【LOL】初心者がKZHCUPを楽しむために知っておきたいルールと用語を解説!【葛葉】

 

「好きな配信者がLOLを始めたけど、何が起きているのかサっぱり…」

「コメント欄は盛り上がってるけど、何が凄いプレーなのか分からない…」

「『ナイスガンク!』ってどういう意味?」

 

普段はLOLをプレイしないけど、好きな配信者がLOLをやっているからルールとかを知りたい!

今回はそんな方向けにLOLの基本ルールについて解説していきます。

 

 

LOLは「敵の本拠地を破壊したチームが勝つ」陣取り合戦!

ひかわ
ってか、そもそもLOLって何をしたら勝つゲームなの?

 

LOLの勝利条件は、たった一つです。

「相手チームの本拠地(一番奥にある一番デカい建物)を、先に破壊すること」

 

サッカーが、どれだけボールを支配してもゴールを決めなければ勝てないのと同じで、LOLもどれだけ敵をたくさん倒しても、本拠地を破壊しなければ絶対に勝てません。

配信を見ていて、「青チームの方がキル数が多いのに、なんで負けそうな雰囲気なの?」と感じることがあるかもしれません。

それは、赤チームの方が着実に「本拠地破壊」というゴールに近づいているからです。

 

この「最終ゴールは本拠地の破壊」という大原則を知っておくだけで、試合全体の流れがグッと理解しやすくなりますよ。

 

 

勝利へのロードマップ!試合は、この3ステップで進んでいる

ひかわ
じゃあ最初から本拠地を攻撃すればいいのでは?なんでずっと中央でチマチマ戦ってるの?

 

配信で選手(チャンピオン)たちが試合中にやっていることは、実は大きく分けて3つの段階に分かれています。

この流れを理解すると、試合中に選手たちが何を目的に動いているのか?がよくわかるでしょう。

 

 

【ステップ1】地道なレベル上げ&お買い物タイム

  • 選手たちが、道を進んでくる小さな兵隊(ミニオン)を、すごく集中して倒している場面。

試合が始まったばかりの選手たちは、みんなレベル1で装備も貧弱です。

まずは、このミニオンに最後の一撃(ラストヒット)をきっちり与えることで、「経験値(レベル上げ)」と「お金」を稼いでいるのです。

これが上手い選手ほど、相手より早く強くなれるため、プロの試合では序盤の地味に見えるこの攻防が、後の勝敗を大きく左右します。

 

配信者が「CS(ミニオンを倒した数)勝ってる!」と喜んでいたら、それは「順調に成長できているぞ!」という意味です。

 

そして、貯めたお金で強力な装備(アイテム)を買うために、拠点にワープ(リコール)します。

一度拠点に帰らないとアイテムを購入=強くなることができません。

 

 

 

【ステップ2】敵の砦を落とす、進軍タイム

  • 選手たちが集まりだし、道に建っている敵の砲台(タワー)をみんなで攻撃している場面。

ある程度キャラクターが育つと、次はこのタワーの破壊を目指します。

タワーは敵陣への道を阻む強力な砦。

これを壊さない限り、本拠地にはたどり着けません。

 

ここで注目してほしいのが、選手たちは必ず味方のミニオンを先にタワーへ向かわせること。

なぜなら、ミニオンがいない状態でタワーに近づくと、自分が集中攻撃されて大ダメージを受けてしまうからです。

ミニオンを「盾」にしながらタワーを壊すのが、LOLのセオリーなのです。

 

 

【ステップ3】最終決戦!本拠地をめぐる総力戦

  • 敵の本拠地まで攻め込み、最後の建物を全員で殴っている場面。

いくつものタワーを破壊し、ついに敵の本拠地内部へ。

そこにある最終目標「ネクサス」を破壊すれば勝利です!

