2021年6月12日に、にじさんじ主催のAPEX大会【NIJISANJI APEX Party with DETONATOR(通称:にじPEX)】が行われました。
大会はかなりの注目度で、公式の本配信は再生回数が130万回を超えていました!
というわけで、今回は第1回大会の問題点と改善点、そして第2回大会で期待したいことを書いていきたいと思います!
大会結果
あの郡道が5位マジ!?ちゃんぽんも取れてよかったとてもとてもとても幸せ!!!!!!!!!!!!!!!!!長尾誘ってくれてありがとう(=゚ω゚)ノ!ぷらたんも指示ありがとう!!!!!!またやろね #にじPEX pic.twitter.com/L1ZtSFvOXH
— 郡道美玲🐽14日誕生日! (@g9v9g_mirei) June 12, 2021
第1回大会は、今大会を主催したことでもおなじみの勇気ちひろさん率いるチームが総合優勝を飾りました。
各マッチのチャンピオンは・・・・
2試合目:いぶうるさく
3試合目:みれたんぷらたん長尾景
4試合目:いぶうるさく
5試合目:いぶうるさく
では、Twitterなどで意見されていたことを基にして、今大会を振り返ってみましょう!
チームの強さは偏っていたのか?
まず、今大会のチーム分けは「平均ダメージ数の合計」で決められていました。
メンバー3人の【合計平均ダメージ数】が【1500以下】になるように組む必要があります。
他の大会ではランクでチーム分けをしていたため、このダメージ数でチーム分けをすることには賛否両論でした。
今までなかったチーム分けの方法だったために起きた賛否両論だったでしょう。
この賛否両論を語っていくためには本番の1日だけを見てはいけません。
チームの強さに関しては、スクリム(前日までの3日間行われた練習試合)から総合して見る必要があります。
バトロワゲームは安置というランダムに変わるエリア移動がありますから、正直言って本番1日だけの安置運で順位は大きく変わってきます。
今大会で言うと【いぶうるさく】がチャンピオンを3回取りましたが、安置運の良さでチャンピオンを取れていました。
もちろんポジションを守り切る実力もあったチームではありますが、運の良さがかなり大きかったのは事実です。
「NIJISANJI APEX Party with DETONATOR」
カスタム練習全日程を通じたデータです。#にじPEX https://t.co/hDEITh3LMn pic.twitter.com/0qJJax5bTd— 勇気 りざ🎀💙@Chihiroグミ (@ugar4l2m) June 11, 2021
スクリムのデータをいつもまとめてくださる方のツイートを見てみましょう(いつも素晴らしいデータまとめに感謝!)。
結果としては、スクリムの上位2チームが本番でも1位と2位になっています。
しかし、それ以降の順位に関しては成績が拮抗しているといえるのではないでしょうか?
スクリム~本番にかけて全13チームがチャンピオンを経験しているというのが、戦力均衡がかなりうまくいっていた証拠だと思います。
チャンピオン経験が無いチームでも、各マッチの5位以内まで入れています。
優勝した【ゆきおちまつり】は強かったといえるでしょう!
私もメンバーを見たときに「これは優勝候補だなー」というのが第一印象でした。
しかし、【ゆきおちまつり】は平均ダメージ数で言うと全20チーム中でずば抜けていたわけではありませんでした。
普段からAPEXの大会を見ている方なら誰もが「このチームは強い」と思うところですが、ダメージ数で見るとずば抜けているわけではないのです。
これはランクで見ていくとわかりますが、【ゆきおちまつり】は「競技シーンプロ」「ダイヤ」「ダイヤ」という3人の構成になります。
他のチームにも元競技シーンプロは参加していましたが、そのチームはダイヤランク以上を2人も入れることはできていませんでした。
強い人がいるチームをダメージ数で抑えられた場面も多かったのですが、逆に有利になったチームの強さが際立つことにもなってしまいました。
こういう「1チームだけ強くなってしまう現象」は、ランクでチーム分けをしていた他大会ではよく起きることです。
そうなってくると、スクリム段階で明らかに強いチームには制限を設けるとかいう話にもなってきますが。
その特別制限をやった他大会では、そのチームが本番でまったく勝てなくなってしまい、結局は賛否両論の展開になるということも起きています。
話を戻しますと、【ゆきおちまつり】のような強いチームが構成できないようにするためにはどうすればいいのか?を考えてみます。
今回の【ゆきおちまつり】は「ダメージ数では問題ない」けど「ランクだと問題ある」だったので、この両方をチーム分けに導入するのはどうでしょうか?
「平均ダメージ数」と「ランク」の両方を同時でチーム分けに制限をつけるハイブリッドパターン!
平均ダメージ数もランクも同時にクリアしないとチームを組めないということです!
強さの上限を抑えつつ各チームの強さを均衡させるルールを作るのは難しいですが、特定のチームがあーだこーだ言われないようになって欲しいです。
にじさんじ所属ライバーが少なすぎ?
