VALORANTのプロ競技大会が定期的に行われていますが、「ところで、この大会って何の大会なの?」と思うことが多いです。
単純に世界一を決める大会以外にもいろいろあるので、今回はVALORANTの大会システムを簡単に紹介していきます!
大きく分けて4段階ある
VALORANTの大会は「説明が少ない」のでよくわからなくて複雑に見えますが、大会システムは意外と簡単です。
世界一を決める大会を最終目標として、その世界大会に向けての予選大会がいろいろとあるのです。
その大会は大きく分けて4段階あります。
- Masters&Champions
- インターナショナルリーグ
- Ascension
- Challengers
世界の有名チームが集い、一番の盛り上がりを見せる世界一を決める大会は【Masters&Champions】です。
この大会に出場するために下の大会を勝ち進んでいく必要があります。
それでは次に、各大会について紹介します。
Challengers
Challengersは、いわゆるTier2チームが参加する国ごとの大会です。
日本だと【VCJ】という名前の大会になり、世界各国で行われます。
日本のチームだとRIDDLEやFENNELが強くて人気です。
日本ではChallengersはスプリット制、大会が3回に分かれて開催されています。
3回に分かれた大会で上位を取りポイントを貯め、最終的にはポイント上位のチームがトーナメントで優勝を争います。
※Challengersの大会形式は各地域、その年により変わります。
Challengersで優勝すると、次の【Ascension】に進出することができます。
Ascension
Ascensionは「地域大会」とも呼ばれ、アメリカ大陸、ヨーロッパ大陸、アジア&オセアニアなどのTier2代表チームを決める大会になります。
この大会で(基本的には)2位までに入ると、一つ上の【インターナショナルリーグ】に出場する権利を得ることが出来ます。
日本のTier2チームにとってはAscensionが大きな壁となっていて、韓国チームやアジアチームに勝てない歴史が続いています。
日本のファンとしては、このAscensionを日本チームが突破することが悲願です。
インターナショナルリーグ
【インターナショナルリーグ】は「Tier1チーム」を基本として、Ascensionを勝ち抜いたチームを加えて戦う大会です。
年2回開催され、それぞれの大会上位チームはMastersへ進出します。
Tier1チームとはVALORANT運営が決めたチームで構成されたもので、日本からはZETAとDFMが選ばれています。
Tier1チームはAscensionなどの”予選大会”が免除されているため、インターナショナルリーグからの参戦となり、世界一を目指す上でとても有利となっています。
このインターナショナルリーグからは韓国のT1やDRXも参加してくるため、日本チームはここでもなかなか勝てない状況が続いています。
Masters&Champions
Mastersは年に2回、Championsは年に1回開催されます。
トータルで世界一を決める大会は年に3回あるということになります。
Mastersは【インターナショナルリーグ】を勝ち抜いたチームで競い合う大会。
Championsは【インターナショナルリーグ】と【Masters】の大会上位チームにポイントを付与し、そのポイントが多かったチームが参加できます。
Tier2チームは過酷な道すぎる
インターナショナルリーグのチームとして選ばれなかった、いわゆるTier2チームはあまりにも過酷な戦いを強いられる大会システムとなっています。
逆に言えば、それだけTier1チームは優遇されていて有利です。
Tier2チームがインターナショナルリーグで応援されるのは、こういう理由があります。