【ブログ】画像を使いたいとき著作権で注意することは?Twitterの写真を正しく引用する方法

 

ブログやSNS、YouTubeなどに自分の作品を投稿する人が多くなってきて、そういう活動も一般的になってきました。

多くの人が動画や画像を投稿できるようになり面白い世界になってきてはいますが、同時に「著作権」についての理解が足りていない人も多くなっています

 

ひかわ
著作権侵害で訴えられたら大変なことになりますよ!

 

というわけで今回は、「ブログで画像を使うときに注意するべき著作権」と題して正しい利用方法を紹介していきます。

 

使用OKな画像

 

ひかわ
著作権とか気にせず、誰にも怒られない完全に使用OKな画像はあるの?

 

著作権を気にせず、自分のブログに使える画像は「自分で撮影した写真」です!

自分で撮影したということは、撮影者としてその写真の権利を持っているのは自分自身。

著作権は自分にあるので使用OKということです。

 

ブログ記事の定番である商品レビューはまさにこれです。

購入した商品をレビューするために、外装パッケージや商品自体を撮影してブログにアップするのはOKです。

 

 

テレビ番組の映像を自分で撮影した画像は?

当たり前の補足として、上映中の映画スクリーンを撮影したとか、盗撮した写真というのはそもそも写真としてアウトです。

撮影が禁止されている場所で撮った写真は、そもそもがアウトってことです。

 

あとは、テレビ番組やDVDの映像をスマホのカメラで撮影してブログに使うのもダメです。

NHKの公式ページには以下のように注意書きがあります。

「テレビやラジオの番組の画面や音声をパソコンに取り込んでインターネットに流すことは、著作権者、著作隣接権者の『複製権』や『送信可能化(インターネットでアクセス可能にすること)権』に抵触します」

自分で撮影しても、撮影対象自体に権利が発生している場合、それをブログ記事にアップするとダメになるということです。

Twitterなどではテレビ番組の動画がかなりアップされていますが、それを見て「使っていいんだ」と思わないようにしましょう!

 

 

フリー画像は自由に使える?

【フリー画像】と呼ばれるものは自由に使うことが出来ます

ただし、フリー画像にもいろいろと種類というか細かいルールが存在することがあります。

フリー画像を公開しているサイトの規約やガイドラインなどをしっかり読みましょう。

 

例えば、「とにかく自由に使っていいですよ」という完全にフリーな画像もありますが、「収益を得る場合は使えません」とか「使用できるのは5枚まで」というルールがある場合があります。

ちゃんと規約を読まず間違った使用をしてしまうと規約違反、著作権侵害で怒られてしまうことになります。

 

【フリー画像】とは著作権を放棄した画像ではなく、あくまで「好きに使っていいよ」と許可してもらって使えているだけです。

「無料で使わせてもらっている」という気持ちを忘れないようにしましょう。

 

 

Google検索で表示される「フリー画像」

たまに、Googleで「フリー画像」と検索して表示される画像をダウンロードして使っている人がいます。

これはダメです!

ちゃんと、フリー画像を公開しているサイトから正式な方法でダウンロードしましょう!

 

 

他人のブログの画像は勝手に使える?

他の人のブログ記事を見ていて「この画像を自分の記事でも使いたい!」と思うときがあります。

この場合、もちろん勝手に使用することは出来ません。

ちゃんと使用許可を取りましょう!

 

なぜかというと、その画像の権利を持っているのが、そのブログ記事を書いた人だとは限らないからです。

 

もしかしたら、記事を書く時に誰かから買った、もしくは借りた画像かもしれません。

そうなってくると、そのブログ記事を書いた人ではなく、画像を撮影した人に許可を取らなければいけません。

もしもその画像が購入したものだった場合、勝手に使えば画像を盗んだと同じです。

 

ちゃんと許可を取りましょう!

 

 

ひかわ
なんか、「引用」のルールを満たせば勝手に画像を使っていいって聞いたけど?

 

著作権の世界には「引用」というものがあり、引用ルールを適切に守れば画像を勝手に使うことが出来ます。

しかし、引用ルールはそう簡単にはクリアすることはできません!

「この画像キレイだな~」くらいでは使うことは出来ません。

 

 

TwitterやInstagramの画像は使える?

 

ひかわ
TwitterやInstagramの画像をブログで使いたい場合も、やっぱり許可が必要?

 

TwitterやInstagramには「埋め込み」という機能があります。

この機能を使ってブログ記事にツイートや投稿を貼り付ければ、許可を取らずに画像をブログに使うことが出来ます。

 


このように「埋め込み」を使えば誰にも怒られません。

なぜ「埋め込み」だとOKかというと、TwitterやInstagramに投稿されたものの権利はTwitterとInstagramに帰属します。

その画像の権利はSNSの利用者(投稿者)ではなく、運営している会社が持っているわけです。

そのため、その運営(TwitterやInstagram)が公式で用意している「埋め込み」を使えば、運営が使用許可を出していることと同意になるため使用OKになります

 

 

 

ひかわ
埋め込みだと邪魔な文章とかマークがあるから、画像だけ使いたいんだけど・・・

 

「埋め込み」を使わず、画像だけを使うのはダメです!

画像だけダウンロードして記事に貼り付け、「引用:Twitter」とか書いてもダメです!

画像をダウンロードした段階でその画像の権利はTwitterを離れ、元の投稿者さんのものになっています。

ということは、画像だけで使いたい場合は投稿者さんに許可を取る必要が出てきます。

 

災害時や事件が起きた時、その現場を撮影した投稿者さんに対して、テレビ番組スタッフがTwitterのリプライで「画像使わせてもらえませんか?」とやり取りしているのがネットニュースで話題になることもあります。

そのように投稿者さんに許可を取る必要があるということです!