在宅時間が増えてYouTubeをよく見るようになった私です。
そんなYouTubeの中でも、作業をしながら「ながら見」できるVtuberの長時間配信をよく見るようになりました。
というわけで、今回はVtuberの配信でよく見聞きする「鳩」について書いていきたいと思います。
Vtuberの配信で見る「鳩」ってなに?
Vtuberの配信の概要欄にはよく「鳩行為は禁止です」と書かれています。
この【鳩行為】とは、配信しているVtuberに対して視聴者がコメントで「○○○○さんが○○○○って言ってたよ!」のように別の配信者の話題を出すことを言います。
伝書鳩のようにメッセージを届けることから「鳩」と呼ばれるようになりました。
Vtuberの世界ではもちろん、ゲーム配信者や生配信をしているYouTuberも同様に「鳩行為は禁止」と言っていることが多いです。
また、Vtuberの配信をよく見ている視聴者にとっては鳩行為がダメなことというのは当たり前のルールとして浸透しています。
最近では視聴者がやってはいけない行動ランキングの上位に「鳩行為」が上げられるくらいになってきています。
鳩行為はダメなことで、Vtuber本人はもちろん視聴者からも嫌われる行為です。
具体的な「鳩行為」
各所で「鳩行為はダメ!」と言われていますが、それでも鳩行為をしてしまう人が続出しています。
Vtuberの配信を見始めてまだ数ヶ月しか経っていない、という方が知らずに鳩行為をしてしまうのはわかります。
しかし、長年の視聴者でも「えっ?これって鳩行為になるの?」と自覚していない人が多いです。
というわけで、いくつか鳩行為の具体例を紹介します。
まったく話題になっていないのに名前を出す
雑談中でもゲーム配信中でも、どんな場面でも急に他の人の名前を出すのは鳩行為です。
見ているVtuberさんが今日食べたご飯の話をしているときに「○○○さんは今日ハンバーガー食べたらしいよ」とコメントするのは鳩です。
これが、見ているVtuberさんが「Vtuberの生活って荒れてる人多いけど、他のVtuberさんはどうなんだろう?」と言っていればいいですけど、そういう問いかけもないのに急に他の人の名前を出すのは鳩です。
ゲーム配信中の鳩行為
一番多い鳩行為はゲーム配信中によくあります。
「そこの分岐、○○○○さんは上を選んでたよ!」とか「○○○○さんは簡単にクリアしてたよ!」とコメントして、他のVtuberの情報を持ち出す鳩行為です。
こういうコメントをしてしまうと、その配信者さんは「じゃあ逆行ったほうがいいのか?」と思ってしまい、ゲームプレイの方向性が変わってきてしまいます。
配信者心理として他の人とは同じことしたくありませんからね!
宣伝目的?の鳩行為
宣伝目的なのかな?と思ってしまうような鳩行為です。
例えば、雑談配信をしているVtuberに対して「○○○○さんが明日ライブだよ?」とか「○○○○さんのグッズ買いました?」と聞くパターンです。
他のVtuberさんに対する感想や意見を強引に求めることになるので、良くないですね。
ヘルプ要請の鳩行為
その配信ではまったく話題になっていないのに、いきなり「○○○○さんが今耐久配信してて苦戦してるから助けてあげて!」というコメントをする鳩行為です。
こんなことを言われてもVtuberさんとしては「で?どうすればいいの?」と困惑しますし、まず本当に助けて欲しかったら直接連絡が来るはずです。
勝手なお世話で他のVtuberさんを巻き込むのは、そのVtuberさんの配信を邪魔するだけになるのでダメです。
大会やイベント中の鳩行為
代表的なところで言うとAPEXの大会などで「その敵、○○○○さんだよ」とか「さっき○○○○さんがそっち行ってた」とコメントするのも鳩行為の一つです。
厳密に言えば鳩行為というより「ゴースティング(ゲーム内でのカンニングのようなもの)」にあたると思います。
あとは最近話題の『スト鯖(ストリーマーサーバー)』でも他配信者の情報をコメントするのは鳩です。
「◯◯◯さんが最強武器手に入れてたよ」とか「◯◯◯さんがそのアイテム持ってたよ?」とか。
その人の配信だけでは知ることが出来ない、他の配信を見ることでしか得られない情報をコメントするのは鳩行為となるわけです。
ゲームというのは情報を自分で得る楽しさ、初めて知った時の驚きや喜び、そういうのをリアクションするのも配信の大きな見どころです。
それを鳩コメントで潰してしまうのは配信をつまらなくする行為になります。
コラボを強要するような鳩
ゲーム配信をしているときに「○○○○さんが一緒にランク行く人探してるよ?」だったり、雑談配信中に「○○さんがマイクラ一緒にやる人募集してるよ!」とコメントするのも鳩行為の一種です。
コラボを強要しているようなコメントになってしまっています。
こういう鳩コメントを書くと、スルーした場合に「○○さんの募集を無視したから仲悪いの?」とか余計な噂が立ってしまいかなり面倒なことになったりします。
「鳩」はなぜダメなの?
「鳩行為」がなぜダメなのかというと、鳩行為をされた側の配信がつまらなくなってしまうからです。
せっかく良い流れで雑談していたのに鳩コメントで流れをぶった切られると配信が変な雰囲気になります。
ゲーム配信で盛り上がっているところに鳩コメントをされたら「この人、急になにコメントしているの?」と変な雰囲気になります。
視聴者としてはVtuberさんと 1対1 の関係で配信を楽しんでいます。
それなのに、そこに別のVtuberさんの話題を持ち出されたら「えっ?今せっかく二人で楽しんでたのに、よくわからない人いるんだけど・・・」となりますよね?
これは現実世界でも同じです!
せっかく仲良し3人組で遊んでいたのに、途中であんまり親しくない4人目が急に来たときみたいな雰囲気。
その雰囲気が鳩行為で起こってしまいます。
鳩コメントでトークが盛り上がるかもしれません。
しかし、もしかしたら鳩コメントで名前が出された人とは仲の良くない二人なのかもしれません。
それなのに「○○○さんが~」と鳩コメントがきて、それで相手側へのリアクションを求められたり、コラボをしなければいけない状況になるのはかわいそうです。
人間というのは大人の事情、いろいろと複雑な交友関係というものがありますから、リスナー側が勝手に関係性を作ろうとするのは余計なお世話になります。
とにかく鳩行為はやめましょう!
良くないことに発展することの方が多いですから。
配信の世界では【鳩行為】が暗黙のルールとして禁止されています。 ある程度、ストリーマーやVtuberの配信を見ている…