最近多いですよね、ネットの炎上ニュース。
芸能人が炎上とか、政治家の発言で炎上とかではなく「ネット上で起こったこと」での炎上です。
例えばYouTuberとかTwitterの個人アカウントとか、Vtuberの炎上も多いですね。
というわけで今回は「なんでネットの炎上ニュースが多いのか?」について書いていきたいと思います。
「炎上ネタ」は需要がある
最近になって炎上ニュースが増えたと思いがちですが、昔から「炎上ネタ」というのはあります。
学校で言うと「隣のクラスの〇〇〇〇が悪いことしていたらしいよ」みたいな、そういうウワサ話というのは昔からあります。
みんな、そういうウワサ話で話したいんですよね。
というわけで、「炎上ネタ」というのは人間の根底にある欲求を満たしてくれるものです。
絶対に無くならない話題のネタです。
人との会話のネタとして、誰かのミスを語るというのは必需品なのです。
ブログサイトが「炎上ニュース」として記事化
「炎上ネタ」というのは需要があります。
ですので、ブログサイトは「炎上ニュース」として記事に書き起こします。
それがTwitterなどのSNSで拡散され、どんどん大事になっていくわけです。
有名人の不祥事などをスクープとする週刊誌がずっとビジネスとして成り立っているのと同じで、炎上ニュースというのも今では立派なビジネスとなっています。
炎上ニュースはブログのアクセス稼ぎとしては最適です。
Google検索の予測変換で、有名人の名前を入力すると「〇〇〇〇 炎上」となるのでわかりますね。
それだけ炎上ネタというのは需要があるということです。
需要があるのでブログサイトは炎上ニュースを記事化します。
常に「炎上ネタ」が求められる世の中
炎上ニュースを取り扱うブログサイトとしては、もう炎上ネタでしか記事を書けない状況になります。
普通に記事を書いてもアクセスは稼げないので、どんどんとアクセス稼ぎが出来る炎上ネタに走っていきます。
ゆえに、些細な炎上でもブログサイトは記事化するのが現状です。
どんな些細なことでも「炎上」にさせられる世の中になる
炎上ネタでしかアクセス稼ぎが出来ないブログサイトが多くなると、記事を書くために些細な炎上すらも記事化するようになります。
「誰も傷ついていないけど失言っぽいもの」や「賛否両論なコメント」すらも炎上として記事化されます。
もう、どんなことでも炎上として取り扱ってブログサイトは記事化します。
今はYouTuber界隈、Vtuber界隈がまだ未熟だから炎上ネタが自然的に見つかりますが、今後は各々がコンプライアンスを意識するようになってくるはずです。
そうすると炎上ネタは自然発生しなくなります。
では、炎上ネタを取り扱ってきたブログサイトはどうなるのか?
もう炎上を作り出すしかなくなります。
ちょっと意見が分かれるような発言があればすぐに「炎上」、誰かが納得行かないことをすれば「炎上」」。
もうなんでもかんでも炎上ニュースとして消化されてしまいます。
今でも数件の批判コメントを拾って「炎上ニュース」としていますので、今後はどんどんそんな炎上ニュースが増えていくでしょう。
たぶん今でもあるかとは思いますが、意図的に批判コメントを書いて「炎上ニュース」としているものもあるでしょう。
これからはそれがさらに加速します。
週刊誌がハニートラップを利用して有名人の浮気ニュースを書くのと同じです。
ネット上でもハニートラップ的な、炎上トラップがどんどん増えていくはずです。
ちょっとした発言に、不正に入手したアカウントで批判コメントを書きまくればそれは炎上になりますから。
まとめ「もう楽しいインターネットは無いのかもしれない」
だいぶ抽象的に自分が今思う「炎上ニュース」について書いてみました。
どんなことでも「お金稼ぎ(ビジネス)」が根底にあるとはわかっていますが、最近のインターネットはそれが如実過ぎます。
正直言って、楽しめるエンターテインメントではなくなってきているところがあります。
自分の中で情報を取捨選択し、嫌な情報は見ないようにできると良いのですが・・・。