VALORANTやLOLなどの大会でよく見かける【スイスルール】について今回は紹介します。
スイスルールとは?
今見てるLOLの大会がスイスルールで行われているんだけど、スイスルールってどういうものなの?
【スイスルール】とは、【スイスドロー】や【スイス式トーナメント】と呼ばれる大会形式です。
凄く簡単に言うと「総当たり戦っぽいトーナメント」です。
総当たりとトーナメントの両方を兼ね備えているルールとなっています。
スイスルールの試合順は以下の通りとなります。
- 1試合目:参加者全員がランダムに総当たり戦を行う
- 2試合目:1勝0負同士、0勝1負同士で試合を行う
- 3試合目:2勝0負、1勝1負、0勝2負同士で試合を行う
- 最終的に「最初に10勝した人が優勝」や「10試合終わって勝数が多い人が優勝」などで優勝者を決めます
このように、最初は総当たり戦っぽいですが、徐々に勝ち残っている人同士が戦うトーナメントのようになっていきます。
大会によっては「先に10勝した8人で最終決定トーナメントを実施」など、スイスルールで強い人をふるいにかけるようなルールになっていることも多いです。
スイスルールのメリットはなに?
最近スイスルールの大会をよく見かけるようになったけど、普通のトーナメントや総当たりを採用しない理由は何?
運営的な観点でいうと、スイスルールはトーナメントを考える必要がないというメリットがあります。
トーナメントを作る場合「強い人が最初に当たらないように」や「強い人がトーナメントの片側に集中しないように」することに気を配らなければいけません。
トーナメントの組み方が良くないと、決勝戦がめちゃくちゃ強い人と弱い人の戦いになってしまう可能性があります。
しかし、スイスルールであればそのような組み合わせを気にする必要はありません。
強い人は勝数を増やして勝ち残りますし、逆に弱い人は勝数が増えずに勝ち残れません。
普通のトーナメント形式よりもちゃんと強い人だけが上位に残ることが多くなります。