Vtuberの未来はリスナーのコメントで決まる?なぜチャット欄が荒れて炎上するのか?

 

自宅にいる時間が増えた結果、YouTubeでVtuberさんのゲーム実況を見るようになった私です。

というわけで今回は、そのVtuberさんの生配信を見ていて思ったことを書いていきたいと思います。

 

Vtuberの配信は「ライブ」が基本

Vtuberさんの配信と言えばライブ配信(生配信)です。

ゲーム実況や雑談配信など1時間以上の生配信が多く、テレビを見るような感覚で暇つぶしがてら見ることができます。

 

実写のYouTuberさんがテンポを上げる動画編集をしているのに対して、ゆったりと見れるのがVtuberの生配信という感じでしょうか?

今現在のYouTubeでは速いテンポで編集された10分ほどの動画と、長時間の生配信という2つの動画形式で人気が分かれていると思います。

私は速いテンポの動画編集がイマイチ好きになれないところがあったので、最近はVtuberさんの長時間ゲーム実況をBGM代わりにしてパソコン作業をしています。

 

 

私としては「ゆったりとリラックスして見たい」と思っているVtuberさんのライブ配信なのですが、最近は炎上とかそういうのがつきまとってくるようになってきています。

 

なぜそういう風潮になってきているのか?考えてみました。

 

 

リスナーからのコメントが必要な配信形式

YouTubeの生配信では、配信者さんがリスナーからのチャット欄(コメント)を見ながらゲームをしたり、雑談トークをしていきます。

基本的に配信者さんは一人でしゃべっていくので、相槌代わりだったりトークを広げていくためにリスナーからのコメントは必須です。

 

 

しかし、どうしても「嫌なコメント」だったり「イラっとするコメント」を書いてくるリスナーが現れてきてしまいます。

 

YouTubeの機能でそういうコメントを削除したり、コメントをした人自体をブロックすることも可能です。

とはいえ、そのコメントをコントロールするのも配信者さん自身ですので、なかなか削除やブロックが追いつかないこともあります。

 

さらに、どうやっても「発言前にブロックするということができない」問題があります。

YouTubeの機能では「こいつ悪いコメントしたからブロックする」という後追いでの対策しか出来ません。

事前に「こいつ悪いコメントしそうだな~?危なそうだから先にブロックしておくか」ってことができません!

 

そのため、どうしても1回は嫌なコメントがチャット欄には登場してしまいます。

 

 

Vtuberさんの生配信ではリスナーからのコメントが必須になっているが、変なコメントがどうやっても目に入ってしまうという状況にあります。

 

 

生配信ではメンタルが削られる

有名なゲーム実況者のガッチマンさんは、2012年からゲーム実況の動画をYouTubeに上げています。

そして2020年になってからはVtuberとしての活動も同時に開始し、生配信もするようになりました。

 

そのガッチマンさんはVtuberとして、生配信の難しさを語っています(上記のYouTube動画)。

 

やはり、生配信中に嫌なコメントが目に入ってしまうようで、それでじわりじわりとメンタルがやられてしまうとのことです。

リスナーとして好きな配信を見ているだけでも「うわっ、コメントは気分悪いなー」と思いますから、実際に言われている側のVtuberさんとしてはかなりのダメージがあるのでしょう。

 

もちろん単純な罵詈雑言ではなく、「〇〇〇〇しないの?」とか「〇〇〇〇すればいいじゃん」という、チョットだけイラっとするコメントも多いです。

本当に小さなストレスの積み重ねが生配信にはあるようです。

 

 

小さなストレスの積み重ねが「炎上」になる

このようにVtuberさんは生配信をするごとに小さなストレスが積み重なっています。

そしてあるとき、ちょっとしたコメントをきっかけに言い方が強くなると「炎上」として、まとめサイトやTwitterで話題になります。

 

コメントや発言での炎上は、「その瞬間だけ」の問題として勝手に議論されますけど、私としてはそれまでの積み重ねを考えなければいけないと思います

炎上のきっかけにではなく、それまでの積み重ねから原因を探していった方が良いと思うのです。

 

ストレスが積み重ねられる原因となっている普段のコメントから、いろいろと改善していかなければいけない!のです。

 

 

ライブ配信にも「放送作家」が必要になってくるのでは?

YouTubeの生配信にはコメントは必要です。

でも、嫌なコメントは配信者の目に入らないようにしなければいけません。

しかし、YouTubeのシステム上、嫌なコメントを完全にシャットアウトすることは不可能!

 

では、どうすれば配信者さんのメンタルを守ることができるのか?炎上を防ぐことができるのか?

 

 

そこで私が提案する解決策は、コメントを取捨選択してくれる放送作家をつける、です!

 

 

 

「放送作家」とは、テレビやラジオで番組の構成を考える人です。

番組制作の会議に参加してアイディアを出したり、台本を書いたりするのが主な仕事です。

 

この放送作家としての仕事の中の一つに『ラジオ番組でリスナーからのメールを選ぶ』というのがあります。

 

この仕事が私としてはYouTube生配信でのコメント欄対策にも通用するところがあると思います。

 

 

ラジオ番組にはリスナーからのメールが山のように届きます。

放送作家はこのメールの中から実際に番組で読む、面白いメールを選んでいくわけです。

 

もちろん嫌なことが書かれたメールもきます、不快にさせるメールもきます。

しかし、それは放送作家段階で除外できるのでラジオパーソナリティの目には一切入りません!

ゆえにパーソナリティさんのメンタルがやられることはないです!

 

良いメールと面白いメールばっかりしか読まなくて済むので逆にメンタルは良くなります!

 

 

このラジオでの放送作家の役割を、YouTubeの生配信でもやる人が出来れば良いのでは?と思います。

良いコメントだけを担当が選別して配信者に見せるのです。

 

人件費的に難しいのかもしれませんが、人気者のVtuberさんが辞めてしまう損失の方が大きいと思います・・・。

 

好きなVtuberさんが炎上したり、配信を休んだりしてしまうのはもう見たくありません。

放送作家的な役割がYouTube界でも一般化してきたら多くの人が幸せになれると思います!