大人気のオンラインFPSゲームの『APEX LEGENDS』。
無料でプレイできるということで多くのプレイヤーが遊んでいますが、最近よく耳にする不具合があります。
それが「ラグくてまともにプレイ出来ない!敵がワープしたりするから弾が当たらない!」というもの。
というわけで今回は、APEXでラグくなる原因と解決方法について紹介していきます。
ラグいのは自分のせい?
まずは、APEXがラグい原因が「自分」にあるのか「APEX側」にあるのかを確認しましょう。
普段は普通にプレイできているのに、ある日急にラグくなった場合はTwitterで検索をかけます。
Twitterで「APEX ラグ」と検索して、数分以内に何十件もラグさを訴えるツイートがあればAPEX側の問題です。
ここで重要なのが「数分以内に何十件も」の部分です。
APEX側で不具合が無くてもラグさを訴える人は常にいまして、1時間以内に1~2個はラグさを訴えるツイートが普段からあります。
短時間に大量のツイートがあれば、それは確実にAPEX側で不具合があったということになります。
では、ここからは自分側になにかしらの原因がある場合について解説していきます。
Twitterで検索しても、他のプレイヤーが誰もラグさを訴えていない場合は自分の環境が悪いということになります。
PINGは高くないか?
APEXではプレイ画面の右上に現在のネット接続環境を表示することが可能です。
その表示にある「PING」をチェックしてみましょう。
このPINGは低ければ低いほど良く、逆にPINGが高いとそれだけラグさを感じることになります。
ちなみにPINGは「ネット回線の速度」ではなく「物理的な距離」で数値が変わってきます。
APEXではよく日本サーバーやら、海外サーバー(外鯖)なんてのを聞くと思います。
日本人が日本で日本サーバーにアクセスすると距離が近いですからPINGは低くなります。
逆に、日本に住む日本人が海外サーバーに行くと物理的に距離が離れているのでPINGは高くなります。
ネット速度を計測して
と言うのは間違いということです。
どんなにネット速度が早くても、物理的に距離が離れていればPINGは高くなりラグくなります。
もしも日本サーバーに接続しているはずなのにPINGが60以上ある場合は、なにかしらの不具合が自分自身に起こっていることになります。
サーバー選択を間違えていないか確認
まずはサーバー選択画面で、自分がPINGの低いサーバーに入れているのかを確認しましょう。
たまに初期接続が海外サーバーになっていたり、パーティーを組んでいたフレンドが海外サーバーを選択している場合があります。
自分自身が日本サーバーに入れているかを再確認しましょう。
全てのサーバーでPINGが高い
上図のように、全てのサーバーでPINGが高い場合があります。
これは完全に自分の自宅でのネット環境が悪いことが理由です。
自宅にあるネット機器の全てを「電源を抜き差し」して再起動させましょう。
この再起動で直る場合がほとんどです。
また、最近よくあるのが「インターネット機器が熱で不具合を起こしている」というものです。
夏の暑い日はもちろん、冬場には暖房機器の近くにインターネット機器を置いていると不具合を起こしがちです。
こういう場合は、一度インターネット機器の電源を抜いて1時間ほど放置して熱を冷ましましょう。
もしも、1時間放置後にAPEXをプレイしてみるとPINGが直っていれば、熱が原因と断定できます。
涼しい場所にインターネット機器を設置しても、APEXを数分プレイしているとPINGがどんどん上がってくる場合は買い替えが必要です。
インターネット機器は日々性能が上がってきて、熱への耐久性も高くなっています。
何年も同じインターネット機器を使っているのであれば、良いキッカケとして買い換えるのもアリでしょう。
無線LAN(Wi-Fi)を使っている場合
PINGは高くないけどAPEXがラグい場合もあります。
その原因のほとんどが、インターネットの接続方法が「無線LAN(Wi-Fi)」だということです。
PS4やSwitchでプレイしている人に多いです。
APEXは本来パソコンを想定されて作られているため、ゲームをプレイするためのデータ量が普通のPS4専用ゲームやSwitch専用ゲームよりも多いです。
