人見知りで人付き合いが苦手だった私ですが、放送作家&フリーライターとして活動をしていく中でいろいろとコミュニケーションについて鍛えられてきたと思います。
放送作家は初対面の人と毎日のように出会い、そしてアイディアを出し合ったりして一つのモノを作り上げていく必要があります。
ですので、コミュニケーションは本当に大事で、会話で仲良くなっていくことが求められます。
というわけで今回は、コミュニケーションが下手だった私が「これを意識したらコミュニケーションがうまく取れるようになった」というポイントを紹介していきたいと思います!
日常会話に「ツッコミ」はいらない
まずは、なぜ会話がうまくいかないのか?について考えてみましょう。
漠然と「会話がうまくいかない」は言っていますが、会話がうまくいかないと思う瞬間といえば「会話が続かない」ことです。
会話が続かないから、会話がうまくいかないと思うわけですね。
ですので、会話を続けるのが重要ということになります!
では、なぜ会話が続かないのか?途切れてしまうのでしょうか?
これは実際に私が仕事の先輩(コミュニケーションの達人みたいな人)に指摘されたことなのですが・・・
どうやら私は無意識のうちに、いわゆるツッコミをしてしまっているらしいのです。
「そんなわけないじゃないですか!」や「なんでそんなことになるんですか!」と言いすぎているらしい。
ツッコミって会話の相槌にはなりますけど、そのツッコミフレーズだけで会話の主導権は常に相手側にある状態です。
要するに、自分はツッコミで「会話をしているつもり」なんですけど、結局は相手の一人喋りを聞いているだけということです。
ずっと相手にしゃべらせているわけですから相手も会話のネタが無くなってきますし、しゃべり疲れてきて会話が続かなくなってきます。
ツッコミ癖がついてしまっていると、常に相手にしゃべらせてしまっている可能性が高いです。
ツッコミをせずに会話をすると自分もしゃべることになり、自分のしゃべったことに対して相手も返答をしやすくなります。
相手にちゃんと会話の情報を与えることができるので会話が続きやすくなります。
ツッコミ癖がついていると最初はなかなか会話が難しいですが、それを乗り越えると会話がめちゃくちゃ続きます!
そして相手と仲良くなれます、友だちが増えます!
ツッコミをしない代わりに自分の好きなことや趣味についても話す時間が増えるので、そこから共通点が見つかって友達が増えるわけですね。
お笑い好きやテレビ好きの人にツッコミ癖が多いらしいです。
自分で「ツッコミ癖あるなー?」と思ったら早めに治しておきましょう!
「教えたがり」になってはいけない
ツッコミ癖を治して会話が続くようになっても「嫌な会話」をしてしまっては、逆に評価が下がってしまいます。
会話が続くことで余計に嫌われてしまったら意味がありません。
で、会話が続くのに嫌われてしまう人の特徴としてあるのが「教えたがり」です。
これは、聞いてもいないのにアレコレと情報を相手に言ってしまうことです。
自分の知っている情報を相手に教えて優越感に浸りたくなってしまう心は、人間誰でも持っているものですが、それはなるべく抑えましょう。
会話においての「教えたがり」は、それ以上の会話の広がりに期待が持てません。
情報だけを相手に教えても、その情報を元に感想を言わなければいけない、返答をしなければ相手側です。
相手は常にインタビュアーの質問に答えるプロ野球選手状態になってしまいます。
A:「この映画面白そうですね~、最近めっちゃ宣伝してる」
B:「広瀬すずが主演のやつだよね、小説が原作なんだよね」
A:「へー、そうなんだ。広瀬すずが主演だとハッピーエンドで終わる感じがあって安心して見れるから好き」
B:「でも原作の方はまだ続いてるから、今回の映画は中途半端なところで終わるんじゃない?」
A:「続編が決まってないから、今回は良い感じで終わるんじゃない?」
具体例をあげるとこのようになります。Bが教えたがりです。
一見会話が続いているように見えますけど、Bは情報だけを相手に質問形式で投げかけていて、それにAが返答する会話になってしまっています。
Aの負担が大きいですね。
というように、「教えたがり」は情報だけを相手にぶつけてしまうので、相手側への会話的負担が大きくなってしまいます。
そうすると相手は会話が疲れる、会話が楽しくないと思ってしまい良いコミュニケーションが取れません。
ですので、情報だけをぶつける「教えたがり」にならないように、情報だけではない自分の意見や感想も言うように意識しましょう!