最近YouTuberのオススメに「切り抜き動画」が出てくることが増えてきました。
本家の配信は見たことないけど、切り抜き動画では知っている。なんて人も多いのではないでしょうか?
そして今、その切り抜き動画を投稿する人が増えてきています!
というわけで今回は、切り抜き動画の暗黙的ルールについて紹介していきます。
切り抜き動画は24時間後にアップしないとダメ?
今一番切り抜き動画が多いジャンルは「Vtuber」でしょう。
Vtuberは基本的に生配信が行われていて、長時間配信を見る時間がない人にとって切り抜き動画は面白いポイントをサクっと見ることが出来るため需要がかなり高いです。
そんなVtuberの切り抜き動画には暗黙のルールみたいなものが存在すると噂されています。
切り抜き動画のコメント欄に「この切り抜き、配信終わってから24時間経ってないけどいいの?大丈夫?」と書かれているのを見たことがないでしょうか?
私は何度か見たことがあります。最近良く見るようになりました。
これはVtuberグループの『ぶいすぽっ!』が定めたガイドラインに書かれているルールです。
転載動画を投稿する際は、元となったライブ配信終了から、少なくとも 24 時間経過した後に投稿するようお願いいたします。
このように、『ぶいすぽっ!』所属のVtuberの配信を切り抜きする場合は配信終了から24時間経過後じゃないとアップしちゃダメとルール化されているのです。
しかし、この24時間ルールが定められているのは『ぶいすぽっ!』所属Vtuberの配信のみです。
他のVtuberは24時間ルールは定められていません。
ですので、ぶいすぽっ!所属以外のVtuberの切り抜きをする場合は、24時間経っていなくてもOKということになります。
※ 2023年9月以降、24時間から「1時間」にガイドラインが修正されました。今現在は配信終了後から1時間が経過していれば切り抜き動画を上げることができます。
なぜ配信終了から24時間後というルールができたの?
これは2021年に続発したVtuberの収益停止事件が発端になっています。
何人かの有名Vtuberの収益化が急に停止になり、どんなに配信しても1円にもならない自体になってしまったのです!
そして、この収益停止事件の犯人が「切り抜き動画」だったわけです。
上記に掲載したYouTube動画でも、実際に収益停止事件の被害者となったVtuberさんが語っていますね。
生配信終了後、生配信のアーカイブ化がされる前に切り抜き動画が上がったことにより、切り抜き動画の方が「本家」になり生配信の方が「パクり動画」になってしまったのです。
これをキッカケに「生配信のアーカイブがアップされてから切り抜き動画をあげよう!」というのが切り抜き師の間では暗黙のルール化しましたが、日々増え続ける切り抜き師・・・。
その暗黙のルールを知らない人も多くなったので、『ぶいすぽっ!』はガイドラインで24時間ルールを明文化せざるを得なかったわけです。
今でも他の事務所に所属するVtuberさんの切り抜きが生配信終了後すぐ、もしくは配信中にアップされることもあります。
そのVtuberさんの事務所のガイドラインには書かれていない24時間ルールですが、YouTubeのシステムはそんなことは知らずに収益化停止を行ってきます。
ちゃんとした切り抜き動画であれば、本家配信のアーカイブがアップされているのを確認してから切り抜き動画を上げているようです。
ですので、Vtuberさんの収益が停止するという、ある意味で業務を妨害するようなことが今後は起きないよう、切り抜きをする人たちは気をつけて欲しいと思います。