ここに至るまでには、敵チームも必死に抵抗してきます。

 

ゲームで最も激しい、5対5のチーム戦(集団戦)が繰り広げられる、まさにクライマックスです。

この最後の攻防を制し、ネクサスを破壊しきったチームに「VICTORY」の栄光が輝きます。

 

 

試合の流れを「時間」で追ってみよう!観戦の注目ポイント

LOLの試合は、大体この3つの時間帯に分かれています。

それぞれの時間帯で、観戦のポイントも変わってきます。

 

  • 序盤(〜15分くらい):個人の実力が光る時間
    主に【ステップ1】のレベル上げが中心。各選手が、自分のレーン(担当エリア)で1対1や2対2の戦いを繰り広げます。ここでは、個人のテクニックや駆け引きに注目です。配信者がスーパープレーで相手を倒したときは、大きなチャンスが生まれます。

  • 中盤(15分〜30分くらい):試合の華!チーム戦の始まり
    育ってきた選手たちが集まり、【ステップ2】のタワー破壊や、後述する【オブジェクト】を狙って動き始めます。ここからがLOLの醍醐味であるチーム戦の始まり!「誰がどこに集まるか」「どのタイミングで戦いを仕掛けるか」といったチームの連携が試されます。大きな戦いが起きやすいので、目が離せません。

  • 終盤(30分〜):一瞬で勝負が決まる緊張の時間
    お互いのチームが最強状態になり、たった一回の集団戦が試合のすべてを決めてしまう時間帯。ここで勝ったチームが、そのまま【ステップ3】の本拠地破壊までなだれ込むことが多いです。配信者も息をのむ、最高の緊張感と興奮が味わえます。

 

 

LOLの「ポジション」って何がある?

ひかわ
「サポート」とか「ADC」とかよく聞くけど、ポジションごとの役割はなに?

 

チームの5人はそれぞれ異なるポジションを担当し、マップ上の決められた場所で専門的な役割を果たします。

  • トップ (Top): 孤高の決闘者

  • ジャングル (Jungle): 神出鬼没の司令塔

  • ミッド (Mid): チームの花形エース

  • ボット (Bot/ADC): 大器晩成のダメージ源

  • サポート (Support): 縁の下の力持ち

この5つのポジションが連携し、最高のチームプレイが生まれたときに、私たちは神プレイを目撃することになるのです。

それでは、各ポジションの魅力的な世界を覗いてみましょう!

 

 

トップ (Top) 

担当場所: マップの一番上
役割を一言で: 1対1のプライドがぶつかり合う、熱いタイマン勝負の舞台!

トップレーンは他のレーンから離れた孤島のような場所。

そのため、序盤は助けが来にくく、プレイヤーの純粋な腕前が試される1対1の真剣勝負が繰り広げられます。

 

TOPの見どころ、盛り上がりポイントは…

  • 格ゲーさながらの読み合い

「あと一発!」というミリの体力でお互いがスキルを避け合う攻防は、観戦の手に汗握るポイント。

プロの配信では、この瞬間の思考を解説してくれることも多く、非常に奥深いです。

 

  • 単独で攻め込む「スプリットプッシュ」

試合中盤、トップレーナーが一人だけ味方と離れて敵のタワーを破壊しに行くことがあります。

これは敵の注意を自分に引きつけ、その間に味方に有利を作らせる高等戦術。

配信者が「俺がヘイト買うからドラゴンやって!」と言っていたら、これが発動している合図です!

 

  • 超絶カウンタープレイ: 相手の必殺技に合わせてスキルを使い、逆に返り討ちにする神業!

  • 集団戦での無双: チームの盾として敵陣のど真ん中に突っ込み、一人で戦況を破壊する姿は圧巻です。

 

 

 

ジャングル (Jungle) 

担当場所: レーンとレーンの間にある森
役割を一言で: マップ全体を動かす、チームの監督兼司令塔!

ジャングラーはレーンにはおらず、森を駆け回りながら常に「次にどこで何を起こすか」を考えています。

彼らの動き一つで試合が壊れることも、勝利に繋がることもあります。

 

ジャングルの見どころ、盛り上がりポイントはここ!

  • 予測不能の奇襲「ガンク」

配信画面のマップに注目!ジャングラーが敵の死角から忍び寄る姿は、まさに狩人。

ガンクが綺麗に決まってキルが生まれた時の爽快感は格別です!

