iPhoneをかざすだけで改札をスムーズに通過できるモバイルSuicaですが、突然パスコード画面が表示されて足止めを食らってしまうと焦ってしまいますよね。
後ろに人が並んでいるとパニックになりがちですが、設定の見直しや簡単な操作で解決できることがほとんどです。
エクスプレスカードの設定をやり直す
エクスプレスカード設定が有効になっているにもかかわらず、改札で反応しなかったりパスコードを要求されたりする場合、設定の一時的な読み込みエラーが考えられます。この場合、一度設定をオフにしてから再度オンにする「登録し直し」が非常に有効です。
iPhoneの「設定」アプリから「ウォレットとApple Pay」を開き、エクスプレスカードに指定されているSuicaを一度「なし」に変更し、再び同じSuicaを選択してみてください。この操作だけで、システムが正常に認識し直され、以前のようにかざすだけで通過できるようになるケースが多いです。
iPhone本体の再起動を試す
設定をやり直しても症状が改善しない場合は、iPhone本体を再起動してみましょう。電子マネーの読み取り機能は本体のシステムと密接に関わっているため、再起動を行うことで内部の軽微な不具合がリセットされ、正常に通信が行えるようになります。
特に、iOSのアップデート後にこういった挙動が見られる場合は、再起動を挟むことで設定が正しく反映されるようになります。「たまに失敗する」という不安定な状態の時こそ、まずは一度電源を落としてみるのが解決への近道です。
iOSのバグや長期未利用による制限
実は、エクスプレスカードを設定していてもパスコードを求められる現象は、iOSの既知のバグとして報告されることがあります。最新のバージョンでも完全に解消されないケースがあるため、その場合は前述した「エクスプレスカードの再登録」を定期的に行う必要があります。
また、不具合とは別にSuicaの仕様として、半年以上（6カ月以上）利用していなかった場合、ロックがかかって改札を通れなくなることがあります。もし久しぶりにモバイルSuicaを使うという方は、一度コンビニなどでチャージを試みるか、駅の窓口で「長期間使っていなかった」と伝えてロックを解除してもらいましょう。
まとめ
- 「ウォレット」設定からエクスプレスカードを一度オフにし、再度設定し直す
- iPhoneを再起動し、半年以上の未利用期間がないか確認する
毎日の通勤や通学で使うものだからこそ、突然のトラブルは困りますよね。もし改札でパスコードが出たら、まずは焦らずに設定のオフ・オンを試してみてください。この記事を読んでいるあなたの毎日が、少しでもスムーズで快適なものになるよう願っています。