終末ツーリング考察、今回は『秋葉原で流れていたラジオ放送』についてです。
あのラジオ放送をしているパソコンが今も稼働しているっておかしいと思いませんか?
アキバ放送局は自動放送
ヨーコたちがラジオ電波を受信し「もしかして人がいるかも!」と期待した回です。
しかし、その正体は自動プログラムにより喋っているパソコンでした。
初代DJアキバジロー(人間)が生み出した、2代目DJアキバジロー(AI)です。
また机の上にはカメラがセットされており、誰かが来るとそれを感知し「ゲストとして紹介してくれる」機能が備わっています。
このラジオ放送をプログラムしたDJアキバジローさんは、誰かがここに来ることを信じでいたようです。
いつから放送されているのか?
ラジオ放送はUDX内の一室(KADOKAWAの事務所があった場所?)で行われています。
机などには「ただ死なない毎日が生きていると言えるのか」など殴り書きがあり、西暦2040年前後の苦しい時にこのラジオシステムを作ったことは確実でしょう。
なぜ2040年前後が苦しい時だったのか?は別記事で考察しています。
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稼働時間が長すぎるパソコン
他の考察から、ヨーコたちがいる今の西暦は【2100年前後】と思われます。
そう考えると、このラジオ放送をしているパソコンは50年くらいずっと稼働していることになってしまいます。
あらゆる機械やシステムが崩壊している今の時代に、このパソコンだけが元気に動き続けているのは凄いというかおかしいと思います。
この理由を考えると2つあると思います。
- パソコンが何十年も経ってから起動するようにタイマーセットしていた
- DJアキバジローは最近まで生きていた
まずは起動タイミングをタイマーセットしていたので実際に稼働していた時間はあまり長くないという説。
ヨーコたちが地上に出てくるちょっと前に起動するようにしていれば、パソコンの稼働時間は少なく出来ます。
もちろん、タイマーで起動するまでの経年劣化で動かない、という可能性もありますが…。
ただ、DJは「大変なこの時代をともに生きるキミに…」とトークしていることから、当時の人向けにこのラジオ放送をしたものと推測されます。
生き残った今の人向けの放送ではないということです。
だから、タイマーセットをしていた可能性はだいぶ薄れます。
次にDJアキバジローが最近まで生きていた説です。
私の推測(別記事参照)では、2040年頃には人類が窮地に陥り、日本では国民が避難(脱出)をしようとしています。
ですが、横須賀港が攻撃されたり脱出は上手く出来ていません。
ということは、脱出できずに日本に残った人も多いのでは?と推測できます。
そこで残ってつい最近まで生きていたDJアキバジローにとっては「ずっと大変な時代」が継続していると言えます。
DJアキバジローは生きていた?
私の中でこの2つを同時に納得するためには、初代DJアキバジローが最近まで生きていた説が有力だと言わざるを得ません。
ただただ普通に「奇跡的に動いていたパソコン」かもしれないですが…。