うまい配信者は「相手のフラッシュ(緊急回避スキル)が無いから、ここを狙おう」といった思考を話してくれるので、一緒に作戦会議をしている気分になれます。

 

  • ドラゴン/バロンの奪い合い

これらを倒すとチーム全体が超強化されるため、両チームによる命がけの攻防が始まります。

最後のトドメの一撃(スマイト)をどちらが叩き込むか、というコンマ1秒の勝負は、LoL観戦で最も盛り上がるシーンの一つ!

 

  • 神業「スティール」: 敵に取られかけていたドラゴンやバロンを、最後の最後で横取りするスーパープレイ!

  • 完璧なルートからのガンク: 誰も予測できなかった場所から現れ、戦況をひっくり返す華麗な奇襲。

 

 

 

ミッド (Mid) 

担当場所: マップの中央
役割を一言で: 派手なスキルで魅せる、試合の主役!

ミッドはマップ中央に位置し、試合全体に影響を与えやすい花形ポジション

テクニカルなチャンピオンが多く、人間業とは思えないスーパープレイが生まれやすいのが特徴です。

 

エースポジションのミッドの見どころはここ…!!

  • 一瞬で敵を溶かす「ワンコンボ」

スキルを流れるように叩き込み、敵のHPを一瞬でゼロにする様はまさに芸術。

配信者が「はい、お疲れ様でしたー」と言いながら敵を暗殺するシーンは、見ていて最高に気持ちいいです。

 

  • 神出鬼没の「ローム」

ミッドレーナーがレーンから姿を消したら、事件の合図。

上下どちらかのレーンに突如現れて試合を動かしに行きます。

マップを見て「ミッドが消えたぞ、危ない!」とハラハラするのが観戦の醍醐味です。

 

  • 異次元のスキル回避: 敵のスキル弾幕の中を、踊るようにスイスイ避けていく神プレイ!

  • 1v2(1対2)での返り討ち: 数的不利をものともせず、テクニックで敵をなぎ倒す姿はまさにエース。

 

 

ボット (Bot/ADC) 

担当場所: マップの一番下
役割を一言で: 序盤は耐え忍び、後半に全てを破壊する逆転の切り札!

ADC(Attack Damage Carry)とも呼ばれるこのポジションは、序盤は弱く狙われやすいですが、試合後半になるとチームで最も高い継続ダメージを叩き出します。

彼らが育つかどうかが、チームの未来を決めると言っても過言ではありません。

 

 

ボット(ADC)の見どころはここ!

  • 職人技「カイト」

敵に近づかせず、自分だけが一方的に攻撃し続ける高等技術。

攻撃と移動をリズミカルに繰り返す姿は、まさに曲芸。これが上手いADCのプレイは、永遠に見ていられます。

 

 

  • 集団戦での位置取り

敵全員が自分を狙ってくる中、味方に守られながら最高のポジションからダメージを出し続ける姿は、チームの希望そのものです。

「ADCがダメージを出せていない」そんな状況だとチームはかなり不利な状況になっている証拠です。

 

  • ペンタキル(5人抜き): 集団戦で最後まで生き残り、敵チームを一人で壊滅させる伝説的なプレイ!

  • 絶体絶命からのサバイバル: あらゆるスキルを避けきり、ミリの体力で生き延びて反撃する姿。

 

 

サポート (Support) 

担当場所: マップの一番下(ADCの相方)
役割を一言で: 味方を守り、視界を制し、勝利への道を切り開く、もう一人の司令塔!

一見地味に見えますが、実は試合の流れを作る超重要ポジション。

ADCを守り育て、マップの視界を確保し、戦いのきっかけを作る、まさに縁の下の力持ちです。

 

 

ちょっと地味だけどサポートの見どころはこれ!