それだけ質の良いインターネット環境が求められるということです。
無線LAN(Wi-Fi)は家電製品などの障害物や壁を挟んだりするため、どうしてもデータ通信が途切れがちです。
ハッキリ言えば、オンラインゲームにWi-Fiは適していません。
さらに、最近のAPEXはアップデートが繰り返され、必要とされるデータ量も増えてきています。
こういう場合は、以前はギリギリセーフの状態でプレイできていたものが、アップデートによりギリギリアウトになったということです。
Wi-Fiではなく有線接続にしましょう。
一部のネット会社は相性が悪いらしい
有線接続にしても状況が改善されないプレイヤーもいます。
その場合は、そもそものネット回線が良くないです。
「○○光」という名前がついた、質の良い光回線のインターネットを導入しましょう。
「Softbank air」や「○○○○ WiFi」のような、根本が無線状態のネット回線は良くないです。
また、昔からプレイヤーの間で囁かれているウワサとして「ケーブルテレビのインターネット」と「BIGLOBE」はAPEXと相性が良くないと言われています。
急にPINGが跳ね上がるという事例が多く挙げられています。
特にBIGLOBEは、日本サーバーを選択していてもなぜか海外サーバーへ勝手に入ってしまうためどうしてもPINGが上がるという現象も起きています。
いろいろと確認してみて不具合が見つからない場合は、自分の契約していているネット回線自体を疑ってみると良いかもしれません。
2021年の夏以降に調子が悪くなった?
2021年の夏頃から、APEXに限らずあらゆるゲームで「ラグくなった」という不具合を訴える人が多くなっています。
これはもはやゲームの問題ではなく、ネットそのものが原因と言えると思います。
やはり、コロナの影響で自宅にネット回線を引く人が増え、それによりインターネットで渋滞が起きてしまいラグに発展してしまっている可能性が高いです。
こういう場合はインターネット回線そのものを変えるというより「プロバイダーを変える」とラグさが解消されることも多いとのこと。
時間と費用に余裕があるのであればプロバイダーの変更も視野に入れてみるのもアリでしょう。
「NURO光」でAPEXがラグい?
オンラインゲームをやるためのネット回線として有名なのが「NURO光」です。
しかし、最近はそのNUROが人気になりすぎてしまっている感があります。
NUROは利用している人が少なく、それでいて回線速度が速いことが長所でした。
利用者が少ないからこそ回線を自分で独占できていたわけです。
コロナの影響で在宅時間が増え、オンラインゲームをやる人も増えた結果、NUROを導入する人がうなぎのぼりで増えていきました。
それと同時にNUROの長所である「回線を自分で独り占めできる」という部分が薄れてきてしまっています。
実際にAPEXではseason11のアップデートが行われたときに、NUROユーザーが一気にアップデートデータをダウンロードした結果、NUROの回線が大幅に遅れるという不具合が起きています。
それだけNUROを使ってAPEXをやっている人が多いということです。
結果として、最近のNUROはラグさを感じる人が多くなっています。
とくに近所にNUROを使っている人が多いような都心部だと、そのラグさが顕著に出始めてきています。
一部のプロゲーマーや有名ストリーマーは、NUROだけではなく光回線も併用して利用している人もいます。
「NUROだから大丈夫」と思い込まず、ラグさの原因を探っていきましょう。
2022年からネット回線由来での不具合が多発?
2021年の後半から「一部のネット回線だけ」APEXがエラー落ちしたり、PINGが乱高下するという症状が出るようになっています。
APEXだけではなく他のオンラインゲームでも同様の症状が上がっています。
これはネット機器(ルーターやONU)の再起動で直る場合が多いです。
ネット機器の電源を切って5分ほど放置し、それから電源を入れ直すと良いようです。
また、ノートパソコンだと設定からインターネットのON/OFFを繰り返して直るという報告も上がっています。
コロナウイルスの影響で在宅時間が増え、インターネット回線の利用度が上がってからこういう不具合が多くなっています。
APEXだけの問題と考えず、他の要因も考える必要があります。