日本だけ?いえいえ、世界中でまだまだ人気の『APEX LEGENDS』。
最近は自宅で生活する時間も多くなり、そのプレイ人口はどんどん増えていっています。
プレイ人口の増加に伴い、APEXがまともにプレイできないという不具合を訴えている人も目につくようになってきました。
というわけで今回は、「APEXで動きがもっさりする!ネット速度は速いのに、なんで動きが遅いの?」という場合の改善策を紹介します。
APEXではネット速度は関係ない?
よく上記の画像のようなインターネット速度計測サイトのデータを持ってきて「私のネット回線は良いはずなのに、APEXでは動きが遅い!」と訴える人が多いです。
Googleで「インターネット 速度 計測」とかで検索すると出てくるサイトですね。
しかし、インターネット計測サイトのデータはアテにはなりません。
では、なぜ「APEXで動きがもっさりする」という不具合に対してインターネット計測サイトの回線速度がアテにならないのか?
まず、APEXなどのオンラインFPSゲームをする場合において「ネット速度」はそこまで重要ではないです。
日本という国に住んでいる以上、どのようなネット回線も最低限のネット速度はあります。
スマホやポケットWi-Fiなどで速度制限がかかっている場合は別ですが・・・。
PINGってそんなに重要?
PINGはインターネット回線の安定性を示した数値となります。
どんなにネット速度が早くても、このPINGだけが異常に高い場合があります。
そういうときにAPEXなどのオンラインゲームでは動きがカクカクしたりもっさりします。
PINGが高いと、他には「弾抜け」や「敵の瞬間移動」という問題も起きやすくなります。
なぜネット速度は速いのにPINGが悪いということが起きるのか?
ネット速度を車に例えると「平均時速」ということになります。
100km先にある目的地に走っていくときに、高速道路に乗って100キロの速度で走ったり、途中でご飯を食べるためにサービスエリアに立ち寄ったり、一般道を40キロで走ったり、観光名所での休憩を挟んだりしながらも最終的に「平均で時速60キロ」で走ったのであれば時速60キロです。
この場合、ご飯を食べたり休憩しているときには車が止まっているので時速は0キロですが、高速道路に乗って早く走っている100キロのときもあるので平均は60キロになります。
で、この平均時速を車で例えたのを、もう一度ネット速度に置き換え直します。
置き換えて考えると、時速0キロ(休んでいた時間)はネット速度も0ということになります。
どんなにネット速度は良くても、まったくネット通信が行われていない時間が存在するということになります。
インターネットが安定せずPINGが高い状態だと、ネット通信が行われていない時間が存在し、その間のデータが欠落します。
このネット通信が行われていない時間に射撃した弾、自分が動いた距離、敵が動いた距離、あらゆるデータが欠落します。
すると、そのときに動いた距離が行方不明になり「カクカク」し、敵が動いた距離がわからなくなり「もっさり」や「弾抜け」の発生に繋がります。
ですので、PINGというインターネットの安定性は重要になってきます。
また車に例えると、PINGが低くて安定していると、車は休憩を一切せずに道路をずっと60キロの一定速度で走るということです。
ずっと60キロで走るため、0キロ(停止)する瞬間はありません。
データの欠落は起きません!
PINGは上記画像のサイト「みんなのネット回線速度(https://minsoku.net/stb_check)」で計測することが可能です。
ここでPINGが30以上を超えてくると、とても安定性がないということになってきます。
PINGが高くなる原因
では、なぜPINGが高くなるのか?
その原因と対策方法について紹介していきます。
もちろん「東京サーバー」に入っていることが前提の話です!
まずは「有線接続」にしましょう
PS4やSwitchでプレイしている人は、APEXを無線接続(Wi-Fi)で行っている人も多いはずです。
しかし、無線接続は安定性に欠けます。
無線接続から有線接続に変更したら直った!という人がとても多いです。
有線接続をするためのLANケーブルは1000円くらいで購入できます。
PINGが高いことの原因を探すためには、まずは「無線接続が原因?」という可能性を排除しなければ先に進めません。
LANケーブルはかなり長いものも売っていますから、とにかくLANケーブルで有線接続を試してみてください。
インターネット機器の故障
有線接続にしてもPINGが高いのが直らない、というのが確認できればやっと先へ進むことが出来ます。
インターネット機器の不具合の可能性を疑ってみましょう。
まずはインターネット機器、全てを再起動してください。
電源を抜いて、数分放置後、電源を入れ直しての再起動です。
この再起動で直る場合も多いです。
それでも直らない場合はインターネット機器の設置場所を確認してください。
インターネット機器が直射日光に当てられて熱々になっていたり、他の家電や暖房機器の近くに設置してあるがゆえに熱々になっている場合があります。
機器が熱すぎると熱暴走状態で不具合が起きることが多々あります。
実際に触ってみて熱さを感じる場合、設置場所を変えたり、少し冷ましてから電源をつなぎ直してみてください。
インターネット機器の設置場所をどれだけ工夫してもすぐに熱くなる!という場合。
この場合はインターネット機器の故障、もしくは古くて劣化している可能性が高いです。
購入から数年以上経過しているのであれば、今後のためにも思い切って買い換えるのもアリです!
使用端末の故障
インターネット機器に異常が見られない場合は、パソコンやPS4というゲーム機器本体の故障が考えられます。
とはいえ、その故障原因を探すのはとてもむずかしいです・・・。
素人感覚で簡単にできる確認方法としては「掃除」と「線のつなぎ直し」があります。
本体の掃除をしばらくしていない場合は、エアダスターなどを使い内部のホコリを除去しましょう。
水気のない屋外でやると良いです。
1年以上なにもしていないパソコンとPS4は、けっこうホコリ溜まっています。
また、掃除と同時に線のつなぎ直しもしてみましょう。
外部からつながっている線、内部部品の線、全てを一回抜いてすぐに差し直しです。
この線のつなぎ直しの時に、接続部分がサビているかな?と感じた場合は接点復活剤を塗ってみましょう。
接触が悪い箇所は接点復活剤で劇的に良くなります。
この接点復活剤をサビていないUSBの端子部分に塗ると、スマホの充電が早くなったりします。
それだけ意外と接続部分というのは劣化が起きているということです。
契約しているネット回線の問題
インターネット機器、ゲーム機本体を見直したけど、どうしてもPINGが高い!
もうそうなってくると、インターネット回線そのものの原因ということになります。
ポケットWi-FiやSoftbank airを使っている。
これらは「元々が無線」ですから、その機器から有線接続しても意味はありません。
光回線などの固定回線に切り替えてください。
集合住宅共有のインターネットだから、他の住民がインターネットを使うとPINGが高くなる。
契約しているネット回線があまり良くなくて、近隣住民が在宅している時間だけPINGが高くなる。
これらが原因の場合は、もはやどうしようもありません。
「NURO光」という、一軒一軒別回線でネットを引けるため、近隣住民さんの影響を受けないネット回線を導入するしか方法はないと言っていいでしょう。
契約しているプロバイダーが原因?
光回線を使っていても、一部プロバイダー(BIGLOBEなど)ではAPEXだけPINGが高くなるという現象が起きている模様です。
一部プロバイダーはサーバー接続先がコロコロ変わるようで、そのときにAPEXでは海外サーバーに飛ばされたりすることもあるとのこと。
自分の契約しているプロバイダー名でいろいろ検索して、自分と同じ状況の人がいないかを確認してください。
もしも検索して同じような人がいた場合は、別プロバイダーに乗り換えるというのもアリでしょう。