エスケープ・フロム・タルコフ(EFT)をプレイ中、レイドが始まった瞬間に音質が変わってしまうと、周囲の音が聞き取れず命取りになってしまいますよね。
特にBluetoothヘッドホンを使用している際に発生しやすい、この独特なトラブルの解決方法を詳しく解説します。
Windowsの「通信デバイス」設定を無効化する
ゼンハイザーのHD 350BTのようなBluetoothヘッドセットをWindowsで使用すると、システムが自動的に「通話用モード」へ切り替えてしまうことがあります。これを防ぐには、コントロールパネルから設定を変更しましょう。
- コントロールパネルの「ハードウェアとサウンド」から 「サウンド」 を開きます。
- 「再生」タブにある一覧の中から、ヘッドホンの名前が付いた 「〇〇 Hands-Free AG Audio」という項目を探して右クリックし、「無効化」を選択 してください。
- 通常の「〇〇 Stereo」という項目のみが有効な状態になれば完了です。
これで、ゲーム中に勝手に低音質な通話モードへ切り替わることがなくなります。
録音デバイスの既定値を変更する
ゲーム側でマイクを使用しない設定にしていても、Windowsのシステム側でヘッドホンのマイクが「既定のデバイス」になっていると、レイド開始のタイミングでヘッドホンが通話待機状態(ハンズフリーモード)に移行してしまいます。
これを回避するには、入力(録音)デバイスとして、ヘッドホン以外のデバイスを指定 してください。もし他にマイクを持っていない場合は、サウンド設定の「録音」タブでヘッドホンのマイク自体を右クリックして 「無効化」 することで、強制的に高音質なステレオ再生モードを維持できるようになります。
Bluetoothヘッドホンの「仕様」による影響について
Bluetoothヘッドホンには、高音質な再生専用の 「A2DP」 と、通話用の 「HFP/HSP」 という2つのプロファイル(動作モード)があります。
Bluetoothの帯域制限により、「マイクを使用しながら高音質な音を聴く」という動作が技術的にできません。 そのため、ゲームがマイクにアクセスしようとした瞬間に、外の音を取り込んだり音質を落としたりする「ハンズフリーモード」へ強制的に切り替わってしまうのです。
ゼンハイザーの専用アプリ(Smart Control)などで「側音(サイドトーン)」の設定がオンになっていると、このモード時に自分の周囲の音を拾って強調してしまいます。根本的な解決には、前述の通りWindows側で「ハンズフリー」の項目を徹底的に無効化することが最も有効です。
まとめ
- サウンド設定で「Hands-Free AG Audio」を無効化する
- 録音デバイス(マイク)の設定でヘッドホン以外を選択するか無効にする
タルコフは音の情報の密度が非常に高いゲームです。適切な設定でヘッドホンの本来の性能を引き出し、快適なレイドを楽しんでくださいね。