【終末ツーリング考察】クレアは何者か?唯一の生き残りは宇宙飛行士だった? 【ネタバレ】

 

『終末ツーリング』の世界に突如現れた生存者、「クレア」。

今回は、世界の終末について多くの情報を知っていそうな彼女について紹介します。

 

クレアとは?

クレアは【三沢基地編】から登場する宇宙飛行士の女性で、ヨーコたちにとっては初めて出会う自分たち以外の生存者です。

世界が終末を迎えた原因とされる出来事が起きた瞬間、宇宙船で活動中だったため地球におらず、その結果生き残りました。

 

戦闘機の操縦が可能で、長岡からヨーコたちにモールス信号を送り、三沢基地へ来るように誘導した人物でもあります。

外国人ですが語学が堪能で、ヨーコたちとは日本語でコミュニケーションを取っています。AI搭載の相棒ロボット「ウィルソン」が、彼女の話し相手になっています。

 

 

他の宇宙飛行士たちの行方

ひかわ
宇宙船で活動中だったってことは、他の宇宙飛行士の仲間も生き残っているのでは?

 

クレアを含め、7人の宇宙飛行士が宇宙船で活動していました。

しかし、突如として巨大な「太陽フレア」が発生。

宇宙船の電源が喪失し、数時間後には酸素が尽きてしまうという危機に陥りました。

 

そこで宇宙飛行士たちは、コールドスリープで生き延びることを選択し、何十年もの間、宇宙船内で眠りにつきます。

 

そして、ヨーコたちがいる時代になって宇宙船は地球(三沢基地近くの海)に落下。

そこでコールドスリープから目覚めたクレアたちは、三沢基地を拠点に活動を始めます。

 

クレアたち宇宙飛行士は地球上の生存者を探したり、戦闘機を修理したりしていましたが、謎の病によって次々と命を落としてしまいます。

結果的に、クレアが宇宙飛行士の中で唯一の生き残りとなってしまいました。

 

 

太陽フレアへの疑問

ひかわ
クレアの話を聞くと、太陽フレアによって地球が終末を迎えたように思えるよね。

 

太陽フレアによって宇宙船の機能が完全に停止したこと、そして宇宙から地球の灯りが消えているのが確認できたことから、地球の機能も停止したことがわかります。

広範囲にわたってオーロラが広がっていた描写もあり、大規模な太陽フレアが実際に起きたものと思われます。

 

また、この巨大な太陽フレアが発生する以前にも、太陽フレアは何度も起きて地球に影響を与えていたようです。

宇宙飛行士の仲間は、ヨーロッパで太陽フレアによる停電が発生し、エアコンが使えなくなったことで多くの人が暑さに苦しんだ、と話しています。

 

しかし、クレア自身は太陽フレアが直接の原因であることに疑問を抱いています。

「太陽フレアで機械が動かなくなっただけで人類が消滅する?」「宇宙船ですら耐えられない太陽フレアって何なのよ!」と。

仲間の宇宙飛行士も「太陽フレア(磁気嵐)でこんなことになるか?」と不思議がっていました。

 

 

クレアはどこへ行ったのか?

ひかわ
三沢基地編の最後に、戦闘機に乗ってクレアはどこかへ飛び立っていったよね?どこへ行ったの?

 

おそらく、クレアは赤道に建設が予定されていた軌道エレベーターを探しに行ったと思われます。

当初のクレアは「人類がいないなら文明も終わった…」と悲観していたと思われますが、アイリがロボットだとわかってからは感情が一変したのでしょう。

 

「こんなロボットを作れるなら、人類が軌道エレベーターを作って宇宙へ脱出したのでは!?」

 

そしてクレアは戦闘機に燃料(おそらくフルで搭載しても片道だけ…)を乗せて、赤道へ飛び立ったわけです。

人類がまだ生き残っている可能性を信じて飛び立ったクレア、心が締め付けられるシーンです。

 

 

クレアは死んでしまうのか?

ひかわ
他の宇宙飛行士が謎の病気で死んでしまってるってことは、クレアも…。

 

クレア自身も体調が優れない様子が描かれています。

宇宙飛行士たちの知識をもってしても、この謎の病気の原因は解明できなかったとのことです。

また、ヨーコもクレアの体調については薄々感づいていた模様。

 

どうにか命があるうちに、人類が生き残っている証拠、もしくは人類そのものを見つけて欲しいですね…。