、ゲーム本体よりも先にRiot Vanguard(アンチチートシステム)が正常に作動していないと、ゲーム画面まで進めない仕様になっています。
まずはWindowsの内部で、Vanguardのプログラムである「VGC」がどのような状態になっているかを確認します。
- キーボードの「Windowsキー + R」を押し、出てきたウィンドウに services.msc と入力して「OK」をクリックします。
- サービスのリストから「vgc」という項目を探し、状態が「実行中」になっていない場合は、右クリックから「開始」を選んでみてください。
また、タスクマネージャーの「スタートアップアプリ」タブを開き、VanguardがPC起動時に自動で立ち上がる設定になっているかどうかも合わせて確認します。
手動で起動できない場合の解決策
手動でVGCを開始しようとしてもエラーが出てしまう場合、ゲームやVanguardの再インストールを行っても解決しないことがほとんどです。
この「手動起動が弾かれる現象」は海外のプレイヤー間でも多く報告されており、その原因の多くはオーディオ(サウンド)ドライバとのシステム競合にあります。
この状態を解消し、VGCを強制的に起動させるには以下の手順を実行します。
- まず、Windowsの「デバイスマネージャー」を開き、「サウンド、ビデオ、およびゲーム コントローラー」の中にあるオーディオ関連のドライバをすべて一時的に無効化し、PCを再起動します。
- 再起動後、PCの「C:\Program Files\Riot Vanguard」フォルダ内にある「vgctray.exe(またはVGCに関連する起動アイコン)」をダブルクリックして実行してください。
- 画面右下のタスクバーにVanguardの赤いアイコンが表示されたことを確認したら、先ほど無効化したオーディオドライバを再び「有効」に戻し、VALORANTを起動します。
PCスペックが十分なのに無反応になる・一時的にしか直らない場合の対策
Core i5やRTX 3060Ti、メモリ16GBといった構成であれば、VALORANTを遊ぶためのスペック要件は十分に満たしています。しかし、PCをシャットダウンせずに長期間スリープや「電源つけっぱなし」で運用していると、メモリに不要なデータが蓄積し、システムが不安定になってVGCが立ち上がらなくなることがあります。
PC本体の再起動をこまめに行うことはもちろんですが、GeForce Experienceなどのグラフィックドライバの更新も確認が必要です。
古いドライバのままWindowsのアップデートが進むと、システム同士の相性が悪くなり、突然無反応になるといった起動トラブルを引き起こす要因となります。
なぜプレイ中にVGCが強制停止し、エラーが繰り返されるのか
結論から言うと、これはユーザー側の過失やPCの故障ではなく、Riot Vanguardのシステム設計上、どうしても発生し得る物理的な限界と仕様によるものです。
一般的なアプリはWindowsのユーザーモードで動いていますが、VALORANTのアンチチートシステムであるVanguardは、OSの心臓部にあたる「カーネルレベル」という非常に深い領域で常に監視を行っています
これは、巧妙化する悪質なチートツールを完全にブロックするために必要な強力な権限です。
しかし、この監視システムが強力すぎるがゆえに、他の無害なドライバ(特にオーディオドライバやマウスの制御ソフトなど)がOSの深部で通信を行おうとした際、それを「不正な干渉」と誤認してしまうことがあります。
システムは「何者かがチートを使おうとしているかもしれない」と検知すると、安全を最優先にするため、自己防衛としてVGCの動作を強制的にシャットダウンします。
その結果、ゲーム本体との接続が切れ、画面上に「VAN185」や「VAN79」といったエラーコードが弾き出されてしまうのです。
つまり、「ファンクションが間違っています」や「Error 193」などの表示が出るのは、Vanguardが他のドライバとの通信衝突を検知し、システムを守るために頑なに起動を拒否している状態に過ぎません。
そのため、一時的にオーディオドライバなどを無効化して干渉をなくすことで、VGCが正常に起動できるようになります。
まとめ
- 試合中に落ちたりVGCが停止したりするのは、アンチチートシステムが他のドライバと競合し、自己防衛で停止している仕組みが原因。
- オーディオドライバを一時無効化してVGCを手動起動させる手順を踏むことで、エラーによる起動拒否状態をリセットできる。
ゲームが突然起動できなくなったり、試合中に落とされたりすると不安になりますが、システムの裏側を知ることで的確な対処が可能になります。今回紹介した手順でシステム内部の干渉をクリアにし、再びスムーズなプレイ環境を取り戻すための助けになれば幸いです。