【PS4 Pro】起動時のファン音と「ピピッ」という警告音…放置は危険?原因と解決策

 

大切にしているPS4 Proから、起動するたびに聞き慣れない音がすると不安になりますよね。特にファンが勢いよく回った後に電子音が鳴って静かになる状態は、本体からの「SOS」かもしれません。

この記事では、その症状が異常なのか、それとも仕様なのかを詳しく解説します。

 

起動時のファン回転とビープ音の正体

ひかわ
起動した瞬間にファンが「ブォーン!」って鳴って、そのあと「ピピッ」と音がして静かになっちゃうんです。これって壊れる前兆なのかな…?

起動時にファンが一時的に高速回転するのは、内部の温度を急いで下げようとする正常な動作である場合が多いです。しかし、その直後に「ピピッ(2回)」や「ピピピッ(3回)」というビープ音が鳴り、そのまま電源が落ちて静かになってしまう場合は異常事態です。

もし画面が映らずに電源ランプも消えてしまうなら、本体がオーバーヒート(熱暴走)を防ぐために強制終了している可能性が高いです。一方で、そのまま無事にホーム画面が表示されるのであれば、前回「正しく終了できなかった」ことへの警告音であるケースが考えられます。どちらにせよ、内部に熱がこもっているサインですので、まずは設置環境を見直してみましょう。

 

ピピピッという3回音と強制終了の関係

ひかわ
音がしたあとに真っ暗になって動かなくなることがあるんです。もう一度電源を入れても大丈夫なのかな?

ビープ音が3回鳴って電源が落ちる現象は、システムエラーやハードウェアのトラブルを示しています。特に多いのが、内部のヒートシンク(熱を逃がす部品)にホコリが詰まり、冷却が追いつかなくなっている状態です。

PS4 Proは高性能な分、発熱量も多いため、空気の通り道が塞がるとすぐに高温になります。ファンが激しく回るのは「一生懸命冷やそうとしている証拠」ですが、限界を超えると故障を防ぐために「ピピピッ」と鳴らしてシステムを止めます。何度も無理に起動を繰り返すと、基板そのものが損傷する恐れがあるため、一度コンセントを抜いて30分以上放置し、完全に冷ますことが先決です。

 

内部の汚れや経年劣化による仕様への影響

ひかわ
買ったばかりの頃はこんな音しなかったのに。やっぱりお掃除が必要っていうことですよね?

長く使っているPS4 Proの場合、内部に蓄積したホコリだけでなく、CPU(頭脳となるパーツ)に塗られているサーマルグリスの乾燥も原因となります。グリスは熱をファンへ伝える役割を持っていますが、乾燥すると熱が伝わらなくなり、ファンが空回りしてしまいます。

また、PS4 Proの仕様として、特定の高負荷なゲームを起動する際にファン回転数が跳ね上がることもあります。しかし、起動した直後のメニュー画面に辿り着く前に音がして止まるようであれば、それは仕様ではなくメンテナンスが必要なサインです。まずは吸気口を掃除機で吸い取るなど、外側からできるケアを試してみましょう。

 

まとめ

  1. 電源が落ちる場合はオーバーヒートの可能性が高いので、すぐに使用を控える
  2. 本体の周りに隙間を作り、風通しの良い場所に設置し直す

電子音が鳴ると驚いてしまいますが、それは本体が自身を守ろうとしている大切な合図です。まずはゆっくり休ませてあげて、ホコリを取り除いてから様子を見てみてくださいね。改善しない場合は無理をせず、早めの点検を検討しましょう。