  • 神がかり的なセービング

味方が「もうダメだ!」という瞬間に、絶妙な回復やシールド、妨害スキルで救出するプレイ。

これには思わず「ナイスサポート!」と叫んでしまいます。

 

  • 一発逆転の「神フック」

敵を捕まえるスキルを、戦況を決定づける場面で当てるプレイ。

特に草むらの死角からの一撃が決まった時の盛り上がりは最高潮に達します。

 

  • 見えない戦争「視界管理」

 マップ上に置く「ワード(偵察アイテム)」を巡る攻防は、まさに情報戦。

うまいサポートは視界を支配し、チームを安全に導きます。

 

  • 試合を決めるイニシエート: 完璧なタイミングで敵陣に突っ込み、集団戦の勝利をお膳立てする一撃。

  • 人間離れした超反応: 敵の奇襲に対し、コンマ1秒の反応で味方を救うスーパーセーブ。

 

 

 

配信者が叫ぶ「ナゾの言葉」!これだけ覚えればコメントにもついていける!

配信を見ていると飛び交う専門用語。

意味が分かれば、戦況がもっとリアルに理解できます。観戦で特によく聞く7つの言葉を厳選しました!

 

1. ガンク (Gank)

  • 意味: 奇襲!

  • 配信での使われ方: 配信者が「ガンク来た!」と叫んだら、担当外の敵選手が奇襲を仕掛けてきたピンチの合図。「ナイスガンク!」なら、味方の奇襲が成功して敵を倒せたチャンスの場面です。序盤の見どころの一つですね。

 

2. プッシュ (Push)

  • 意味: (ミニオンを)押し込む!

  • 配信での使われ方: 「みんなでミッドをプッシュしよう」という声が聞こえたら、それは「ミニオンの軍団を敵のタワーに押し付けて、タワーを攻撃するぞ!」という作戦会議です。

 

3. フォーカス (Focus)

  • 意味: 集中攻撃!

  • 配信での使われ方: チーム戦の最中に「ADC(攻撃役)フォーカス!」と叫んでいたら、それは「全員で敵チームのADCを集中攻撃して、真っ先に倒せ!」という超重要な指示。誰を狙うかで集団戦の結果は大きく変わります。

 

4. リコール / B (ビー)

  • 意味: 拠点に帰還!

  • 配信での使われ方: 選手が安全な場所で棒立ちになり、青い光に包まれてワープし始めたら、それがリコールです。体力回復やアイテム購入のために拠点に戻っています。リコールがキーボードの「B」に割り当てられていることから「即B!」とも言われることもあります。

 

5. オブジェクト (Object / OBJ)

  • 意味: 試合を有利にするボーナス目標

  • 配信での使われ方: マップにいるドラゴンバロンといった巨大モンスターのことです。これらを倒すとチーム全体がパワーアップするため、両チームにとって絶対に譲れない目標。「オブジェクトの時間だ!」という声は、これを巡る大乱闘のゴングです!

 

6. ワード (Ward)

  • 意味: 視界を確保する監視カメラ

  • 配信での使われ方: LOLのマップは、味方がいない場所は暗闇に包まれています。ワードは、その暗闇を照らす「目」の役割を持つアイテムです。「ここにワードがないから危ない」というのは、「ここに敵が隠れていても見えないから危険だ」という意味。プロの試合は、このワードを使った高度な情報戦でもあるのです。

 

7. ワース (Worth)

  • 意味: 価値がある、割に合う

  • 配信での使われ方: 例えば、味方が一人倒された代わりに、敵を二人倒せたとします。この交換は結果的に得をしているので、「今の交換はワース(Worth)だね」と言います。LOLが、ただの殴り合いではなく、常に損得を考える奥深いゲームだと分かる言葉です。

 

まとめ:この3ステップを意識すれば、観戦はもっと面白い!

長くなりましたが、もう一度だけおさらいです。

LOLの試合は、基本的にこの流れで進みます。

 

  1. 序盤:選手たちがコツコツ成長する時間

  2. 中盤:チームで砦(タワー)を攻略していく時間

  3. 終盤:本拠地をめぐる最終決戦の時間

 

この流れといくつかのキーワードを知っているだけで、配信で今何が起きているのか、なぜ選手たちがそういう動きをしているのかが手に取るように分かるはずです。

次にLOL配信を見るときは、ぜひ「今はレベル上げの時間だな」「あ、オブジェクトを狙って集まりだしたぞ!」と考えながら見てみてください。

推しのスーパープレーの本当の凄さや、チームが勝利したときの感動が、きっと何倍にもなってあなたに伝わるはずです!