最近「Vtuberオーディション」がネットでは話題になっています。
Vtuber事務所はもちろん、芸能事務所やレコード会社もVtuberオーディションを行っています。
テレビタレントやアイドル、歌手になるより競争率としては高いと思われます。
身近にある憧れの存在ですし、応募がしやすいというのも理由でしょう。
そうなってくると、そのオーディションを勝ち抜くためには苦労します。
というわけで今回は、Vtuberオーディションでは必須の「アピール動画」を作るときのコツ?というか意識するべきことを紹介していきます!
私は現役のフリーライター&放送作家(テレビやラジオの台本を書く人)としてオーディションの審査員側になった経験がありますので、それを元に意識すべきことを書いていきます
動画は短く!最初の10秒で惹き付けろ!
まずは自分のアピールポイントを明確にしましょう!
漠然とした「ゲームが上手い」とか「歌がうまい」ではなく、もっと細かく「任天堂のゲームが得意で、スマブラはめちゃくちゃ強い!」や「MISIAの歌が好きで歌うのも得意」と具体的にアピールポイントを設定します。
ここで一旦、オーディションの審査員側としての気持ちになりましょう。
審査員はたくさんの動画をずっと見ていきます。
最初の10秒くらいで「ん?この人、これを10分も続けるの?それは耐えられないな・・・」と思えば、審査員の性格によってはその動画を見るのをそこで止めるでしょう。
たとえ1分後に盛り上がりポイントがあっても、最初の10秒で「つまらない人」の印象を持たれてしまっては意味がありません。
その後の動画が無駄になります。
漠然としたアピールポイントで動画を作り始めてしまうと、どうしても不必要な前置きみたいなものを入れたくなってしまいます。
ですので、ダラダラと「ゲームが上手くて~、子供の時からFPSゲームをやっていてー」と動画を作り始めるのではなく、「私はスマブラが強いです!今からノーダメージで勝つところをお見せします!」といきなり動画を始める方がインパクトがあります。
アピールポイントを細かく明確にすることで、動画を作るときに自然と「これをアピールするためには、とにかくこの部分を見せればいいんだ!」と思うので動画構成がビシっと決まりやすいです。
アピール動画は「切り抜き動画」を参考にする
アピール動画を作るときには、いわゆる「切り抜き動画」のテンポ感を参考にすると良いと思います。
人気の切り抜き師の動画は、テンポ良い編集で本来はダラダラしゃべっているようなトークでもテンポ良く面白く見ることができます。
テンポが良いと動画時間が短く、インパクトも残しやすいです。
一度自分で撮ったアピール動画を見てみて、テンポの悪さを感じたのであれば切り抜き動画っぽい編集で動画にメリハリをつけることをオススメします!
そのアピールポイントはVtuberでどう活かせる?
最初に書いたアピールポイントの意識の話は、Vtuberだけではなくタレントオーディションや歌手オーディションでも使うことができるコツです。
良くない言い方をすれば汎用性がありすぎるコツです、「別にVtuberじゃなくてもいいじゃん、それ」とも言えます。
というわけで、最初に決めたアピールポイントをVtuber用にブラッシュアップする必要があります。
このVtuberとしてどう活かしていくのか?という部分はかなり難しいです。
ですが、ここを明確にしていかないと審査員に「んー、歌は上手いけどVtuberとしてどうやって人気出ていくんだろう?」と思われてしまいます。
プロ野球選手になりたかったら、野球の試合に出て成績を残してアピールしますよね?
「プロ野球選手になりたい」と言って、ただ50m走をするだけ、ただボールを遠くに投げるだけ、それだけでアピールする人はいません。
プロ野球選手になるためには、50m走がめちゃくちゃ早いことを活かして盗塁をたくさん決めたり、遠くにボールを投げられるから守備でアウトを量産してアピールするものです。
Vtuberオーディションに「ゲームが上手い」や「歌が得意」というアピールで攻め込んでいくのは、プロ野球選手で言うところの「50m走が早い」と「ボールを遠くに投げられる」でアピールしているのと同じです。
ちょっと強引にプロ野球で例えましたけど、なんとなくわかりましたでしょうか?
自分のアピールポイントがVtuberとしてどう活かすことが出来るのか?
そこを考えなければいけない意味がわかってくると、アピール動画がより良いものになるはずです。
「継続力」を見せることも重要
最近のVtuberさんは活動休止になってしまうことが多いです。
Vtuber事務所としては、所属Vtuberの活動休止というのは収益が減ってしまうことになります。
事務所は企業です、常に収益を得ていかないと倒産してしまいます。
ですので、最近はVtuber活動をちゃんと継続できる人が求められる風潮が強くなってきています。
アピール動画の中では語らなくても、概要欄や応募書類の中で継続力があるところをアピールするべきでしょう。
「ずっとスポーツをやっていた」とか「好きなゲームで6年連続大会優勝した」など、ずっと続けていることとその成果は良いアピールポイントになるはずです。