今大会は「にじさんじ主催大会なのに、にじさんじ所属の人が少ない!」とよく言われていました。
60人中29人がにじさんじ所属です。
これは各配信でいろいろと話されていたことを統合すると、2つの理由が上げられます。
今大会の開催にあたって、まず参加者をにじさんじ内で募集したようです。
そこで最初に手を挙げたのが今回リーダーとなった18人でした。
また、「リーダーじゃなくても参加できるならー」と参加を表明したのが、リーダー枠ではない残りの11人ですね。
合計で29人です。
今回のスクリム(練習試合)では、他の用事で参加できない人の助っ人として急遽の参加者の募集がかけられていましたが、その助っ人に手を挙げたにじさんじライバーはいませんでした。
今大会に参加したかったにじさんじライバーさんは、本当にこの29人しかいなかったということになります。
今大会の共催でもあるプロゲーミングチームDeToNatorからも参加することが決まっていました。
ここで「プロとか上手い人と一緒にやってもなー」と思うにじさんじライバーの方もいたようで、参加へのハードルが上がってしまったとのこと。
今大会はカジュアル(気軽に参加できる大会)という触れ込みでしたが、それでも参加を躊躇してしまう人がいたのは事実のようです。
プロゲーミングチームとの共催で、気軽に参加できにくい雰囲気になっていたものと思われます。
にじさんじはカスタム権を取れないのか?
「なぜ、プロゲーミングチームのDeToNatorとの共催?」と思う方もいるかもしれませんが、これはAPEXのカスタムマッチを開催する権利の問題です。
APEXのカスタムマッチを開催できるのは、APEX側からの権利をもらっている一部のプロゲーミングチームや配信サイトのみです。
にじさんじ単独ではカスタムマッチ(大会)を開くことができません。
そういう事情があるため、カスタムマッチを開催する権利を持っているプロゲーミングチームのDeToNatorに協力を仰いだものと思われます。
たまに聞かれる「権利を買い取ればいいんじゃね?」という意見。
しかし、APEXのカスタム権というのは買い取りとかが簡単にはできないようです。
ここらへんの契約については明確に話している人はいませんが、いろいろなストリーマーさんやプロゲーマーさんの話を私なりにまとめると・・・
権利の買い取りはお金が絡む問題だから、カスタム権を持っているプロゲーミングチームや動画配信サイトが自由に売り買いできない。
こういうことだと思います。
スクリムを1週間前から行うためにカスタムマッチを多く利用する『Vtuber最協決定戦』や『CRカップ』は、プロゲーミングチームのみではなく動画配信サイトからのカスタム権を貸してもらっていると推測されます。
結果発表だけは各選手のYouTube配信を終了し、公式配信であるMildomへ視聴者を誘導する方式を取っていますからね。
お金のやりとりはないけど、視聴者を誘導して動画配信サイト側へ利益を返している。そんな感じでしょう。
このように、APEXのカスタム権はかなり契約関連が難しいようです。
ですので、にじさんじ単独で大会を開催するというのは難しいと思われます。
APEX側が「APEXを宣伝してくれるならいいよ!」と言ってくれれば可能でしょうけど・・・。
ライバーが参加しやすい大会とは?
では、現実的ににじさんじ所属ライバーさんが参加しやすい大会を開催するにはどうすればいいのか!?
これは、強い人(プロ選手やプレデター)に思いっきり制限をつけて、プラチナランクくらいの人たちと同じレベルで戦うようにすることでしょう。
強い人が弱くなれば、その強い人がいるチームに対抗するほど強いチームを作る必要がなくなります。
にじさんじ所属ライバーだけのチームを構成しても、強い人がいるチームと対等に戦える。
そういう環境を作れば、人見知りの人でも、「強い人がいるのはちょっと・・・」と思っている人も参加しやすくなります!
やはり、大会に参加するからには勝ちたいと思うのが人間です。
楽しく参加しつつ、自分たちにも勝つ可能性がある!
そう思ってもらうことで、参加希望は増えてくるのではないでしょうか?
予想通りに荒れたコメント欄
最近はオンラインFPSゲームの大会も増えてきています。
それと同時にヤバいコメントもめちゃくちゃに増えてきています!
これは水面下で起こっていた、もう一つの #にじPEX です。 pic.twitter.com/1v5nGfnsPX
— ぴろぱる🖌8日20:00爆笑 (@PIROPARU) June 12, 2021
配信者への罵詈雑言、視聴者同士でのケンカ、スパムコメント、とにかく荒れます。
これはYouTubeさん側にがんばってもらいましょう。
第2回大会への期待
第1回大会は開催前からいろいろとありましたが、終わってみれば楽しい大会でした!
練習カスタムの段階から楽しめました。
私はAPEXが好きで、そこからVtuberさんが出場するAPEXの大会を見るようになりました。
最近はガチガチすぎる「カジュアル大会」が多かったので、今回の【にじPEX】くらいの温度感の大会が好きです!
程よくガチで、程よく緩い、でもみんな本気!
第2回大会は、いろいろな人が参加して、もっと楽しく盛り上がると良いですね!
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