PCゲームをプレイ中、急にPing値が400ms以上に跳ね上がり、キャラクターがワープしてしまった経験はありませんか?不思議なことに、Windowsキーを押してウィンドウモードに切り替えるとPingが60ms程度まで落ち着く…。
この記事では、そんな奇妙なラグの原因と、快適にフルスクリーンで遊ぶための解決策を解説します。
フルスクリーン最適化を無効にする
実はWindows 10/11には「フルスクリーン最適化」という機能があり、これが一部のゲーム環境で悪さをして、通信処理や描画処理に遅延を引き起こすことがあります。
ウィンドウモードにすると直る場合、この機能が原因である可能性が高いです。以下の手順で設定をオフにしてみましょう。
- ゲームの実行ファイル(.exe)を右クリックし、「プロパティ」を開きます。
- 「互換性」タブをクリックします。
- 「全画面表示の最適化を無効にする」にチェックを入れて「OK」を押します。
GPU負荷を下げてCPUの余裕を作る
意外に見落としがちなのが、「グラフィックボード(GPU)の負荷が高すぎて、CPUが通信処理をさばききれていない」というケースです。
フルスクリーンモードはPCの全力をゲーム描画に注ぎ込むため、負荷が100%近くになるとネットワークデータの処理(パケットの送受信)が後回しになり、結果としてPingが跳ね上がることがあります。ウィンドウモードにすると解像度や描画優先度が下がり、通信処理に余裕ができるためPingが戻るのです。
以下の設定を試して、負荷を少し下げてみてください。
- ゲーム内の「垂直同期(V-Sync)」をオンにする、またはフレームレート(FPS)制限をかける。
- 画質設定を「最高」から「高」や「中」に落とす。
バックグラウンドアプリと同期設定の確認
ゲーム画面がアクティブ(最前面)になっている時だけ、裏でOneDriveの同期やウイルス対策ソフトのスキャンが強力に動作してしまう設定になっている場合も考えられます。
特にクラウドストレージ(OneDriveやGoogle Driveなど)は、ゲーム中にデータのアップロードを行おうとして帯域を圧迫することがあります。
ゲームを始める前にタスクトレイを確認し、不要な常駐ソフトを完全に終了させてからプレイしてみてください。
システム不具合・仕様について
もし上記の設定を行っても改善しない場合、PC側の問題ではなく、ゲームサーバーとの相性や、プロバイダの回線混雑が原因の可能性もあります。
特に夜間帯(20時〜24時)だけ発生する場合は、回線自体がパンクしている可能性が高いです。また、稀なケースですが、LANケーブルやルーターの不具合で、高負荷通信時のみパケットロスが発生していることもあります。
一度、ルーターの再起動やLANケーブルの抜き差しを行い、それでもダメなら「回線自体が原因ではないか」を疑ってみる必要があります。
まとめ
- ゲームのプロパティから「全画面表示の最適化」を無効にする。
- FPS制限や画質調整を行い、PCへの負荷を少し下げる。
- 裏で動くクラウド同期ソフトなどを完全に停止する。
フルスクリーンで快適に遊べないのはストレスが溜まりますが、多くの場合、PCの設定を見直すことで改善します。ぜひ一つずつ試して、本来の快適な環境を取り戻してくださいね。