「なぜ敵にも味方にもジェットがいるの?」「このゲームはクローン人間同士が戦っている設定なの?」という疑問をお持ちではありませんか?
この記事を読めば、同じ顔をしたキャラクター同士が戦わなければならない「悲しい理由」と、ゲームシステムの裏にある「世界観の仕組み」がわかります。
同じキャラが存在するのは「2つの地球」があるから
VALORANTにおける「同キャラ対決(ミラーマッチ)」は、単なるゲームの仕様ではなく、「パラレルワールド(多元宇宙)」という物語の中核をなす設定に基づいています。
この世界には、鏡合わせのような2つの地球が存在します。
- α(アルファ)アース: 私たちプレイヤー(防衛側)が住む、比較的平和な地球。
- Ω(オメガ)アース: 敵チーム(攻撃側)がやってくる、もう一つの地球。
つまり、敵として現れる同じキャラクターは、偽物やクローンではなく、「別次元からやってきた本人」です。
例えば、あなたが操作するフェニックスが「αアースのフェニックス」であるのに対し、敵のフェニックスは「Ωアースのフェニックス」となります。彼らはDNAも能力も同じですが、育ってきた環境や背負っている事情が異なります。この「2つの世界が衝突している」という設定こそが、同じキャラクター同士が戦場に存在する理由です。
なぜ「もうひとりの自分」と戦う必要があるのか
彼らが戦う理由は、正義と悪の戦いではなく、「資源をめぐる生存競争」です。
- Ωアースの悲惨な状況
敵側であるΩアースは、気候変動が進み、環境が壊滅的な状態にあります。多くの人々はバイオドームの中でしか生きられず、常にエネルギー不足に喘いでいます。
- スパイクの正体
彼らが生き残る唯一の方法は、αアース(私たちの世界)に豊富にある特殊なエネルギー物質「レディアナイト」を奪うことです。
ゲーム中で攻撃側が設置する「スパイク」は、実は爆弾ではなく「レディアナイトを吸い上げて転送するための装置(泥棒の道具)」です。
つまり、敵のキャラクターたちは悪意で攻めてきているのではなく、「自分の故郷を救うために、必死で資源を奪いに来ている」のです。対するこちら側(αアース)は、資源を奪われると自分たちの世界が危機に陥るため、それを阻止しなければなりません。これが、同じ顔をした者同士が戦わなければならない悲しい背景です。
「ヴァロラント・プロトコル」と「レギオン」の仕組み
この次元間の戦争を行うために、それぞれの地球で組織が結成されています。
- ヴァロラント・プロトコル(VP): αアース(防衛側)の組織。秘密裏にΩアースからの侵略を防ぐために結成されました。
- ヴァロラント・レギオン: Ωアース(攻撃側)の組織。Ωアースでは彼らは「英雄」として扱われています。
私たちが普段プレイしている「アンレート」や「コンペティティブ」の試合は、物語上では「Ωアースのレギオンが資源を奪いに襲撃し、それをαアースのVPが迎え撃つ」という作戦行動を再現しています。
また、最新のストーリーでは、Ωアース側のキャラクターも単なる悪役ではなく、家族や故郷を想う人間味あふれる存在として描かれています。「相手も必死なんだ」と理解すると、試合前の「準備完了」の声も少し違って聞こえてくるかもしれません。
まとめ
- 同じキャラがいるのは「パラレルワールド(Ωアース)」の同一人物だからです。
- 戦う理由は、崩壊寸前のΩアースが生き残るために、こちらの世界の資源(レディアナイト)を必要としているからです。
VALORANTは単なる撃ち合いのゲームに見えますが、その背景には「互いの正義と生存をかけた戦争」という重厚な設定が隠されています。次に「もうひとりの自分」と対峙したときは、彼らにも負けられない理由があることを思い出してみてください。