今回は、ゲームの世界大会などの公式大会で耳にするようになった「ロースターロック」について紹介します。
ロースターロックとは?
「ロースターロック」とは『大会に出場する選手登録』のことを言います。
直訳すると「ロースター(選手登録)をロック(固定)する」ということです。
日本では「ロースターロック期限」と言われることが多いです。
ゲームの大会では、大会が始まる前に出場する選手を登録し、登録された選手以外は出場できないというルールがあります。
多くの大会では数ヶ月前にロースターロック期限が設けられていて、その期限までに選手登録をしなければいけません。
ロースターロック期限が終了してから、登録していない別の選手を大会に出場させることはできないのです!
なんでロースターロックというルールがあるの?
なぜロースターロックがあるのか?という話です。
最近の大会ではロースターロック期限後に選手が体調不良になり、代わりの選手を出すことが出来ないためにチーム自体が大会に出場できないということもありました。
ロースターロックというルールは選手にとってもチームにとっても、なにもメリットがないように思えます。
しかし、ロースターロックには重要な理由があります!
それは「大会直前の移籍を防ぐこと」にあります。
もしもロースターロックが無い場合、大会直前まで選手の交代が可能になりチームを移籍する理由が生まれます。
大会直前の移籍が出来るとなると「強いチームのエース選手を金銭で獲得し、そのチームの弱体化を行える」ことになってしまいます。
大会に向けて数ヶ月練習してきたのに、その戦術の要となる選手が大会直前に引き抜かれたら大変です。
ゲームの上手さではなくお金で試合を有利に運べてしまうのです。
このような自体を防ぐためにロースターロック期限を数ヶ月前に設定し、大会直前の”マネーゲーム”が出来ないようにしているのです。