Vtuberの生配信を見ている人が多くなってきた昨今、いろんな広告にも採用されて一般層にもだいぶ認知されてきています。
そんなVtuberですが、人気になるといろいろと言われるようになってきてしまうのも当然といえば当然かもしれません。
良くないことではありますけどね。
というわけで今回は、Vtuberの周りで最近よく言われるようになった「裏遊び」について紹介していきたいと思います。
「裏遊び」ってどういう意味?
Vtuberの視聴者さんがTwitterや掲示板でよく言うようになった「裏遊び」です。
「裏遊び」とは、とても簡単に言うと “Vtuberが配信外で他のVtuberや配信者と遊ぶこと” を言います。
普通に会って遊ぶことは「オフで遊ぶ」と呼んで、「裏遊び」はオンラインゲームで遊ぶことを指すことが多いです。
中にはオフで会って遊ぶことも裏遊びと言う人がいますが、今回は「裏遊び = オンラインゲームで遊ぶこと」という意味で話を進めていきます。
「裏遊び」っていつから使われる言葉?
Vtuberに関する話題が広まるのは、たいてい「まとめサイト」がキッカケです。
まとめサイトの記事はネットニュース的な扱いをされ、人によってはメディア会社が作るちゃんとしたニュースだと思っている人も多いです。
Vtuberの配信は長時間に及ぶため、情報だけを欲しい人にとってはまとめサイトの記事は便利なんですよね。
さて、そんなまとめサイトで「裏遊び」という言葉が使われるようになったのはいつなのか?
調べてみると2020年前半、にじさんじに所属するVtuberがオフでドッジボール大会を開催したことをキッカケに使われるようになっていました。
そのときのまとめサイトを見ると「配信せずに裏で遊びやがって」的な意見が多く書き込まれています。
これが「オフでドッジボールをして炎上」として広まっていき、同時に裏遊びという言葉も広まったようです。
なぜ「裏遊び」が悪いことみたいに言われるの?
ドッジボールの件が炎上記事として取り上げられたことで「裏遊び=悪いこと」という認識が広まりました。
とはいえ、その当時から「オフで会って遊んだだけでなんで炎上?」と意見する人もいました。
しかし、「炎上記事」としてTwitterなどで広まってしまうと、群集心理と言いますか、タイトルだけ見た人は「Vtuberが配信外で遊ぶのは悪いことだ」と思ってしまうわけです。
Vtuber専門のまとめサイトだけではなく、一般の記事も取り扱うまとめサイトにまで波及して「裏遊び=悪」というのが定着してしまいました。
こうなると流れは止められず、Vtuberの生配信のコメント欄にはリスナーからの「○○○○さんは、裏遊びしてたの?」とか「裏遊びってよくするの?」みたいなコメントが届くようになります。
それに対してVtuberさんが「私は裏遊びしない」と宣言してしまい、それは “裏遊び=悪” は確定したようなものでした。
「私は悪いことはしない」って言う意味にもなっちゃいますからね。
また「裏遊び」が話題になっている?
このように、一つの事件?記事?をキッカケに裏遊びが悪いものになり、定着してしまいました。
結果として、今では配信外で他のVtuberと遊んでいることを言う人が極端に減っていました。
しかし、2022年になって再び裏遊びに関するまとめ記事が上げられるようになりました。
FPSゲームのVALORANTを配信外で遊んでいるという記事です。
まぁ、話題になっているだけで、今回は「別に配信外で遊んでなにが悪いの?」という意見の人も多いです。
「裏遊び」って悪いことなの?
Vtuberの裏遊びというのは、配信外で仲間と遊んでいただけのことです。
学生ならば放課後に友達とカラオケに行く、サラリーマンやOLならば仕事終わりに飲みに行くのと同じ。
法律違反でもなければなんでもありません。
よくVtuberはアイドル売りをしているとか言われるので、アイドル視点でも見てみましょう。
アイドルとして考えても、アイドルは他のアイドルと「裏遊び」をしていてもファンからは何も言われませんし炎上もしていません。
アイドルは友達のアイドルと遊びに行った話をトーク番組で話したりしています。
というわけで、「Vtuberの裏遊び=悪」というのはなぜか出来上がってしまった謎のルール?のようなものだと思います。
それだけVtuberという3Dの存在と現実をしっかり区別している人が多いのでしょうか?
とにかく、裏遊びは何も悪くはありません。
人間として生きている以上、プライベートな時間というのは認められるべきです。